キャセイ航空でマイルが貯まるカードを徹底解説
更新年月日:2017年04月01日
香港国際空港を中心にアジア、北米、欧州、アフリカ、オセアニアと世界中に路線を展開する、香港のフラッグ・キャリア。白い筆文字が描かれた尾翼と、クルーが身を包む赤い制服が印象的だ。航空業界で栄誉である「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を幾度と受賞しており、充実した機内サービスやオンラインサービスには定評がある。
名称 | キャセイパシフィック航空 | ||
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公式サイト | http://www.cathaypacific.com/ | ||
航空会社コード | CX | ||
国・地域 | 中華人民共和国(香港) | ||
ハブ空港 | 香港国際空港 | ||
設立年月日 | 1946年9月24日 | ||
就航状況 | 日本国内線 | × | |
日本発着国際線 | ○ | ||
主な就航都市 | 【日本】成田、羽田【アジア】北京、シンガポール、クアラルンプール、バンコク、アブダビ、ドバイ【ヨーロッパ】モスクワ、ロンドン、ローマ、パリ【北中米】ニューヨーク、ロサンゼルス【南米】【アフリカ】ヨハネスブルク【オセアニア】シドニー | ||
マイレージ プログラム |
名称 | アジア マイル | |
搭乗 マイレージ 積算率 |
ファースト | 150% | |
ビジネス | 125% | ||
エコノミー | 50%〜110% | ||
加盟アライアンス 航空連合 |
ワンワールド 規模で第3位。世界156カ国、800以上の都市へ就航。南米、オセアニアの路線が非常に充実。 |
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JAL/ANAマイレージ との相互利用 |
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マイレージの購入 | 可能 | ||
マイレージの譲渡 | 特典交換グループメンバー間で譲渡が可能 | ||
マイルが貯まる クレジットカード |
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※2013年8月19日時点の情報
- 香港を中心としたアジア、ヨーロッパへの渡航が多い人
- JALマイレージ、アジアマイルを貯めたい人
キャセイパシフィックでフライトマイルを貯める
キャセイパシフィック航空は、香港国際空港をハブとして世界各国に多く就航している一方、日本国内発着の路線も充実している。成田国際空港、関西国際空港はもちろん、札幌、名古屋、大阪、福岡発着のフライトがあるので地方在住でも、フライトを利用して効率よくマイルを貯めることができるのは魅力的だ。ここではフライトマイルを貯める2つの方法を紹介する。
キャセイ航空のマイレージプログラム「アジアマイル」に入会する
キャセイパシフィック航空のマイレージプログラム「アジアマイル」に入会することで、フライトマイルを貯めることができる。オンラインから簡単な手続きで入会可能で、入会費は無料だ。
提携する航空会社のマイレージプログラムに入会する
キャセイパシフィック航空のフライトマイルは、ワンワールド加盟航空会社と他提携会社のマイレージプログラムで貯めることが可能だ。ワンワールドには、アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズ、フィンランド航空など、世界各地のメジャーなフラグシップが加盟している。よく利用する航空会社があれば、そちらのプログラムにフライトマイルを貯めるのがよいだろう。
貯めたマイルをキャセイパシフィックで利用する
アジアマイルの場合
アジアマイルの特典には、特典航空券や搭乗クラスのアップグレードはもちろん、Asia Miles iRedeemでのグルメ、最新電子機器、限定イベントといったライフスタイル商品と交換できる特典があり充実している。
アジアマイルの特典航空券には、片道航空券や同伴者無料航空券などもある。繁忙期の特典交換の予約を取りやすくするプライオリティ特典も、片道・往復フライトの両方に適用できるので、片道を通常のスタンダード特典、片道をプライオリティー特典にするといった組み合わせも可能だ。詳細は、特典航空券の交換レートを参照してもらいたい。
