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学生時からカードを持つには理由がある

更新年月日:2012年07月01日

学生向けカードって、どんなカード?

学生カードとは読んで字のごとく、カード会社が学生向けに発行しているクレジットカードです。とはいっても、高校生以下の学生は作ることができません。対象はあくまで専門学校生や大学生です。

「学生のうちからクレジットカードなんて…」と思う人も多いかもしれませんが、逆に学生のうちからクレジットカードを作っておいた方が良いという見方もできます。

というのも、在学中からクレジットカードを作り、しっかりとしたクレジットヒストリーを作っておけば、社会人になってからの信用につなげることができるから。社会人になってから、ゴールド、プラチナ…というステップアップを早くに実現できる可能性もあるのです。

また、学生限定ではなく、若者向けカードもあります。おおよそ、18歳以上で20代までの人が作ることができるカードで、こちらも一般的なクレジットカードより条件面で優遇されています。

プロパーカードは年会費がかかりますが、学生や若年層のうちなら無料になることも多いですから、作っておいて損はないですよね。

申込み前に、条件を知ろう

学生向けカードを申し込むためには、いくつかの条件があります。

  • 18歳以上の学生であること
  • 親の承諾が得られていること
  • 本人の代わりに親を審査の対象にすること

まず大前提は、学生であるということ。18歳になったとしても、高校生ではNGです。また、高校を卒業してフリーターなどになった人は、学生向けカードを持つことはできません。その代わりに、前述の若者向けカードがあるのです。

そして、親の承諾。18歳といってもまだ未成年なので、親の了承が必ず必要です。また、本人ではなく親の収入や返済能力がカード発行の審査対象になります。もし親が、若いうちからクレジットカードを持つことに反対の立場だったとしたら、親を説得するのがもっとも高い壁になるかもしれませんね。

学生向けカードは、一般カードよりもお得

カード会社は、学生向けカード利用者に卒業後も継続して欲しいと思っています。そのため、一般カードよりも学生向けカードの方がサービス内容が充実しているのです。では、どのような点で優遇されているのか見ていきましょう。

  • 年会費が無料
  • ポイント還元率が優遇されている
  • 旅行保険が優遇されている

年会費無料やポイント還元率の優遇というのは、学生のうちの、いわば“サービス期間”と考えて良いでしょう。注目したいのが、各種の旅行保険です。

多くの学生向けカードでは、海外旅行保険やお買物保険などが付帯しています。その内容は、旅行保険の最大補償額が2,000万円、お買物補償上限が200万円など、一般カードではほぼ有料での付帯サービスが、学生カードでは無料になっていることが多いのです。

夏や春などの長期の休みや卒業旅行など、旅行に行く機会が多い学生にとって、こうした保険の手厚いサービスは安心感にもつながりますよね。

卒業するとどうなる?

大学や専門学校を卒業と同時に、学生向けカードは終了。自動的に一般カードに切り替える会社が多いですが、その際には面倒くさい手続きなどはありません。もちろん、手続きにかかる費用なども発生しません。

ただし、一般カードに切り替わると同時に、優遇されていた還元率や保険の補償なども終了となります。カード会社から案内の封書が届くので、じっくりと目を通しましょう。

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