公開年月日:2016年10月24日
iPhone7のおサイフケータイ化でキャッシュレス派が増える?その魅力を紹介
日本向けのiPhone7ではSuicaの機能が利用できるようになったことが非常に好意的に受け止められています。これが追い風となってキャッシュレス化がさらに進むかもしれません。
現金にはデメリットが多いと感じているので、個人的にもこの流れは歓迎です。
米アップルのスマートフォンの新機種「iPhone(アイフォーン)7」では、日本でもJR東日本のICカード「Suica(スイカ)」やクレジットカードに対応するようになったと発表された。随分と日本向けを意識したものだと感心したが、やはり日本の現金の使い方は、アップルから見れば、商売になるほど遅れているのかとも思ったりした。
引用元:【日本の解き方】「iPhone7」で進む現金離れ 取引コスト軽減のメリットも (1/2ページ) – 政治・社会 – ZAKZAK
おサイフケータイ(仮想通貨)なら、かさばらず、安全に
引用元の記事によるとコスト要因になる現金は、一般的に国が豊かになるにつれて使わない傾向があるそうです。確かに物理的な実体を持たない電子マネーとは違い、現金は金額が増えるほど物理的にも場所を取ります。
多額の現金を運ぶときには襲われる可能性もあるため、警備も厳重ですし、扱うためだけに多くの時間とコストがかかります。
私の大学のときの知り合いは同じアルバイト先に4年間勤め、その真面目さから店にも信用されて、学生でありながら店舗の1日の売上を近所の夜間金庫に預ける役割までも任されていました。
ある夜、彼がいつもの通りに夜間金庫に現金を預けようとしたときに強盗に襲われて現金を強奪されるという事件が発生しました。幸い彼は軽傷で済みましたが、いきなり頭部を殴られるという荒々しい手口だったそうで、一歩間違えば命を落としていたかもしれません。現金を扱う怖さを知った出来事でした。
クレジットカードや電子マネーにはシステム運用やサイバー犯罪との戦いなど、現金とは違う部分でコストがかかりますが、現金のようにかさばらず、大きな買い物をするときでも大金を持ち歩く必要がない、紛失しても遠隔操作で使用制限できるなど、メリットは大きいです。
現金を触った後、手を洗ったりしませんか?
現金が持つその他のデメリットとして、衛生面での不安があります。非常に多くの人が触るお金は、いつ誰がどのように扱ったのかがわかりません。自分自身が衛生面に気を遣っていても、不衛生な環境で扱われた現金を自身の財布の中に入れなくてはいけないこともあり得ます。
現金を介して感染症が広がったなどという話は聞いたことがありませんが、最近では人類が根絶した、もしくは抗生物質により治療可能となったと考えていた病原菌が耐性菌となって再び猛威を振るい始めているという話はよく耳にします。もしかしたら、現金が感染ルートとなる日も近いかもしれません。
私自身、お金を触った後は極力手を洗うようにしています。もちろん感染予防と言うよりは、なんとなく汚いイメージだから程度の理由ですが。
ユーザー数の多いiPhone7がおサイフケータイ化することで、より日本でのキャッシュレス化が加速しそうですね。キャッシュレスが主流になってくると、改めて現金のデメリットが見えてくるかもしれませんね。