公開年月日:2016年09月12日
飲食店に朗報!予約時に保証金を請求できるサービスの登場で、キャンセル料の請求が可能に
ウェブで飲食店の空き状況を確認して予約できるサービスは利用者にとってはとても便利。しかし無断でキャンセルされる場合もあり、飲食店としてはデメリットが大きくなってしまう恐れがあります。
トレタが自社サービスの新機能としてリリースした機能を使えば、ウェブ予約時にクレジットカードを使って保証金の決済ができるので、そのようなリスクがなくなりそうです。
飲食店向け予約・顧客台帳サービスを手掛けるトレタ(東京都品川区)は、予約時に保証金を預かることができる機能をリリースした。飲食店をウェブで予約するときに、顧客はクレジットカードで保証金を決済する。導入した店舗はキャンセル防止策としての効果を期待でき、キャンセル料の徴収を確実にすることで、金銭的な損失補填(ほてん)も可能になる。
無断欠席は本当に迷惑
一度でも有料イベントを主催したり、その運営に関わったりしたことがある人ならわかると思いますが、ある程度の規模でイベントを開催すると、必ず無断欠席する人がいます。イベントでは会場を用意しなくてはいけないので、主催者側はその支払いが必要ですし、人気のイベントになると参加希望者が定員を超え、参加したくても参加できない人がキャンセル待ちをします。
そのような状況において無断欠席してしまうような人は、イベントの主催側と参加側、双方に迷惑をかけることになります。DoorkeeperやPeatixなどのイベントの集客・管理サービスでは、クレジットカードなどを使って事前決済ができます。
これらのサービスを使えば、主催者側は金銭的な被害は防げますが、キャンセル待ちをしている人達のことを配慮するなら、イベント参加申し込み後に参加ができなくなった場合は、早い段階で申告することがマナーといえます。
キャンセル料はかかって当然と考えるべき
特に飲食店の場合はなま物を扱うため、ある程度の規模で予約が入った場合には、多めに材料を仕入れて、下ごしらえをしておく必要があります。突然キャンセルされたりしたら、大きな損害が出てしまうことになりかねません。
直前でキャンセルが必要になった場合、料理を食べられないのにお金を払うことには抵抗を感じるかもしれません。しかしすでに仕入れを行った後の飲食店も同様に損をしてしまうのですから、キャンセル料を支払うのは当然です。
無断でキャンセルしてしまうような人達は逆の立場で考えるべきです。こんなことを一度でもされたら、もうその人には二度とお店に来て欲しくないと思わないでしょうか。自分がされて嫌なことは、他の人に対してするべきではありませんよね。
今は多くの飲食店がこのような場合に金銭的な補償は受けられない状態ですが、今回紹介しているサービスが普及すれば、損害は軽減されそうです。美味しい料理を提供してくれる飲食店が一方的に損をすることが無いようになるとよいですね。