公開年月日:2015年04月20日
SuicaとKitacaは似てる?デザイン・キャラクター・利用方法を徹底検証
以前からクレ達ではSuicaとKitacaは似ているのではないか?という疑問を抱えていた。この疑問を解消するためにKitacaとSuicaを見比べてみようとしたが、Kitacaを手に入れるためには北海道まで訪れなければいけない。
我々はKitacaを求め北海道に訪れ、ついにSuicaとの比較に成功した。実際にSuicaとKitacaは似ているのか、検証した結果を紹介しよう。
SuicaとKitacaは、シルバーと緑の配色が共通している!
早速手に入れたKitacaをSuicaと並べてみた。まずはデザインを確認してみよう。どちらもシルバーをベースに、ワンポイントの緑を使った配色と白黒のキャラクターが描かれている点が共通している。
Suicaは果実の「スイカ」をイメージしたデザインとのことだ。一方でKitacaの場合は、恐らく北海道の森を背景にイメージしたデザインだろう。
また、KitacaもSuicaも「i」と「c」の文字が繰り抜かれている。これはicカードであることを意識してのことだろう。ただし、Kitacaの場合は文字同士が離れているため気づきにくい。
その他の共通点としては、右下のロゴだ。形は違うが、緑をベースに路線図を使った円形のデザインが共通している。
誕生はSuicaが先で、KitacaはSuicaのシステムを元に作成された。もしかするとロゴやデザインもSuicaを参考にしたのかもしれない。
SuicaとKitacaはキャラクターも似ている
キャラクターはどちらも同じく黒をベースに、腹の部分が白という点が共通している。Suicaがペンギンであるのに対しKitacaはエゾモモンガがモデルだ。どちらのキャラクターも駆けていたり飛んでいたりと、交通系icカードらしい躍動感が素敵だ。
ちなみに実際のエゾモモンガは灰色に近い色をしている。Suicaの方はモデルのアデリーペンギンをかなり忠実に描いている。是非見比べて欲しい。
KitacaユーザーはSuicaに乗り換えたほうがお得?
デザインが似ている2つのicカードの内、どちらを使った方がお得なのかを検証してみよう。まず利用エリアだが、SuicaはJR東日本用、KitacaはJR北海道用として作られた。ただ2013年より相互利用が可能になったので、SuicaとKitacaの間で利用できる範囲に差はない。
差がつくのは電子マネーとして利用した時だろう。Suicaはイトーヨーカードや紀伊國屋書店で利用した際、ポイントが貯まることがある。貯まったポイントは乗車運賃に充てられる。
一方Kitacaにはポイントプログラムが存在しない。電子マネーとして使う場合は、ポイントの貯まる可能性があるSuicaを使った方がお得だ。
Suicaは、モバイルSuicaを利用することでおサイフケータイとして使うことができる。おサイフケータイ対応の携帯電話があればicカードを持つ必要がなくなるのでおすすめだ。
モバイルSuicaやクレジットカード一体型Suicaであれば、北海道にいながらでも申込可能なので検討してみよう。
最後に、北海道在住の人がSuicaを使うときの注意点を3つ紹介しよう。1つ目は、icカードの不具合に関しては発行元でしか対応できない点だ。つまりSuicaが急に利用できなくなっても、JR北海道の窓口では対応できないので注意しよう。
2つ目は、JR北海道の定期券はSuicaでは利用できない点だ。Kiaca定期券を利用しよう。3つ目は、Suicaのオートチャージ機能は北海道の改札では使えない点だ。これらの注意点に問題がなければ、Suicaの利用をおすすめする。