公開年月日:2015年06月10日
福岡の交通系icカードSUGOCA・nimoca・はやかけんを使えるエリア・ポイント・オートチャージの有無で比較!
福岡ではJR九州のSUGOCA・西日本鉄道のnimoca・福岡市交通局のはやかけん、この3枚の交通系icカードが流通している。1つの地域に3種類もあると、どのカードを利用すれば良いのか悩む人も多いだろう。
この記事では3つのicカードの使えるエリア・ポイント・オートチャージの有無で比較してわかった違いを紹介する。
利用できるエリアで比較
SUGOCAはJR九州が、nimocaは西日本鉄道が、はやかけんは福岡市交通局がそれぞれ発行している。元々はそれぞれ使えるエリアが異なっていたが、2013年に全国相互利用が可能になった。
現在では3枚のカード共、利用できるエリアに差はない。従ってどれか1枚のカードさえ持っていれば改札は通れる。
ただし、カード毎に電車やバスに乗車するとポイントが貯まるエリアが設定されている。例えばSUGOCAならSUGOCAのエリアで乗車することでポイントが貯まる。ポイントが貯まるエリアについて比較してみよう。
ポイントが貯まるエリアの比較、エリア毎にカードの使い分けがお得!
SUGOCAもnimocaもはやかけんも、それぞれ発行元が運営している交通機関に乗るとポイントが貯まる。
- SUGOCA:九州エリア内のJR(特急含む)の乗車でポイント
- nimoca:西日本鉄道・西鉄バス・熊本市電・筑豊電鉄・大分交通・大分バス・亀の井バス・日田バス・JR九州バスの乗車でポイント
- はやかけん:福岡市地下鉄の乗車でポイント
貯まったポイントは1ポイントを1円としてそれぞれのカードで利用できる。JRに乗るときは「SUGOCA」で、地下鉄に乗るときは「はやかけん」でと、ポイントが貯まるエリア毎にカードを使い分けると良い。
買い物に使って貯まるポイントで比較、最もお得なのはnimoca?
バスや電車の乗車だけでなく、電子マネーとして買い物に利用してもポイントが貯まる。ただし、はやかけんだけは買い物に使ってもポイントは貯まらない。
電子マネーとして利用する場合も相互利用できるので、SUGOCAが使える店ではnimocaもはやかけんも使える。ただし乗車時のポイントと同じように、それぞれのicカード毎にポイントが貯まる加盟店舗の数は限られている。
ポイントが貯まる加盟店舗の数はわずかにnimocaの方が多い。また、nimocaならポイントが倍になるキャンペーンも多いのが特徴だ。ちなみにSUGOCAもnimocaも、200円の支払いにつき1ポイントが貯まる。
電子マネーとして見ると、どちらかと言えばnimocaの方がポイントを貯めやすいカードだろう。
SUGOCAとnimocaはオートチャージが可能!クレジットカード一体型なら発行コストなし!
最後にオートチャージの有無を見てみよう。オートチャージとは、icカードの残高が設定した残高以下になった時に自動でクレジットカードからチャージしてくれる機能のことだ。オートチャージに対応していれば、改札で止められることがないので安心だ。
オートチャージに対応しているのはSUGOCAとnimocaの2枚だ。それぞれオートチャージに利用できるクレジットカードは限られているので注意しよう。
SUGOCAとnimocaの場合、クレジットカードとSUGOCAまたはnimocaが1枚になった一体型カードを使うと便利だ。クレジットカード一体型のカードであれば、1枚のカードで乗車もオートチャージも可能だ。
クレジットカード一体型カードの発行はweb上から無料でできる上、年に1回オートチャージを利用すれば年会費も無料になる。
それぞれおすすめはBIC CAMERA SUGOCAとnimoca三井住友VISAカードだ。これらのカードを乗車する路線毎に使い分けるのが福岡の公共交通機関を制する鍵だ。