海外旅行保険付帯の学生向けカードを徹底調査&比較
更新年月日:2013年12月07日

留学や旅行などで海外へ行く際、不安になるのは事故や病気によってかかる医療費だ。普通なら、別途旅行会社を通じて損害保険をかける必要があるが、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを持っていれば、無料でその補償を受けることができる。賢くカードの機能を見極めて、万が一の時も使えるカードを選択しよう。
意外と知らない!?海外での医療費は自己負担
日本では、健康保険に加入していることで、医療費が3割負担で済んでしまうが、海外で医療費が発生すると全額負担になってしまうことをご存知だろうか?
全額負担となれば、ちょっとしたケガや病気で医療機関にかかった場合でも数万円、歯の治療費では数十万の支払いを余儀なくされることがある。そのため、万が一に備えて、渡航の際に旅行会社などで海外旅行保険に加入する人も多いのが現状だ。
しかし、別途、高い旅行保険を支払わなくても、クレジットカードに海外旅行保険が付帯していれば、コストをかけずに補償を受けることができる。
特に、海外で長期滞在を予定している人は、クレジットカードの海外旅行保険を活用して、ムダなく、安心できる海外生活を送ってほしい。
必ずチェック!最も大事なのは、傷害・疾病治療費
各クレジットカードに付帯した海外旅行保険は、よく見ると様々な補償項目が並んでいる。
ありがちな選択方法として多いのは、「死亡補償額最大1億円!」といったフレーズに飛びついてしまうことだ。海外旅行保険を選ぶ時は、単純に補償額だけで決めるのは危険であり、最も注目したいのは「傷害・疾病治療費」がいくらになっているか、という点である。
死亡補償というのは、その言葉通り、契約者が死亡した後の補償である。つまり、死亡補償はケガや病気にかかった場合の治療費には使えないため、全く意味がない。
まずは、「傷害・疾病治療費」が最高いくら補償してもらえるのか、どのような条件で使えるのかをチェックするようにしよう。
補償額は高ければ高いほど良い!?
では、補償額はいくらぐらいを目安に選べば良いのだろうか?
当然ながら、補償額が高ければ高いほど、万が一、多額の医療費が発生した場合には、非常に助かる。
しかし、旅行保険にばかりお金を費やしても、支払ったお金は戻ってくることはない。万が一のことを考えて、最低限の補償を見ておくなら、補償額は100万円以上を目安にすると良い。
それでも心配な場合は、多少保険料がかかっても、別途、保険会社の補償費無制限の保険に加入すると安心できるだろう。
海外旅行保険が充実した学生カードはコレだ!
まず、クレ達がおすすめする、海外旅行保険が充実した学生カードは、学生専用ライフカードだ。
疾病・傷害治療費の補償額は、学生カードでは最高クラスの最大200万円。また、海外でのカード利用は利用額の5%分がキャッシュバックされる。さらに、誕生月はポイントも3倍となり、海外渡航する学生にとっては、最強のカードと言える。
次に、保険面で優れた学生カードは、ジャックスアクルクスカードだ。
疾病・傷害治療費の補償額は、ライフカードと同じく、最高クラスの最大200万円。ポイント還元率も、国内海外問わず1%以上と高い。また、国内の加盟店で割引や特典が受けられる「J’sコンシェル」は学生が使える店舗が満載。帰国してからも、国内でお得に使いたい学生にはおすすめの総合バランスがとれた学生カードだ。
そして、疾病・傷害治療費の最高100万円補償のJCBエクステージカードは、海外の利用でポイント還元率1.25%となる。海外旅行は短期間、ふだんは国内での利用という学生におすすめ。

No1 学生専用ライフカード
海外へ旅行や留学に行くなら、マストアイテムとも言えるのが、このカード。海外旅行の疾病・傷害治療費は最高200万円補償となっており、別途旅行保険に入る手間が省ける。さらに、海外でのカード利用額の5%分が自動的にキャッシュバックとなる上、誕生月はポイントが3倍の還元率1.5%にもなるので、何も考えないで使っても必ず得することができるだろう。
No2 ジャックスカードアクルクス
年会費が5年間無料で、ポイントの還元率は国内海外問わず1%以上となっているので、ポイントをコツコツ貯めたい学生にはおすすめ。また、海外旅行の疾病・傷害治療費は最高200万円補償だから、今旅行の予定がなくても安心して携帯できるカードだ。さらに、一般カードなら年会費がかかる「J’sコンシェル」のサービスが無料で利用できるため、学生のうちにしっかり特典や割引を使っておこう。