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ここだけは押さえる!マイレージの基本

更新年月日:2013年09月05日

4分でわかるマイレージカードガイド

マイレージとは、航空会社による顧客向けのポイントサービスのことだ。各社が搭乗距離に比例して配布するマイル=ポイントを集めて、その貯まったマイルに応じた無料航空券、割引航空券、搭乗クラスのアップグレード、などの特典と交換することができる。マイルを貯めるために必要なこと、マイレージの選び方、貯め方、使い方など、マイレージと上手につきあうためにも、基本的なところをおさえていこう。

マイレージとは

マイレージとは何かを一言で言うなら、「航空会社による顧客向けポイントサービス」だ。他にも、マイレージプログラム、もしくはFFP(frequent flyer program)と呼ばれることもある。航空会社が自社の利用者を増やすために実施し始めたサービスで、「マイル」と呼ばれるマイレージのポイントを貯めて、無料で飛行機に乗れる特典航空券と交換したり、エコノミークラスをビジネスクラスやファーストクラスにアップグレードすることができる

このマイレージを世界で初めて開始したのはアメリカン航空だ。アメリカン航空のマイレージプログラム「AAdvantage」の誕生は1981年で、開始1年間でなんと100万人の会員を獲得したとも言われている。それ以後、北米を中心に多くの航空会社が競ってマイレージの導入を始めた。日本では1997年に当時の航空大手3社(JAL、ANA、JAS)が導入している。

「マイルを貯めて、マイルを使う」という基本的な仕組みはどの航空会社でも共通だが、各会社ごとにマイルに加算できる対象フライト、マイル付与レートはバラバラだ。スターアライアンス、ワンワールド、スカイチームといったアライアンスに参加している航空会社のマイレージであれば、同じアライアンス間で違う航空会社を利用してもマイルが貯まるし、各航空会社が独自で提携している航空会社を利用してもマイルが貯まる

最初は少々ややこしいかもしれないが、マイレージを理解することで空の旅を今よりもっとお得・快適に利用することができるはずだ。そのためにも、マイレージとの上手なつきあい方をクレ達で知ってほしい

マイレージを貯めるには

マイレージを選ぶ

特定の国・地域へ渡航する機会が多い、ひいきにしている航空会社がある、そんな場合は、その航空会社が他のどの航空会社と提携しているかを調べてみよう。具体的に航空会社が思い浮かばない、そんな人は行きたい国のフラッグキャリア(国を代表する航空会社)について調べてみると良いかもしれない。

スターアライアンス、ワンワールド、スカイチーム各アライアンスに加盟している航空会社であれば、同じアライアンス内で他の航空会社を利用してもマイルが貯まる。A社のマイレージに登録しておいて、同じアライアンスに加盟するB社を利用した場合も、A社のマイレージにマイルを貯めることができる、という訳だ。加盟航空会社数を見てみると、それぞれスターアライアンスがANAを含む28社ワンワールドがJALを含む12社スカイチームが19社だ。例えば、ANAかJALどちらのマイレージを選択しようか迷っている場合は、アライアンスに加盟している航空会社の顔ぶれを見てみるものいいだろう。各アライアンスについては、スターアライアンスワンワールドスカイチームのページで詳しく説明しているので、是非参考にしてほしい。

航空会社によっては、アライアンス以外にも独自で他航空会社と提携している場合がある。ANAだとスターアライアンス加盟航空会社以外にも、エティハド航空(アラブ首長国連邦)、ハワイアン航空(アメリカ)、ジェットエアウェイズ(インド)、カタール航空(カタール)、ヴァージンアトランティック航空(イギリス)といった航空会社と提携している。乗り継ぎで使える航空会社も多いので、各社と個別に提携している航空会社のメンバーにも目を通しておこう。渡航で得するチャンスがきっと増えるはずだ。

搭乗することで貯まるフライトマイルは、同じ航空会社でも利用するチケットによって加算されるマイルが変わるので注意が必要だ。この点については、「フライトマイルを貯める」で簡単に説明する。

マイレージに入会する

マイレージを利用するためには、各航空会社のマイレージプログラムに入会する必要がある。マイレージプログラムは会員制で、基本的に入会金や年会費は必要ない。各社の公式サイトから簡単な手続きで入会できることがほとんどだ。クレジット機能付きのカードは、年会費が有料の場合が多いが、カードの特典によってはすぐ元をとれる。

会員登録を行うと、会員番号が記載されたカードが発行される。会員カードがあれば、航空チケット購入・搭乗の度に、住所・氏名等を記登録する手間が省けるので、よく利用する航空会社があれば登録しておくのがよいだろう。

