公開年月日:2016年03月13日
家計簿アプリの利便性と安全性について考えてみる
皆さんは家計簿はどのようにつけていますか?毎日手書き・手入力で家計簿をつけるというのはとても面倒なものです。でも最近は登録しておくだけでほぼ自動で家計簿を作ってくれるサービスもあります。
有名なものとしては、MoneyForward、MoneyTree、Zaimというサービスがあります。利用している銀行口座やクレジットカードの情報を登録しておくと、それらのサービスが自動で情報を取得して、記録していってくれるのです。
小口現金の出入りに関しては手入力で記録しなくてはいけませんが、アプリもあるのでスマートフォンを使ってすぐに入力できます。
レシートの写真を撮るだけで、情報を読み取って自動入力してくれる機能を持ったアプリもあります。スマートフォンを見るだけで今月の収支もすぐにわかって非常に便利です。
これらのアプリは基本機能は無料で利用でき、もはや使わない理由はないと言えそうですが、心配なことがあります。そうです、唯一懸念されるのが「安全性」です。
銀行口座と連携するタイプのものについては、セキュリティ上の問題点を指摘する声がある。連携する大半の銀行では必要ないが、銀行によっては、口座番号や店番号などを入力しなければならず、「情報漏えいが起こった際にどうするんだ」という批判がネット上であがった。
銀行口座やクレジットカードの情報を、各サービスに提供しなくてはいけないので、万が一のことがあったときにはどうなってしまうのでしょうか。
便利なサービスだけど、もしもに備えておく必要あり
特にMoneyForwardやZaimなどは利用規約の免責事項には、サービスの利用によって発生した損害については一切責任を負わないと書いてあるそうです。
安全性がこれらのサービスの生命線でもあり、情報漏えいなどが起こらないように万全の体制でシステムを運用しているはずですが、人間が運用するサービスなので、もしものことはあり得ます。
ちなみに私もあるサービスを使っていますが、全ての銀行口座やクレジットカードの情報を入力してしまうのは怖いので、一部のものに限定して利用しています。
何かがあったときに「こんなはずじゃなかった」では済まされない可能性もあるので、「皆が使っているから」「便利だから」という理由だけで安易に使うのではなく、自分自身で安全性などを確かめて使うことを強くおすすめします。