公開年月日:2016年03月15日
米女優が400万円以上の未払いでクレジットカード会社から訴えられた話。日本でも滞納すると訴えられるのか?
アメリカの女優のトリ・スペリングさんがカード代金の未払いでクレジットカード会社のアメリカンエキスプレスから訴えられたそうです。記事によると4人の子供を養うのにお金に困っていて、未払いの金額は400万円以上ものぼるそうです。
プロダクションを成功させた父のおかげで大変裕福な子供時代を過ごしたトリは、元祖『ビバヒル』で一躍人気者になった。私生活ではディーン・マクダーモットと結婚し4児の母となったが、ここしばらくはずいぶん金に困っているという。
日本でもカード利用代金を払わないと訴えられるのか?
ここで気になるのは、彼女が訴えられてしまったことです。日本でもカードの利用代金を払わないと同じように訴えられてしまうのでしょうか?
カード会社の人に聞くところでは、日本もアメリカと同じように訴えられることがありますが、ほぼすべて段階を踏んで最終的に訴訟になるという流れです。まず、支払期日までに代金を支払えないと電話や手紙で督促されます。そこで、「〇〇までに払います」と約束して支払えばまったく問題ありません。
約束を守らず、無視し続けていると再度督促が届きます。それでも拒み続けると裁判所から支払督促申立書が届きます。これは法的書類なので今までの督促とは重みが違います。ここがいわゆるカード会社から「訴えられた」ことになります。滞納してから支払督促申立書が届くまでの期間はカード会社によって異なります。1年のところもあれば半年以内の会社もあるようでマチマチです。
訴えられても無視し続けたらどうなる?
一般的なケースでは、仮執行宣言申立書という書類が送られてきます。これは異議申し立てをしない限り近々強制執行という形が取られ、給料や預貯金などの財産が差し押さえられます。
使ったものはきちんと返すのがルール
以上が訴えられるまでの簡単な流れです。クレジットカードを利用した分はきんと返す。また、万が一返せなくなってしまっても計画を立てて真摯に対応すれば裁判沙汰になることはあまりありません。居留守したり無視したり連絡がつかない状態にすることだけは避けましょう。