公開年月日:2015年04月27日
ハワイを満喫するために必須のエアライン提携カード!
見渡す限り広がる青い海と空。白い砂浜で心地よい風に吹かれながら、色彩豊かな大自然を堪能できるハワイ諸島。アロハの心と陽気な笑顔であふれるこの島々は、都市機能も充実した人気リゾート地として常にランキング上位に君臨している。
この度、三井住友カード社がハワイアンエアラインズ社と提携して、「ハワイアンエアラインズVISAカード」を発行した。日本とハワイ諸島を結ぶ主力エアラインとの初の提携カードとして、今、注目を集めている。
「このカードを通じて、よりハワイを知っていただき、よりハワイを楽しんでいただき、よりハワイを好きになっていただきたい。その想いで、2年半以上取り組んできました。」
そう話すのは、三井住友カード株式会社法人ソリューション営業部の平山貴樹さんだ。企画から2年半、本国の支社と直接交渉しながら、本カードを誕生させた生みの親でもある。
「初めてハワイに訪れる方にとっても、すでに何度も渡航された方も、どちらにも自信を持っておすすめできるカードです。」と、平山さんは話す。
本記事では、クレ達編集部がインタビューで聞いた、ハワイアンエアラインズVISAの特徴や魅力、活用方法や今後の展開を紹介していく。
圧倒的な利用者数!機内からアロハを感じるハワイアンエアラインズ
ハイビスカスを髪に飾った女性のロゴが印象的なハワイアンエアラインズ社は、ハワイ・ホノルル空港を拠点とし北米・アジア・オセアニアの各都市に就航路線をもつアメリカの航空会社だ。
羽田空港・関西国際空港・仙台空港・新千歳空港からホノルルへの直行便が運行されているので、首都圏に限らず利用しやすい。ハワイ諸島ではオアフ島以外にも、マウイ島・ハワイ島・カウアイ島・ラナイ島・モロカイ島の5島に、ほぼ独占的に就航している。日本からは毎年150万人〜200万人が渡航しており、その内20万人はオアフ島以外にも渡航している。
ハワイの文化・風習やホスピタリティを取り入れた機内サービスは好評だ。機内食ではもちろん、一足先にハワイの味を楽しむことができる。「ハワイの旅は機内から始まる」そうだ。
ハワイを100%以上満喫するための魅力的な付帯サービス
ハワイアンエアラインズVISAカードは、カードの利用でハワイアンマイルズが貯まるエアライン提携のクレジットカードだ。ただし他の提携カードと違ってこのカードには、よりお得に楽しく現地ハワイを満喫するための付帯サービスが充実している。
カードをもった瞬間からハワイを感じられるカード。券面デザインも、青々と輝く海とダイヤモンドヘッド(クラシック)と、黄金色に輝く海とダイヤモンドヘッド(ゴールド)と、このカードならではの特別な雰囲気を醸し出している。
「特にゴールドカードは、一般的なイメージを壊してハワイらしい華やかさを強調したかったんです。社内でデザイン案を通すのに、とても苦労しました。」と、平山さんは少し笑って話してくれた。
アロハストリートに掲載の290店舗で利用できるクーポン特典
「Aloha Street(アロハストリート)」はハワイ最大のフリーペーパーだ。レストラン・ショッピング・アクティビティ・学校などのジャンルごとに数多くの店舗情報やクーポン情報が掲載されている。Web版では、約6,000軒のショップデータを掲載している。全て日本語なので、抵抗なく便利に利用できるはずだ。
カードに入会すると、もれなくアロハストリートクーポンカードがもらえる。ハワイ滞在中に、クーポン掲載中の店舗でこのカードを提示すると、特別割引やギフト進呈などの特典を利用できる。
今後、専用のスマホアプリなどが開発されて、掲載店舗のクーポン情報や位置情報がスマホで確認できるようになれば、利便性はもっと上がるだろう。お馴染みの観光名所だけでなく、自分が本当に知りたい・体験したいことをピックアップしてスケジュールを組めば、自分だけのオリジナルの旅行物語を楽しめるはずだ。
クラシック・ゴールド会員も年に2回利用できる、リッチな空港ラウンジ
ハワイアンズエアラインVISAカードの会員は、ハワイアン航空が運営するホノルル空港内のPremier Club Loungeを年に2回利用することができる。
航空会社が運営するラウンジは、その航空会社の上級会員あるいは、ビジネス・ファーストクラス搭乗者しか入れない場合が多い。その分、カード会社が運営するラウンジよりもリッチな設備になっている。
「昨年から改修していたPremier Club Loungeの作業がようやく終わりました。内装は新しく清潔感があり、よりリッチかつゴージャスな仕上がりとなっております。」と、平山さんは自信たっぷりだ。
ハワイ諸島に70以上の支店を持つバンク・オブ・ハワイで外貨両替
バンク・オブ・ハワイはアメリカ合衆国ハワイ州ホノルルに本社を置く銀行で、支店数・顧客数ともにハワイ州でナンバーワンの銀行だ。ハワイ諸島に70店舗あり、その9割がオアフ島にある。そのうち4店舗には、専門デスクに日本人が1人以上常駐しており、日本語で相談できる。
海外現地で通貨を両替する場合、空港の両替所や銀行を探すのが一般的だ。ただし、空港は両替レートが悪かったり、銀行は店舗に行くまでが大変だったり、両替するのも簡単ではない。今回の提携カード発行に先駆けて、三井住友カード社はバンク・オブ・ハワイと提携している。レートの比較的良い銀行で、両替手数料も他銀行の約半分の5ドルで済む。店舗数も多いので、利便性も高く利用しやすいはずだ。
マイレージが圧倒的に貯まりやすい魅力的な特典!
