公開年月日:2016年05月11日
日本でもドローンによる配送が!楽天がゴルフ場内限定で運用開始
ついに日本でもドローンによる配送サービスが始まります。提供するのは楽天で、第一弾としてゴルフ場内での飲食物販売などに利用していくそうです。
障害物も少なく、限られた人しか立ち入れないゴルフ場という広大な場所でのサービス導入というのは、理にかなっていてよいですね。
楽天は4月25日、ドローンを活用した一般消費者向け配送サービス「そら楽」を開始すると発表した。第1弾としてゴルフ場でコースを回るプレーヤーが専用のアンドロイドアプリを用いて飲料などを注文し、コース内の受取所に商品を届けるサービスを、5月9日から千葉県の「キャメルゴルフリゾート」で開始。約1カ月間の試験運用で利用状況や利用者の声を分析し、今後の展開を検討する。
過疎地や災害時の利用も視野に入れた楽天のドローン配送サービス
楽天のドローン配送サービスは、まずはゴルフ場で開始されますが、1ヶ月間の運用で利用者の声を集めて、今後の展開に生かしていくそうです。
決済はクレジットカードか、楽天スーパーポイント。ネット通販のような感覚で利用できるんでしょうね。慣れてしまえばどうということはないでしょうが、最初はドローン見たさにゴルフそっちのけで無駄に商品を注文してしまいそうな気がします(笑)
過疎地や災害時の利用も考えているとのことで、楽天と東京大学エッジキャピタルはドローンの開発を行った自律制御システム研究所に合計で7.2億円を出資したそうです。単なるパフォーマンスではない本気さが伺えますね。
わずか十数万円の機種でも驚くほど性能が高いドローン
ニュースで耳にすることも増えたドローンですが、実際に見たことがある人はまだ少ないのではないでしょうかね。
私は何度か本物を見たことがありますが、わずか数万円の機種でも驚くほど高性能で驚きました。 ドローンは飛行性能が非常に高いため、何百メートルも飛ばすと肉眼では確認が困難になります。そんなときはオートリターン機能を使うと、自動制御でドローンが自分の元まで帰ってきます。
また空港など飛行禁止区域を自動検知して避けたり、障害物を検出して回避できない場合には数メートル前でホバリング状態(空中停止)になったりするなど、わずか十数万円のドローンでも高度な制御ができるようになっています。
誰でも使えてしまうために課題も多いドローン
応用範囲が広く、性能が高いにも関わらず、個人でも購入できる価格帯で販売されているドローンですが、利用者側の常識が問われる部分が多く、課題も少なくありません。
首相官邸にドローンが墜落したことは大きなニュースになりましたよね。ほとんどの人が節度を持って楽しんだり、仕事に活用したりしているわけですが、一人でもこういうことをしてしまうと、一気に規制してしまおうということになってしまいます。
非常に残念ですが、非常識な使い方をしてしまう人達を野放しにしておくわけにもいかないので、規則が作られていくことは致し方ありませんが、できればきちんと有効利用されて、様々な場面で活躍して欲しいものですね。