ポイント高還元のおすすめカードを徹底調査
更新年月日:2017年08月31日
クレジットカードを利用する醍醐味は何といってもポイントプログラム。カードのご利用に応じて貯まったポイントはギフトカードや提携ポイントなど好きなアイテムに交換できる。このページでは、たくさんポイントの貯まる「ポイント高還元」のおすすめカードを紹介しよう。
最強のポイント高還元カードランキング
ライフスタイルに合わせた賢いカード選びをしよう
カードによってポイントの中身は変わる
クレジットカードの大きな魅力は、カードの利用に応じてポイントが貯まること。貯めたポイントを好きなアイテムに交換できる、そんなお得を実感するためには目的やライフスタイルに応じたカード選びが大切だ。
ポイントプログラムはカード会社やカードによって内容はバラバラ。例えば、貯めたポイントでギフトカードや航空会社のマイレージと交換できるカードもあれば、キャッシュバックに限られたカードもある。一言にポイントといっても、本当に求めているサービスなのかしっかり確認しなければいけない。
カード選びの要点は「交換アイテム」と「還元率」
カード選びで重要なのは「交換できるアイテム」と「還元率(=利用額に対してどれだけリターンがあるか)」の2点。
交換アイテムは、自分がほしいものと交換できるかという点に限る。「何がほしいかなんて今の時点ではわからない」という人は、キャッシュバックやギフトカード等、汎用的なアイテムと交換できるカードに申込んでおくのが無難だろう。
還元率とは、「カードの利用金額に対して何%分のポイントが還元されるか」を示す割合のこと。言葉の意味はややこしいが、単純にこの割合が高ければ高いほどお得なカードであることを示す。
注意したいのは還元率は交換アイテムによって変動すること。特にデパートやスーパーの提携カードはこの特徴が顕著で、自社の商品券に交換した場合は還元率が高く、一方で他のアイテムに交換した場合は還元率が低いことが多い。
「ポイント還元率最高○○%!」という宣伝を見てカードに入会してみたら、あなたに使い道のない商品券と交換した場合の還元率で、使う機会もなく使用期限が切れて意味なし、ということもありえるので注意。
ポイント還元率が高いに越したことはないが、単純に数字だけで比較するのはおすすめしない。あなたが欲しい商品と交換した場合、還元率がいくらになるのかまで、しっかり確認すべき。
クレジットカードは「万能タイプ」と「利用場所特化タイプ」の複数枚持ちがおすすめ
ポイント還元率が高いクレジットカードを選ぶ際に気をつけたいのは、「万能タイプ」と「利用場所特化タイプ」の2種類があること。
- 「万能タイプ」:どこでカードを利用しても、一般的なカードよりも還元率が高い
- 「利用場所特化タイプ」:特定の場所やお店でのご利用で、万能タイプよりも還元率が高い
「万能タイプ」は、使う場所によらず、どこでも還元率が高いクレジットカードのこと。一般的なクレジットカードの還元率が0.5%なので、いつでもどこでも1.0%以上貯まるなら立派な万能タイプと言えるだろう。
一方の「利用場所特化タイプ」は、カード毎に決められた特定の店舗で、万能タイプよりも還元率が高くなるクレジットカードのこと。特に百貨店のクレジットカードでは、対象の百貨店で買い物すると、還元率が10%に到達することも珍しくない。しかし、逆に特定の場所以外で使った場合は平凡な還元率になってしまうものがほとんどだ。
一般的な傾向として、クレジットカードの利用が広範囲にわたる人なら、どこでもお得な「万能タイプ」を1枚、そしてよく使う百貨店、スーパー、交通機関の「利用場所特化タイプ」のカードを複数枚持って使い分けているケースが目立つ。特定の利用場所がないなら「万能タイプ」だけを持てば良いし、使う場所が決まっているなら「利用場所特化タイプ」を選べば良い。
また、複数枚持ちするなら年会費にも要注意。たくさん持ち過ぎて年会費がかかってお得じゃない、、ということにならないように。
「万能タイプ」のおすすめ高還元クレジットカード3枚
還元率1.3%以上!自動キャッシュバックが便利なP-one Wizカード
まずはいつでも還元率1.3%以上と、一般的なカードの2倍以上の還元率を誇るP-one Wizカード。
最大の特徴は、カード決済額が自動的に1%割引で請求されること。例えば1万円の商品を購入した場合、実際に請求されるのは9,900円となる。自動的に値引きになるためポイントの使い忘れがないことも大きなメリット。
これに加えて、1,000円の支払いにつき1ポイントが貯まり、1ポイント→3円のレートで金券や提携ポイント、現金振り込みキャッシュバックと交換できる。また、Tポイントに交換する場合は1ポイント→5ポイントのレートになる。ポイント交換の還元率は通常0.3%で、Tポイントに交換した場合のみ0.5%となる。1%割引特典とポイント還元を合計すると、還元率は1.3%、最大で1.5%だ。どこで使っても常に1.3%以上の還元率を誇るカードはなかなか見つからないだろう。