ハワイアンズエアラインVISAカードは、カード利用でマイルが貯まるカードだ。クラシックもゴールドもカード利用100円ごとに1マイルが貯まる。
他のエアライン提携カードと同様に、カード入会のボーナスマイル・毎年初搭乗のボーナスマイルも用意されている。クラシックはそれぞれ1,000マイルずつ、ゴールドはそれぞれ2,000マイルもらえる。ただし、これ以外にもマイルが貯まりやすいうれしい特典があるので、紹介していこう。
ハワイアンエアラインズの搭乗券購入でマイルが2〜5倍も貯まる!
このカードを使って、ハワイアンエアラインズの搭乗チケットを購入した場合、クラシックでは100円ごとに2マイル、ゴールドの場合は100円ごとに5マイルが貯まる。これほど高いマイル付与率はなかなか珍しい。
ハワイアンマイルズは実質、有効期限なし!
ハワイアンエアラインズが運営するハワイアンマイルズは、最終の獲得日・利用日から18ヶ月間、新たなマイルの獲得がない場合に失効する。ただし、このカードがあれば別だ。ハワイアンエアラインに搭乗しなくとも、日常の買い物でカードを利用すればマイルが貯まるので、その度にマイルの有効期間が更新されていく。
マイレージから特典航空券への交換は、80,000マイルからできる。ちなみに、ハワイ・ホノルル空港から各諸島へは、最低15,000マイルから渡航できる。オアフ島+αの観光を楽しみたい、そんな人におすすめだ。
シェアマイルズで「誰にでも」マイルをプレゼントできる!
ハワイアンマイルズを貯めやすい大きな理由はもう1つ、シェアマイルズにある。このサービスは、貯めたマイルをハワイアンエアラインズVISAカード会員なら誰にでもプレゼントができる制度だ。家族はもちろん、友人、さらには見知らぬカード会員にすらプレゼントできる。
特典航空券の必要マイル数まであと少し。そんなときは助けあってマイルを寄せ集めよう。
今後は、三井住友カード公式アカウントをつくり、カード会員から譲り受けたマイルを集めて、抽選でそれらをプレゼントするなど、カード会員に最大限に還元できる企画などを考えているようだ。
安心して旅行を楽しむための旅行保険
海外旅行傷害保険はクラシックカードの場合は最高2,000万円、ゴールドカードの場合は海外・国内旅行の両方で最高5,000万円補償となっている。
ショッピング保険も、クラシックカードの場合は年間最高100万円、ゴールドの場合は年間最高300万まで補償している。現地での買い物が多い人も、これで安心できるだろう。
ハワイアンエアラインズVISAカードのこれから
「シェアマイルズの新しいカタチを模索したいです。自然保護・環境保護はもちろん、様々なサービス企業・団体・NPOと提携してハワイを現地から応援しながら、ハワイを観光する会員様に還元できる仕組みを創っていきたいです。」と、平山さん。
公式アカウントが集めたマイルを、例えばボランティア団体に寄付するスキームは、他の航空会社でも散見される。三井住友カード社はそれだけでなく、ハワイという固有の場所がもつ価値を、知ってもらい、楽しんでもらい、好きになってもらう中で、観光地と観光客の良好な関係をより発展させたい考えだ。
「特に文化系の企業や施設と上手く提携したいです。有名な観光地だけでなく、この地で受け継がれてきた文化や風習を自ら体験できる、そんなプランを例えば特典の1つとして会員様に提案していきたいです。」と平山さんは、話してくれた。
平山さんからのメッセージ
「今後もサービスを改良・拡充して、より多くの皆様に、ハワイのファンになっていただけるよう、頑張っていきます。」と、平山さん。
カード利用でマイルが貯まる、の次のステージへ。これを機に、エアライン提携カードのサービス競争が激化するのかもしれない。まずは一歩目を踏み出した、ハワイアンエアラインズVISAカードの今後の進化が楽しみだ。