JAL/ANA両方のマイルが貯まるカードを徹底解説
更新年月日:2018年10月18日
JAL/ANA両方のマイルを貯めるなら、スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(通称SPGアメックス)が最適だ。100円のカード利用で1ポイント貯まり、JAL/ANAの1マイルと交換できる。ボーナスポイントも充実しており、場合によってはJALカードとANAカードを1枚ずつ持つよりもマイルが貯まりやすい。
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SPGアメックスなら高レートでJAL/ANA両マイルを貯められる
スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カードは、JAL/ANA両方のマイルに高レートで交換できる唯一のクレジットカードだ。100円のカード利用で3ポイント貯まり、3ポイントを1マイルとしてJAL/ANA両方のマイルと交換できる。つまり100円の支払いで1マイルが貯まる計算だ。
ポイントからJAL/ANAマイルに交換するには、最低3,000ポイントが必要になる。しかし、一気に60,000ポイントを交換すると、15,000ポイントがボーナスポイントとして貯まる。つまり、計算上は60,000ポイントで25,000マイルと交換できることになるため、100円で1.25マイルが貯まる計算だ。
ポイントは1年間に1度でもポイント獲得やポイント使用があれば有効期限が切れることはない。つまり1年で1回以上SPGアメックスで100円以上の利用があればポイントが失効することはない。気長にポイントを貯めて、60,000ポイント貯まったところでマイルと交換するとより高いレートでマイルを獲得できるだろう。
まさにJAL/ANA両方のマイルを貯めたいユーザーにとって、願ったり叶ったりのカードだ。
高額な年会費も無料宿泊券で相殺
SPGアメックスはJAL/ANA両方のマイルに高レートで交換できる貴重な存在だけに、年会費も34,300円(税込)と高額だ。入会するのに二の足を踏んでしまいそうだが、決して割高ではない。なぜならSPGアメックスには世界各地のマリオット ボンヴォイ加盟ホテルで使える無料宿泊券を毎年必ずもらえる特典があるからだ。対象ホテルの中には1泊の料金が年会費以上のものもあるので、うまく使えばこの特典だけでもお釣りが来るだろう。
SPGアメックスなら、カードの利用で貯めたポイントからJALやANAの特典航空券と交換して無料でフライトを楽しみつつ、無料宿泊券で宿泊代まで無料にできてしまう。ワンランク上の旅行をお得に楽しめる優れたカードだ。
もちろん各航空会社のカード2枚持ちでもOK
もちろん1枚のカードにこだわらず、ANAカードとJALカードをそれぞれ使い分けるのも良いだろう。特にANAカードなら毎年のカード継続時やANA搭乗時などに、JALカードならJAL搭乗時などでボーナスマイルが貯まるメリットもある。SPGアメックスも含めて、3枚のカードを比較してみよう。
- ANAカード
- ANAマイルの貯まり方:1,000円で10マイル
- レート:100円で1マイル
- ボーナスマイル(毎年):1,000マイル
- フライトでのボーナスマイル(ANA便搭乗時):区間マイル+10%のマイル
- JALカード
- JALマイルの貯まり方:200円で1マイル
- レート:100円で0.5マイル
- ボーナスマイル(毎年初回のJAL便搭乗時):1,000マイル
- フライトでのボーナスマイル(JAL便搭乗時):区間マイル+10%のマイル
- スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード
- JALマイルの貯まり方:100円で最大1.25マイル
- ANAマイルの貯まり方:100円で最大1.25マイル
- ボーナスマイル:なし
- フライトでのボーナスマイル:なし
SPGアメックスを普段のメインカードとして使ってポイントを貯めつつ、ボーナスマイル用に各航空会社のカードを持っておくのも良いだろう。では次からはJALカード、ANAカードの中でもおすすめなカードを紹介していこう。
WAONでマイル量産!JALカード TOKYU POINT ClubQ(VISA/Master)
JALカードの中で最もおすすめなのはJALカード TOKYU POINT ClubQ(VISA/Master)だ。
このカードの魅力は、電子マネーWAONへのチャージ・利用でマイルが貯まる点と、PASMOへのチャージでもマイルに交換できるポイントが貯まる点、東急グループでの利用でJALマイルと同時にマイルと交換できるポイントが2重に貯まる点の3つだ。
特に魅力的なのはWAONだ。JALカード TOKYU POINT ClubQ(VISA/Master)からチャージすると100円で1マイル貯まり、WAONでの支払いでは200円で1マイルが貯まる。
WAONならマクドナルドなどカード未対応の店舗でもマイルを貯められる。また、WAON払いなら読み取り端末にカードをかざすだけでスピーディーなので、コンビニなどの小額決済時にも積極的に利用できる。
このカードがあればちょっとした買い物などでも取りこぼすことなくJALマイルを量産できるだろう。
年会費751円!Suicaチャージでマイルが貯まるANA VISA Suicaカード
ANAカードの中で最もおすすめしたいのがANA VISA Suicaカードだ。
このカードはマイ・ペイすリボの登録と年1回以上の利用があれば年会費を826円(税込)に引き下げられる。マイ・ペイすリボは要するにリボ払いのことだが、毎月の支払金額をカード利用額と同額以上に設定しておけばリボ払い手数料を掛けることなく利用できる。
※2021年2月以降の年会費から、「年1回以上のカード利用」→「年1回以上のリボ払い手数料支払い」に条件が変更。
つまり、一括払いと全く変わりなく利用できるので、コストをかけずに年会費引き下げのメリットだけ受けられる。
また、ANA VISA Suicaカードの名前の通りSuicaとしても使えるうえ、Suicaへのチャージでもマイルが貯まる。
普段の通勤や通学でANAマイルを貯められる貴重なカードだ。
おすすめ SPG アメリカン・エキスプレス・カード
カード利用100円でJAL/ANA両方のマイルが1マイル以上貯まる最強のカード。ポイント有効期限は実質無期限で、毎年ホテルの無料宿泊券がもらえるのも嬉しい。
JALカード TOKYU POINT ClubQ(VISA/Master)
最もJALマイルが貯まりやすい最強のJALカード。PASMOやWAONへのチャージでマイルが貯まる他、東急グループで使うとJALマイルと共にTOKYUポイントも貯まる。JAL便搭乗でボーナスマイルも貯まる。