また、Asia Miles iRedeemのサイトに行けば、アジアマイルと交換可能なライフスタイル商品の多さに驚くだろう。旅行、グルメ、エンターテイメント、電化製品、美容、ファッション、ギフトカード等のカテゴリーごとにアイテムの検索が可能なので、欲しい商品もきっと見つかるはずだ。
その他、アジアマイルで入札してホテル、パッケージ旅行やイベントのチケットなどを競り落とすオークションや、アジアマイルを慈善団体へ寄付して、救護スタッフ・ボランティア・医師を世界中に派遣したりできるサービスも用意されている。
アジアマイルがあと少しだけ足りない!そんなときは。
残念ながら日本ではカード利用でアジアマイルが貯まるカードが発行されていないが、アメックスカードで貯めたメンバーシップリワードのポイントはアジアマイルに移行することが可能だ。キャセイパシフィック航空以外の提携会社数も多く、カードによっては航空チケット購入でポイントが3〜5倍も付与される魅力的な特典があり、クレ達一押しのカードブランドである。
提携マイレージの場合
日本人にとって利用頻度の高いマイレージプログラムは、やはり国産のJALマイレージバンクかANAマイレージクラブだろう。キャセイパシフィック航空はJALマイレージバンク提携会社の一つなので、JALで貯めたフライトマイル、ショッピングマイル、その他全てのマイルは特典航空券に交換することが可能だ。詳細は、特典航空券の発行に必要なマイル数を参考にしてほしい。
JALマイレージバンクのマイルは「貯める」「使う」の両面でで汎用性が非常に高いので、キャセイパシフィック航空を利用する場合も、JALカードを利用するのが最も有力な選択肢だ。
キャセイパシフィックでマイレージを有効に活用する!まとめ
クレ達の一押しは王道「JALカード」
これまでキャセイパシフィックの魅力や効率的なマイレージの貯め方・使い方を見てきたが、総合的に判断すると、JALカードでマイルを貯めたり利用することを最もおすすめしたい。その理由は、1)提携しているJALカードならキャセイパシフィックのフライトマイルが加算される、2)日本国内でのショッピングでもお得にマイルが貯めることができる、3)電子マネーの利用でマイルの取りこぼしがない、の3つだ。日常生活のショッピングでとりこぼしなくマイルを貯めることができるのは魅力的だ。
JALカードの中でクレ達が1番おすすめしたいカードは「JALカード TOKYU POINT ClubQ(VISA/Master)」だ。東急利用でマイルとTOKYUポイントが貯まり、TOKYUポイントは更にマイルに交換できる。その他PASMOやWAONに対応していて、WAONはチャージと利用でマイルが貯まる。PASMOはチャージのみでTOKYUポイントが貯まため、間接的にJALマイルが貯まると言える。とにかくマイルが貯まる場面が多い、それが1番おすすめしたい理由だ。
もし、Suicaを日常生活でよく利用しているのであれば、「JALカード Suica(JCB)」がよいだろう。Suica経由でお得にマイルが貯まるからだ。
国際線のヘビーユーザーは「アメックスカード」がお得
ワンワールド以外の航空会社、ビジネスクラスなど高額シートを利用する特定層には、アメックススカイトラベラーが非常に魅力的だ。理由は、1)アライアンスの垣根を超えて色々なマイルと交換できる、2)航空券購入でポイントが3倍付与の特典がある、だ。
「獲得マイル数だけ」を考えるなら、JALカードとアメックススカイトラベラー2枚持ちが最強だろう。以下のように使い分けることをクレ達はおすすめする。
- 普段のショッピング→JALカードに貯める
- キャセイパシフィックの航空券はアメックススカイトラベラー(ポイント3倍付与)で購入
- キャセイパシフィックのフライトマイル→JALカードに貯める
ここで紹介したカードの詳細は次のコーナーにまとめてあるので、是非参考にしてほしい。
おすすめ JALカード TOKYU POINT ClubQ(VISA/Master)
とにかくポイントが貯めやすい。東急グループや電子マネーWAON、PASMOをよく利用する人は必見だ。キャセイパシフィックのフライトマイルはJALマイルに交換でき、同様にJALマイルはキャセイパシフィックの特典航空券に交換できる。貯めてヨシ、使ってヨシ。
JALカード Suica(JCB)
Suicaチャージで100円ごとに1マイルが貯まる唯一のJALカード。みどりの窓口、びゅうプラザ、カード発売機、えきねっとなどでJR東日本を利用した場合にもポイントが貯まる。JALカードなのでキャセイパシフィックとの相性もばっちり。