法人・個人事業主向けETCカードを徹底調査&比較
更新年月日:2014年07月04日
営業や配達など、会社や事業の仕事の中で高速を移動手段に利用している人も少なくないだろう。その場合できるだけ経費の削減を行うために、ETCを搭載させた車を利用している会社や事業所も多い。法人向けのETCカードは、コストパフォーマンスが優遇されているのみならず、様々な特典が付帯したものが多数ある。社内でもじっくり検討して、利益に結びつけよう。
法人用ETCカードをマスターして賢く活用!
法人・個人事業主向けのクレジットカード、ETCカードは、ビジネスシーンで活躍する、一般カードでは見られないサービスや特典が満載。ケチケチと経費を節約するよりも、スマートにカードを使いこなして、いつの間にか経費削減につながっているというのが理想だ。
法人用のカードの特徴をおさえて、マスターすれば今まで以上に仕事がしやすくなること間違いナシ!
クレジットカード1枚につきETCカードを車の台数分発行が吉
法人用クレジットカードでETCカードを申し込む場合には、1枚のクレジットカードに対して、複数枚のETCカードを発行することができる。ETCカードの利用は車ごとに異なるがクレジットカードが1枚であれば、請求先が一括になるため管理しやすい。
また、社員それぞれにクレジットカードを持たせるのは不安だが、ETCカードだけ担当者の人数分の枚数がほしいという場合にも、法人向けのクレジットカードならそれが可能となる。
もちろん、キャッシュバックなどのカード特典が搭載している場合、複数のETCカードを1枚のクレジットカードに集約させれば、少しでも経費削減となるのでぜひ活用してみよう。
法人用ETCカードの発行手数料、年会費はコスパ重視で
法人・個人事業主向けのカードとなると、ETCカードの発行手数料や年会費が高くつくのではないか、と心配な人もいるかもしれない。しかし、カードによっては、それらがほとんどかからない、無料といったものもあるので、コストパフォーマンスを重視するなら、費用もしっかりチェックしておきたいところだ。
逆に、手数料や年会費がかかっても、空港ラウンジの利用やロードサービス、保険が充実しているカードもある。ラウンジの利用料や保険料が別途かかる場合には、かえって得をするケースも。仕事中にどのようなサービスをよく利用しているかを割り出し、どちらのメリットが高いか比較すると良いだろう。
優秀ETCカードを活用して経費削減!
ポイント交換の手間がイヤな人はキャッシュバックを選ぼう
会社でクレジットカードやETCカードを利用するとなれば、取り扱うカードの枚数が多くなるため、その都度ポイントの確認をするのは面倒。また、貯まったポイントをアイテムに交換したり、マイルに交換したりするといった手間自体、日々の雑用で忙殺されて忘れられてしまう可能性がある。
そんな場合に助かるのが、ポイントの代わりに現金で自動的にキャッシュバックされる仕組みだ。手間も減り、確実に経費の節約を求めるなら、JCBの「ビジネスプラスカード」がおすすめ。ETCカードの発行手数料、年会費が無料であるのはもちろんのこと、利用額に応じて、クレジットカードの支払日に自動的にキャッシュバックしてもらえるので、ポイントの交換忘れの心配もなく便利。
高速も飛行機も交通費をしっかりカバーできるカード
年会費が多少かかっても、保険やポイントの高還元率など、周辺のサービスを重視するなら、「楽天ビジネスカード」が便利。ポイント還元率も1%と高く、国内・海外旅行保険もしっかり付帯。
さらに、世界中の空港ラウンジが利用できるプライオリティパスもついているので、ふだんから海外へ行くことが多い人は、クレジットカード1枚加えるだけでお得に利用できるようになる。もちろん、ETCカードの発行手数料も無料なので、空も陸も交通費をカバーできる。
おすすめ JCBビジネスプラス法人カード(一般カード)
法人向けのカードで最も利用しやすいのがJCBのビジネスプラスだろう。ETCカードは何枚作っても発行手数料・年会費が共に無料である上、本カードの年会費も1,375円(税込)と格安。また、ポイントをいちいち交換しなくても、月々の利用額に応じて最大3%の自動キャッシュバックしてくれるので大変便利だ。さらに、交通チケットの手配をサービスしてくれるビジネスサポートもついて至れり尽くせり。
おすすめ 楽天ビジネスカード(プレミアムカード)
一般の楽天プレミアムカードに2,200円(税込)の年会費を追加するだけで、ビジネスカードとして利用可能となるコストパフォーマンスの高いカード。何と言っても世界600カ所以上の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスが付帯しているのが心強い。入会時にETCカードを発行手数料・年会費無料で発行可能ではあるが、2枚目からは年会費550円(税込)がかかるので注意が必要。
おすすめ JCBビジネスプラス法人カード(ゴールドカード)
JCBのビジネスプラスに、さらにビジネスでの利用の幅が広がるサービスのついたゴールドカードは、国内主要空港ラウンジが利用可能になる他、最高1億円もの補償がついた海外旅行保険が付帯している。もちろん、本カード1枚に対して複数枚のETCカードを発行しても手数料、年会費は無料。出張の多い人には嬉しい特典ばかりだ。
おすすめ ダイナースクラブ ビジネスカード
ワンランク上のビジネスサービスを求めるなら、やはりステータス性も高いダイナースのビジネスカードだろう。世界中の提携空港ラウンジが利用でき、利用限度額の制限がないので、仕事がスムーズに捗ることだろう。ETCカードは発行手数料・年会費ともに無料になる他、追加カードも2名まで年会費が無料になる特典付き。また、ゴルファー保険というゴルフ好きにはたまらない特典も付帯している。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
抑えめの年会費でセゾンのトップクラスとなるプラチナカードに、ビジネスのサービスが付帯。ETCカードは年会費永年無料。カード入会後にセゾンカウンターでETCカードを申し込めば、その場でETCカードを受け取ることもできる。また、カード利用で貯まる永久不滅ポイントは有効期限がなく貯めやすいのが嬉しい。さらに、世界の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスが無料付帯しているので、海外出張の多い人には最適だ。