KLMオランダ航空でマイルが貯まるカードを徹底解説
更新年月日:2013年11月15日
アムステルダムを拠点に、欧州、アジア、北中米、南米に広く就航。特に欧州内の路線が強力だ。マイルをお得に貯めて賢く利用するなら、適切なマイレージを選ぶことが肝心だ。KLMオランダ航空や欧州路線を頻繁に利用するならフライング・ブルーがいいだろう。渡航先の候補として考えられるエリアのマイレージと、マイルが貯まるカードをこの記事では紹介していこう。
名称 | KLMオランダ航空 | ||
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公式サイト | http://www.klm.com/ | ||
航空会社コード | KT | ||
国・地域 | オランダ | ||
ハブ空港 | スキポール空港 | ||
設立年月日 | 1919年10月7日 | ||
就航状況 | 日本国内線 | × | |
日本発着国際線 | ○ | ||
主な就航都市 | 【日本】成田、関西、福岡【アジア】ソウル、北京、上海、台北、香港、バンコク、シンガポール【ヨーロッパ】アムステルダム、モスクワ、ローマ、ミラノ、プラハマドリード、パリ、ロンドン、ローマ【北中米】ニューヨーク、アトランタ、メキシコシティ【南米】ブエノスアイレス、サンパウロ【アフリカ】ナイロビ、カイロ、ヨハネスブルク | ||
マイレージ プログラム |
名称 | フライングブルー | |
搭乗 マイレージ 積算率 |
ファースト | 公式ページ参照 | |
ビジネス | 公式ページ参照 | ||
エコノミー | 公式ページ参照 | ||
加盟アライアンス 航空連合 |
スカイチーム 規模で第2位。世界178カ国、で1,000以上の都市に就航。中華圏を中心としたアジア、ヨーロッパの路線が充実。 |
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JAL/ANAマイレージ との相互利用 |
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マイレージの購入 | 可能 | ||
マイレージの譲渡 | 会員間での譲渡が可能 | ||
マイルが貯まる クレジットカード |
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※2013年11月15日時点の情報
- オランダ、欧州各都市への渡航が多い人
- フライングブルーを貯めている人
- スカイチーム加盟航空会社のマイレージを貯めている人
スカイチーム加盟、アジア、欧州、北中米、南米に路線を持つ有力エアライン
KLMオランダ航空は世界で最も歴史ある航空会社の1つで、設立は1919年だ。2004年に欧州ナンバーワンのエールフランス航空と統合し、欧州を代表するエアライングループが誕生した。成田、関西とアムステルダム間の直行便に加え、このほど福岡-アムステルダムの直行便も運行が始まった。
KLMオランダ航空は2004年にスカイチームに加盟した。同アライアンスには、日本の航空会社が加盟しておらず、少々使いづらい点はあるが、デルタ航空、エールフランス航空、大韓航空、中国南方航空など、各エリアを代表するエアラインが多く加盟しており、使い方次第ではマイルを有効に活用できる。
また、KLMオランダ航空は、エールフランスと共同でマイレージを運営しており、同マイレージには他のエアラインも参加している。そのため、1社で運営されている他社マイレージよりも、貯めやすく利用しやすい。
KLMオランダ航空でフライトマイルをお得に貯めて、お得に利用するために
KLMオランダ航空で獲得したフライトマイルを有効に利用するためにも、どのマイレージに貯めるか、を決めることは重要だ。マイルの貯めやすさ、使いやすさを考えて、自分にとってベストなマイレージを選ぼう。
- KLMオランダの利用や、欧州への渡航が多いならフライングブルー(エールフランス航空)
- KLMオランダ以外に、北中米への渡航が多いなら、スカイマイル(デルタ航空)
- KLMオランダ以外に、アジアへ渡航が多いならスカイパス(大韓航空)
KLM以外によく渡航するエリアがあるなら、そのエリアで充実したサービスや路線を展開するエアラインのマイレージを選ぶのがよいだろう。
上級会員になればマイルの量産が可能。提携サービスが多いフライングブルー
