ビューカードの機能・サービスとラインナップ
更新年月日:2014年03月16日
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の子会社である、株式会社ビューカードが発行するクレジットカード。1992年10月にJR東日本のクレジットカード部門として発足し、翌年から主力となるビューカードが誕生。その後、電子マネーの普及に伴い、交通系電子マネーSuicaを搭載したカードを発行。JR東日本ユーザーを中心に人気の高いお得なカードだ。
よりお得にSuicaが使えるビューカード
ビューカードはたくさんのカードを発行しているが、ほとんどのカードに共通している魅力は、Suicaが搭載されていること。JR東日本はもちろん、関西、名古屋、九州など全国の主要エリアの電子マネーと相互利用できるSuicaは、日本中の電車やコンビニで使える利便性の高いICカードだ。
ビューカードは、今や日常生活に欠かせないSuicaがより便利でお得に使えるので、多くの人に高い支持を得ているクレジットカードだ。
ビューカードのラインナップは、株式会社ビューカードが発行するプロパーカードの他、ANAやイオンなど他社と発行しているカードもある。他社提携カードは「Typeⅱ(タイプツー」と呼ばれ、ビューカード発行のカードとは若干、機能やサービスの内容が異なる。
- プロパーカード:「ビュー・スイカ」カードなど、株式会社ビューカードが発行するカード。
- Typeⅱカード:株式会社ビューカードと提携したカード会社が発行しているカード。一部利用できないビューカードのサービスがある。
このページでは、プロパーカード=株式会社ビューカードが発行するカードの機能やサービスを中心に、その魅力を紹介しよう。
ビューカードの魅力
Suica定期券とクレジットカードが一体に
クレジットカードとSuica定期券が1枚に。財布の中もスッキリコンパクトにすることができる。Suicaも搭載されているので、定期券で乗車して区間外へ乗り越した場合も、改札にタッチするだけで自動精算&改札を楽々通過できる。改札で止められたり、精算機に並ぶ必要がない。
精算機での入金一切不要。Suicaオートチャージ機能搭載
ビューカード入会後、事前に設定することで、Suicaの残高が設定した金額以下になった場合に改札で自動的にチャージされる「オートチャージ機能」を搭載。
Suicaのオートチャージに対応しているのはビューカードだけだ。多くの人が、残高が足りていなくて入退場時に改札で止められた経験があるだろう。ビューカードを使えば、面倒な足止めを食らうこともなくなるのだ。
定期券購入&Suicaチャージはポイント還元率1.5%
ビューカードでのショッピング1,000円につき、株式会社ビューカードのポイントプログラム「JRE POINT」が5ポイントが貯まる。集めたJRE POINTは、1ポイントを1円としてSuicaにチャージできる。
JR東日本の切符、定期券の購入、Suicaへのチャージ、びゅう国内旅行商品など「VIEWプラスの対象商品」の購入は1,000円で15ポイントが貯まり、ポイント還元率は1.5%に跳ね上がる。
JR東日本の利用者なら、日常生活で必ず使う電車運賃や定期券の代金でポイントがたくさん貯められるのだ。
国内&海外旅行傷害保険が付帯
ビューカードには、国内外の旅行中に怪我や病気になった場合にかかる治療費や入院費用を負担してくれる「旅行傷害保険」が付帯されている。(一部カードを除く)
国内旅行は、切符やツアーをビューカードで購入すると、改札を入ってから出るまでの間の事故やトラブルによる負傷に対する入院費などが補償される。
海外旅行の場合は、出発から帰国までの間の怪我や病気の治療費の負担や、死亡した場合に補償金が支給される。
カードごとに補償の限度額や条件があるが、手軽に旅行保険が利用できるので短期旅行の際に重宝できそうだ。
ビューカードの賢い使い方
公共料金や高速道路料金の支払いでポイントを貯める
ビューカードは、電気・水道・ガスなどの公共料金やドコモ・ソフトバンク・AUなどの携帯電話料金の支払でも1,000円につき2ポイントが貯まる。
また、ETCカードを発行できるので高速道路の利用でも同じくポイントが貯められる。
日常生活で必要な出費にビューカードを使えば、自然とたくさんポイントが貯められるだろう。
モバイルSuicaは年会費無料&便利なサービスが満載
「モバイルSuica」は、Suicaのおサイフケータイサービス。携帯電話で改札がタッチ&ゴーできたり、買物ができる他、携帯画面から定期券やグリーン車の購入やチャージ履歴の確認もできる。
無料で使えて携帯で気軽に操作ができるので、おサイフケータイを持っている人は活用してみよう。
おすすめのビューカードをピックアップ
ビューカードはたくさんの種類のクレジットカードを発行しているが、おすすめのカードはどれだろうか?クレ達的には、一番おすすめしたいのがポイント高還元の「ビックカメラSuicaカード」。ただし、JALユーザーなら「JALカードSuica」、ANAユーザーなら「ANAVISA Suicaカード」がおすすめだ。
ここから、それぞれのクレジットカードの特徴を紹介しよう。
ポイント高還元で大人気のビックカメラSuicaカード
JR東日本とビックカメラを使うなら迷わずおすすめしたのが「ビックカメラSuicaカード」
ふだんのショッピングで、ビューカードのポイントプログラム「JRE POINT」とビックカメラの「ビックポイント」が同時に貯まる。「JRE POINT」が1,000円につき5ポイント、「ビックポイント」が1,000円につき5ポイント、還元率は合わせて1%と高還元だ。
もちろん、JR東日本での切符や定期購入、Suicaへのチャージでは、ビックポイントは付与されないが、JRE POINTが1,000円につき15ポイント(還元率1.5%)も貯まる。
ビックカメラでの買物では、利用額の10%分のポイントが貯まる。他のクレジットカードでは8%分のポイントしかもらえないので、ビックカメラSuicaカードの方が断然お得!
JALマイルを貯めるならJALカードSuica
ビューカードにJALカードの機能が組み込まれた、Suica&JALユーザー必見のクレジットカードが「JALカード Suica」だ。
普段のショッピングで200円につき1マイルが、年会費3,300円(税込)のショッピングマイルプレミアムに加入すれば100円で1マイルが貯まる。
さらに、SuicaへのチャージやJR東日本の定期券購入でもJALマイルが貯まるのはJALカードSuicaだけだ。
たくさんの種類のJALカードが発行されているが、日常生活でSuicaやJR東日本の定期券の利用額が多いJALユーザーなら最もマイルが貯められるクレジットカードだろう。
ANAマイルを貯めるならANAVISA Suicaカード
ANAユーザーなら、ANAカードとビューカードがひとつになった、三井住友カードが発行する「ANAVISA Suicaカード」がおすすめだ。
SuicaへのチャージやJR東日本の定期券購入でANAマイルが貯まる唯一のANAカードだ。
年会費は通常2,200円(税込)だが、三井住友カードのリボ払いサービス「マイ・ペイすリボ」に登録すれば、初年度無料、2年目以降は826円(税込)に割引されるのも嬉しいサービスだ。
※2021年2月以降の年会費から、「年1回以上のカード利用」→「年1回以上のリボ払い手数料支払い」に条件が変更。