公開年月日:2015年06月28日
PiTaPaとICOCAはどう違う?利用方法・ポイント・エリアについて比較!
関西地方では、JR西日本が発行しているICOCAと、阪神電鉄や阪急など、関西の私鉄が共同で発行してるPiTaPaの2枚が君臨している。
この2枚のカードについて、利用方法・ポイント・エリアについて比較してみた。ICOCAとPiTaPaでどのような違いがあるかを把握して、使いこなそう。
ICOCAは先払い、PiTaPaは後払い
ICOCAとPiTaPaは、利用方法が大きく異なる。ICOCAはチャージして使うプリペイドタイプのicカードだ。一方、PiTaPaはチャージ不要で利用できる。
PiTaPaは申込時にクレジットカードか、銀行口座の登録が必要になる。PiTaPaを利用すると、利用金額が毎月クレジットカードか銀行口座から引き落とされる仕組みだ。つまり、PiTaPaは残高不足の心配がない。改札で止められないので安心して利用できる。
PiTaPaエリア以外の私鉄やJRで利用した場合は、プリペイド式になるので事前チャージが必要だ。チャージされた分の残高は、PiTaPaエリア内や買い物では使えない。まとめると以下の通りだ。
- PiTaPaエリア内、買い物での利用:チャージ不要・利用料金は常にクレジットか銀行口座引き落とし
- PiTaPaエリア外:チャージ必要・利用料金は常にカード残高から引き落とし
また、PiTaPaは1年間に1度も利用がないと、1,100円(税込)の年会費がかかる。ICOCAだと利用がなくても年会費はかからない。
ICOCAもPiTaPaも電車の乗車でポイントは貯まらない。ただし、PiTaPaには割引がある
ICOCAもPiTaPaも、電車に乗車してポイントが貯まることはない。ただし、PiTaPaで電車に乗車すると、月間の乗車回数や金額によって割引がある。例えば阪急電鉄だと、月に11回以上利用すると、月間利用額が10%オフになる。
この割引制度はPiTaPaエリアの中で統一されておらず、阪神電鉄や大阪市交通局など各会社によって異なる。
ICOCAは、SMART ICOCAを使えばJR西日本のICOCAエリアの乗車でポイントが貯まるようになる。従って、JRに乗る際はSMART ICOCAを使い、阪神・阪急・地下鉄等はPiTaPaで乗るとお得だ。
電車のエリアに違いはないがショッピングで使うと大きな違いがある!
2013年に交通系icカードが全国相互利用可能になった。ICOCAとPiTaPaも相互利用可能なので、使えるエリアに差はない。
電子マネーとして使った場合、ICOCAとPiTaPaで相互利用はできない。また、ICOCAの場合利用できる店舗は多いが、利用してポイントが貯まる店舗は少ない。
PiTaPaは利用できるだけでなく、ポイントが貯まる店舗は幅広い。ポイントが倍になるキャンペーンも頻繁に行われている。普段の買い物ではPiTaPaを使った方がお得だろう。