以上の通り、P-one Wizカードは「交換アイテム」と「還元率」のどちらの点でも優れていると言える。更にP-one Wizカードの年会費は永年無料なので、コスト面でも優れている。
1つだけ苦言を呈すると、支払い方法がデフォルトでリボ払いになる点が気になる。リボ払いを利用すると、毎月の支払い金額が一定になる代わりに利息が発生してしまう。リボ払いについて詳しく知っておかないと、お得どころか利息が膨らんで損してしまう恐れもある。リボ払いを避けるためには、カード入会後に会員専用ページから支払い方法を「全額コース」に変更すること。これによって一括払いでカードを利用できる。
還元率1.25%で、特典の豊富さも魅力的なREXカード
REXカードもいつでも還元率1.25%以上を誇る高還元カードだ。単純に還元率を比較すると前述のP-one Wizカードに若干劣るが、ポイント還元率以外の特典も豊富な点が魅力だ。
まずポイントについて説明する。カード決済で2,000円ごとに25ポイントが貯まる。2,500ポイント貯まると、2,500円分としてキャッシュバックでき、月間のカード利用額から2,500円が割り引かれる。つまり、2,000円のカード利用で25円分のポイントが貯まるため、還元率は前述の通り1.25%となる。
また、価格.comにて「価格.com安心支払いサービス」を利用すると、ポイント還元率が1.5%にアップするという「利用場所特化タイプ」としての特徴もある。
年会費は永年無料であり、支払い方法も最初から一括払いで設定されているので、初心者にも使いやすいカードと言えるだろう。更に海外旅行保険、国内旅行保険が付帯条件自動で付帯している。例えばカードに入会しておくだけで、海外の病院で治療を受けた際に治療費を補償してくれるため、非常に心強い。
更に、ETCカードの無料発行や全国23万件のテーマパークや飲食店でカードを提示すると、割引などの優待を受けられる「J’s コンシェル」というサービスが使える、などのメリットもある。これらの特典にも魅力を感じるのであれば、REXカードに入会するのもおすすめだ。
還元率1.2%!電子マネーチャージでもポイントが貯まるリクルートカード
「万能タイプ」カードの最後を飾るのは、還元率いつでも1.2%のリクルートカードだ。これまでの2枚と比較すると還元率は少しだけ劣るが、電子マネーへのチャージでもポイントが貯まるため、ポイントの獲得機会が多い。電子マネーユーザーに検討してほしいカードだ。
入会したブランドによってチャージでポイントが貯まる電子マネーは異なる。VISA、マスターカードブランドに申し込んだ場合、楽天Edy、nanaco、モバイルSuica、スマートICOCAへのチャージでポイントが貯まる。JCBブランドの場合はnanacoとモバイルSuicaが対象だ。
先に紹介した2枚のカードの場合、これらの電子マネーへはチャージできなかったり、できてもポイントが貯まらない場合がほとんどだ。しかしリクルートカードならチャージでも還元率1.2%を誇る。電子マネー利用者や利用見込みがある方はリクルートカードを検討してみても良いだろう。
ポイント制度については、カード利用額に対して1.2%分のポイントが貯まる仕組みだ。例えば、月間利用額が10万円ならば、リクルートポイントが1,200ポイント貯まる。このポイントは、1ポイント→1ポイントのレートでPontaに即時交換できる。「リクルートポイント」については知らない方がほとんどだと思われるが、「Ponta」についてはご存知の方も多いだろう。
Pontaなら、ポイントカードのPontaカードがあれば、ローソン、大戸屋、ケンタッキー、昭和シェル、ゲオなど、馴染みのあるお店で、1ポイントを1円として利用できる。ポイントの使い勝手の良さは十分だろう。
「利用場所特化タイプ」のおすすめ高還元クレジットカード3枚
Suica利用者なら持っておくべきのビックカメラSuicaカード
Suicaを利用して電車やバスに乗る機会がある方には、ビックカメラSuicaカードへの入会を絶対におすすめしたい。
このカードはクレジットカードとSuicaが一枚になったカードで、通常現金でしかチャージできないSuicaを、カード払いでもチャージできるようになる。チャージ金額1,000円ごとに6ポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイント→2.5円のレートでSuicaにチャージできる。つまり、1,000円チャージでSuica15円相当のポイントが帰ってくる計算だ。Suicaチャージでの還元率は1.5%に及ぶ。
Suica以外にも、一般加盟店でカードを利用した場合でも還元率は1%と比較的高水準。「利用場所特化タイプ」に分類しているが、「万能タイプ」に分類しても違和感ないだろう。
更に、ビックカメラSuicaカードにはビックカメラポイントカードとしての機能もついている。ビックカメラでカードを利用すると、還元率は最大10%になる。また、ビックカメラSuicaカードでチャージしたSuicaで支払えば、チャージと支払いで合計した還元率は11.5%にも達する。ビックカメラで買い物する機会がある方にもおすすめだ。
