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ブランドの謎に迫る

更新年月日:2012年07月01日

クレジットカードのブランドとは何か?

クレジットカードには、カード発行会社とは意味の異なる“ブランド”が存在します。一般的にクレジットカードでブランドといえば、世界5大ブランドと呼ばれているVISA、MasterCard、JCB、AMEX、ダイナースを指します。これらは世界中で利用できる国際ブランドです。

一方、日本だけで利用できる国内ブランドも存在します。NICOS、SAISON、OMC、UC、楽天などがそれにあたります。

分かりにくいのが、カード発行会社とブランドとの違いです。ここでは国際ブランドと国内ブランドを絡めた一例を挙げてご説明します。国際ブランドについては、フランチャイズ展開だけのブランドがあるなど、仕組みが特殊です。詳しくは『5大国際ブランドを徹底比較』のページをご覧ください。

国際ブランドのJCBは、株式会社ジェーシービーというカード会社の“ブランド=商品”です。自社でJCBブランドを付けたプロパーカードを発行したり、別のカード会社にJCBブランドを付与したりします。

その提携カード会社の中には、自社ブランドを持つカード会社が多数あります。例えば三菱UFJニコス株式会社は、MUFJ、NICOS、DCなど複数の国内ブランドを持っています。発行会社は三菱UFJニコス株式会社で、国内ブランドは自社のNICOSを採用し、国際ブランドには株式会社ジェーシービーからJCBを採択して、2ブランドを併用したカードが完成する、という仕組みです。

なぜ、このように提携してまで国際ブランドと国内ブランドを付ける必要があるのでしょうか?その理由は、それぞれのブランド独自の役割にあります。

国際ブランドの役割

国際ブランドは、歴史が古くて体力のある会社が作り上げた商品です。そのため、世界中にネットワークを構築し、スムーズなカード決済のシステム作りに取り組み続けてきました。その結果、為替レートに迅速に対応できる、精度の高い決済をおこなっています。

それが世界中での買い物を可能にしているため、国際ブランドがあるのとないのとではカードの価値が大きく変わります。国内ブランドでは不可能な世界中での決済と付加価値による顧客獲得を期待して、カード発行会社は国際ブランドと提携するのです。

国内ブランドの役割

国内ブランドは、業種によって大きく3つに分けられます。信販系、銀行系、流通系、この3系列の国内ブランドが、日本で発行されるカードのおよそ9割を占めているといわれています。

なんといっても、国内ブランドは発行会社の業種にちなんで、独自のルートで加盟店を開拓できるのが強みです。また、自社のサービスの利用向上を兼ねたポイント制度などに力を入れており、顧客がカード加入を検討する際の重要なポイントになっています。

国際ブランドはマクロな顧客開拓が苦手なため、加盟店が多くて顧客に人気のサービスを提供している国内ブランドと提携したいというのは、明白の理でしょう。

国際ブランド付与会社の収益は?

クレジットカードに2つのブランドが書かれていたら、お金は一体どのように配分されているのか、不思議になりませんか?更にカード発行会社が介在するのであれば、ブランド付与会社の取り分はどうなっているのでしょうか?

ご心配なく、国際ブランドはカード発行会社からブランド付与料を徴収して、それを主な収益としています。一般的には各ブランドへの加入料と、カード会員1名あたりの利用料を徴収しています。発行枚数を公開していないブランドもあるので、世界中のカード枚数がいくらなのかは知り得ませんが、各ブランドとも相当な収益があるのは間違いなさそうです。

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