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公開年月日:2016年06月30日

偽造クレジットカードによる18億円不正引き出し事件の犯人の一部を逮捕

大量のお札

当初14億円以上と報じられていた不正引き出し事件ですが、その後の調べで被害総額は18億円を超えていることが明らかになりました。

お金の引き出し役(出し子)を担った犯人達が一部で逮捕され、事件の状況が明らかになりつつあります。

 

全国17都府県のコンビニエンスストアの現金自動受払機(ATM)で偽造クレジットカードにより総額約18億6000万円が不正に引き出された事件で、神奈川県警国際捜査課などは11日、いずれも引き出し役(出し子)とみられる同県藤沢市円行2、通信機器販売会社社長、辻村賢司(29)と横浜市戸塚区上柏尾町、無職、佐久間宇宏(30)の両容疑者を窃盗容疑で逮捕した。

 

引用元:ATM不正引き出し:窃盗容疑で2人逮捕…報道見て出頭 – 毎日新聞  

大型犯罪の末端を担う出し子

引用元の記事によると、出し子となった2人は報道で事件のことを知って怖くなって出頭したとのこと。1,000万円引き出せば、50万円がもらえるという条件だったそうです。

1,000万円が引き出せるカードをもらいながら、50万円の報酬のために生真面目に残りの950万円を黒幕に渡したということでしょうか。外国人犯罪者なら全額もらってサヨナラしそうですが、このあたりが日本人の生真面目なところなのかなと思ったりします。

お金を横領した場合の報復が怖いと考えたのか、小遣いと考えれば50万円で充分と思ったのかは定かではありませんが、そこまでお金に困っていなかったということでしょうね。そもそも怖くなって自首したわけですし。

しかしATMでお金を引き出すだけで50万円ですよ。こんなに簡単なアルバイト?は他にはありませんよね。

残念なのは出頭した犯人がその異常性に気付いていないことです。きっと多くの人達がそうやってこの事件に関わってしまったのでしょう。

ネットの闇は深い

出し子といえば、すぐに思い出されるのは「オレオレ詐欺」です。この犯罪でもアルバイト感覚で学生や一般人達がお金の受け渡しに関わっていることがあります。

騙される方が悪いといえばそれまでですが、出し子にされる人達はあまり悪気がなさそうな場合もあります。軽い気持ちで関わってしまっており、老人から騙し取ったお金の授受に関わっている意識などはなさそうです。

恐るべしはインターネットの闇です。闇系のウェブサイトでは、このような詐欺事件だけでなく、殺人の依頼までもが行われており、実際に明るみに出た犯罪もありましたね。

闇系のウェブサイトは見たことがありませんし、怖くて見る気にもなりませんが、インターネットさえあれば基本的には誰でも閲覧できてしまいます。誰もが心の隙を突かれて犯罪者になってしまう可能性があるといえます。

インターネットは多くの人達にとって欠かせないものになっていますが、便利さの一方でこのような暗い側面を合わせ持っています。はまらないように注意しないといけませんね。

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