年会費は初年度無料で、翌年度から524円(税込)かかる。しかし、年に1回カードを利用すれば翌年度の年会費は無料になる。もちろんSuicaチャージに利用した場合でも無料条件を満たせるため、簡単に年会費無料で使い続けられるだろう。
また、関東のJRや私鉄の改札を通過する場合に限られるが、Suicaのオートチャージも可能になる。Suicaユーザーであれば、このカードに申し込んでおいて全く損がない。Suicaユーザー必携のカードだ。
Amazonでのポイント還元率2%!オリコカード・ザ・ポイント
Amazonを頻繁に利用する方なら、オリコカード ザ ポイント(OricoCard THE POINT)を検討してほしい。
オリコカードザポイントの還元率は普段1%だが、オリコモールを経由してAmazonを利用した場合は還元率2%にアップする。しかもカード利用で貯まったポイントは500ポイントで500円分のAmazonギフト券に即時交換できるため、ポイントの使い道にも悩まない。
他にAmazonでお得になるカードと言えば、Amazon自身が発行するAmazonカードが有名だ。しかしAmazonカードクラシックの場合は還元率1.5%(プライム会員なら2%)で、年会費もカード利用がない場合は有料だ。Amazonカードゴールドなら還元率2.5%だが、年会費11,000円(税込)なのをネックに感じる方も多いだろう。
一方でオリコカードザポイントなら、Amazonでの還元率が2%で年会費も永年無料だ。Amazonユーザーであれば候補にいれておいて良いだろう。
また、このカードに入会するとiDとQUICPayの2つの電子マネーを利用可能になる。自販機やファストフード店ではカード払いに対応していないお店も多い。しかし、iDやQUICPayなら利用可能な場合が多いため、カード払い不可のお店でもコツコツポイントを貯められるのがメリットだ。
楽天グループや、楽天ポイント加盟店でお得!楽天カード
楽天カードはクレジットカードの中でも有名なカードだが、そのメリットを隅まで認識している人は少ないだろう。改めて、楽天カードの魅力を紹介していこう。
まず、どこでカードを利用しても還元率は1%で年会費は無料、という点についてはご存知の通りだろう。また、楽天市場など楽天グループでの利用でも、楽天カードならポイントが貯まりやすい仕組みが多く、並みのカード以上の還元率になることも有名だろう。しかし、マクドナルドやミスタードーナツ、ダイコクドラッグなど、実店舗での利用でも還元率1.5〜2%になる点は意外と知られていない。
実は楽天カードには「楽天ポイントカード」としての機能もついている。そのため、楽天ポイントカード加盟店で楽天カードを提示すると、カード利用分とは別に楽天スーパーポイントが貯まる。
先に挙げたマクドナルドやミスタードーナツ、サークルKサンクス、大丸松坂屋等では、100円の支払いにつき1ポイントが、ダイコクドラッグ、くら寿司、温野菜などでは200円の支払いにつき1ポイントがそれぞれ貯まる。
もちろん楽天カードで支払えば、楽天カード利用分として100円で1ポイントも貯まるので、提示と支払いを合計した還元率は1.5%〜2%となる。
貯まった楽天スーパーポイントは、これらのお店で1ポイントを1円として支払いに充てる可能だ。また、ポイントとしては史上初めて、投資信託の購入にも使えるようになった。もはや楽天カードは楽天ユーザーだけが得するカードではない。誰にでもおすすめできる優れたクレジットカードだ。
No1P-one Wizカード
いつでもポイント還元率1.3%以上を誇る最強のポイント高還元カード。還元率1.3%のうち、1%は自動的にカード利用額から割引になる仕組みで、ポイント交換の手続き不要。年会費は永年無料であり、コストがかからない点も素晴らしい。デフォルトの支払い方法がリボ払いになる点だけ気をつけたいが、誰でも簡単にお得を実感できるクレジットカードだ。
No2REXカード
貯めたポイントはジャックスのキャッシュバックサービス「Jデポ」に交換することで、翌月以降の請求額から自動で値引きされるため、交換アイテムを選ぶ手間も省ける。魅力はポイント還元だけでなく、付帯条件が自動付帯の海外旅行保険や、ETCカードの無料発行、全国の様々なお店・施設で割引優待を受けられる「J’sコンシェル」など、魅力が目白押し。
No3リクルートカード
ポイント還元率の高さだけでなく、電子マネーとの相性の良さも光るカード。他のポイント高還元カードでは、チャージしてもポイントが貯まらない電子マネーでも、リクルートカードからならポイントが貯まる。特に楽天Edy、nanacoユーザーならぜひ検討してほしい。カード利用で貯まるポイントはリクルートポイントであり、このポイントは利用用途が限られてしまう。しかし、Pontaに交換すればローソンや昭和シェルなどで利用できるため、使い勝手は悪くない。