基本的にマイレージは複数の航空会社にそれぞれ登録することができるが、違う航空会社のマイルとマイルをを合わせることはできない。そのため、できるだけ1つの航空会社でマイルを貯める方が 効率がいい

マイルを貯める方法

マイレージは、搭乗したフライトの移動距離に応じてマイルが貯まるが、提携しているホテル、レストラン、クレジットカード機能が付いているプログラムであれば、ショッピングなどの利用によってもマイルを貯めることができる。ここではフライトを中心にマイルを貯める場合と、ショッピングで貯める場合について見ていこう。

フライトマイルを貯める

フライトマイルとは、飛行機に乗ったときに貯まるマイルのことだ。実際の渡航距離に「積算率」を掛けたものがフライトマイルとして付与されるが、積算率は航空会社ごと、さらにはエコノミー、ビジネス、ファーストの搭乗クラスごとに大きく違う。また、普通料金/割引料金/ツアー料金のチケットでも違う

一概には言えないが、「割引航空券」の場合は、普通料金の「75%程度」、「ツアー料金」の場合は「50%程度」に設定しているところが多い。せっかくのフライトマイルを無駄にしないためにも、利用する航空会社の公式ページから積算率をきちんと確認してくのがベターだ。

フライトマイルとは少し違うが、クレジットカードで提携先航空会社のチケットを購入したり、ファーストフライトに搭乗したりすると、まとまったマイルが貯まる特典がある。お目当ての航空会社を利用する際に、チケット購入からフライトマイルまで効率よくマイルが貯まるカードがないか探してみるとよいだろう。各航空会社でマイルが効率的に貯まるカードは、クレ達でも多く紹介しているので、参考にして見てほしい。

ショッピングでマイルを貯める

陸マイラーという言葉をご存知だろうか。飛行機には乗らず、航空会社の提携する店舗やクレジットカードなどを利用してマイルを貯める人のことを言う。

提携クレジットカードであれば、カードで買い物するとマイルが貯まる。もしくは、そのお店が発行しているポイントを獲得したあとに、マイルに交換することできる。またオンラインショッピングでもマイルが獲得できる場合も多く、中には会員登録や検索するだけでマイルを貯まるカードもある

毎月の光熱費、携帯電話代、インターネット接続料、保険、食事、買い物など、「ちり積もれば」を意識してカードを上手く利用すれば、マイレージも貯まりやすいだろう。当然、カードを選ぶなら「マイルの付与レートが高いカード」「マイルが獲得できる提携店舗・サービスが多いカード」が良い

マイルを使う

貯まったマイルは、特典航空チケットや、提携ホテルやレストランなどで優待サービス、フライトの搭乗クラスをアップグレードといった特典に交換できる。航空会社によっては各種景品や電子マネーなどにマイルを交換することが可能だ。

フライトでマイルを利用する

各マイレージプログラムで貯めたマイルは、その航空会社あるいは、同じアライアンスに加盟する他の航空会社、独自で提携している航空会社の特典航空券や、搭乗クラスのアップグレードの特典に交換可能だ。

特典航空券をゲットとして無料で旅行するのもヨシ、エコノミークラスの渡航をビジネスクラスにアップグレードして、快適な渡航を楽しむのもヨシだ。

ショッピングやクーポンでマイルを利用する

例としてANAの特典を簡単に紹介しよう。ANAマイレージバンクで貯めたポイントは、特典航空券、搭乗クラスアップデート以外野特典にも交換できる。国産のマイレージだけあって、特典も豊富だ。

パートナー特典では貯めたマイルを、 Edy、楽天スーパーポイント、Tポイントなどに交換可能だ。パートナーとして、スターバックス、iTunes、Suica、nanacoといったメジャーなサービスも提携している。

ショッピングポイント特典では、マイルをポイントに移行し、そのポイントを通貨としてショッピングが楽しめるファッション、ライフスタイルからトラベル、グルメまで取り扱い商品が非常に充実しているのが魅力だ。

クーポン特典では、貯めたマイルをクーポンに交換することができる。パートナーとして、ザ・ペニンシュラ東京、オークラホテル&リゾーツ、ザ・リッツカールトン、ダイヤモンドダイニング、ニホンレンタカーなどが提携している。

海外の航空会社のマイレージは、その国での買い物しかマイルが獲得できない場合があるので注意しよう。日本在住であれば、ANAのマイレージクラブかJALのマイレージバンクがやはり相性がよく無難だ。

マイルを貯めるとお得なことがわかっていただけただろうか。各航空会社のマイレージに最適なカードをクレ達でみつけて、是非、快適なマイレージライフを楽しんでほしい

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