KLMオランダ航空およびエールフランス(フランス)、タロム航空(ルーマニア)、エア・ヨーロッパ(スペイン)、ケニア航空(ケニア)のフライトマイルは、「フライング・ブルー」に貯めることができる。
会員ステータスは、入会した当初がアイボリーで、KLMオランダ航空はじめ多くの提携航空会社に搭乗して獲得できる「レベルマイル」を貯めると、シルバー、ゴールド、プラチナの順にステータスが昇格する。ステータスが上がれば、フライト毎に加算されるボーナスマイルも増えるため、マイルの量産が可能になる。
フライングブルーは、提携企業が多く、特典航空券やアップグレード特典といったフライト系特典以外のも、ホテル、レンタカー、タクシー、エンタメ、といったサービスでもマイルが貯まる、あるいは利用できる。
フライングブルーは、提携カードが国内でも発行されているので、カード利用ごとにマイルを貯めることができる。
ショッピングでもお得にマイルが貯まるフライングブルーJCBカード
「フライング・ブルーJCBカード(一般カード)」は、国内外問わず、カード利用100円につき1マイルが貯まる。最大3,000万円補償の海外旅行傷害保険に自動的に加入されるので、手間もかからず、渡航先でも安心だ。
同じカードがVISAブランドでも発行されているが、カード利用1,000円ごとに10マイル付与でJCBブランドと比べると取りこぼしが増える。また、付帯される保険サービスの内容がJCBよりも劣る。逆に、年会費はJCBよりも安くお得だ。自身の都合に合わせて選ぶとよいだろう。
北米への渡航が多いなら、デルタ航空のスカイマイルを活用するのもアリ
デルタ航空は、旅客運送数で世界第二位に君臨するメガキャリアだ。日本の成田空港も同社のハブ空港の1つでアジアの主要都市にも広くネットワークを築いている。
北米を中心に、海外への渡航が多い人はデルタ航空の「スカイマイル」に入会するのもよいだろう。KLMオランダ航空のフライトマイルは、同じアライアンスに加盟するデルタ航空に貯めることができる。
貯めたマイルは、デルタ航空や、スカイチーム加盟エアラインの特典航空券に交換することができる。なお、デルタ航空の提携先エアラインには、日本のスカイマークも名を連ねている。フライト系の特典以外にも、スカイマイルマーケットプレイスに行けば、豊富な商品とマイルを交換することが可能だ。
入会して半年以内に15,000マイル、カード利用100円で1マイル貯まるカード
デルタ航空のマイレージ、スカイマイルが貯まるカードで最もお勧めしたいカードが「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード」だ。新規入会で5,000マイル付与に加えて、入会後半年以内でのデルタ航空搭乗で、エコノミーで10,000マイル、ビジネスクラスでは25,000マイルが貯まる。
通常のショッピングでも100円ごとに1マイル貯まるので、フライト以外でも重宝できるカードだ。
アジアへの渡航が多いなら、大韓航空のスカイパスを活用するのもアリ
大韓航空は、ソウルの仁川空港を拠点に世界中に広く路線を展開しているが、特にアジア路線が充実している。日本の地方都市にも乗り入れており、地方在住者にとっても便利なエアラインだ。
ソウルを経由でアジアに渡航する機会が多いなら、「スカイパス」に入会して、フライトマイルを貯めてもよいだろう。KLMオランダ航空のフライトマイルは、スカイパスに貯めることができる。
貯めたマイルは、大韓航空および提携航空会社の特典航空券に交換することができる。
年会費は初年度無料、翌年以降も1,000円台で良コスパのスカイパスカード
大韓航空が運営するマイレージ、スカイパスでマイルを貯めるなら、「SKYPASS JCBカード」がお得だ。年会費は1,000円台で、カード利用100円毎に1マイル貯まる。
取りこぼしが少なく、且つお金がかからないカードなので、効率的にマイルを貯めることができる 。フライト以外にも、提携ホテル、レンタカーの利用でもマイルが貯まる。
おすすめ フライング・ブルーJCBカード(一般カード)
エールフランス航空やKLMオランダ航空でのフライトはもちろん、日常生活のカード利用でも100円ごとに1マイル貯まるので、小額の買い物でも取りこぼしなくマイルが貯まる。海外旅行保険も補償額が最大3,000万円と安心だ。
おすすめ デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード
カード入会、継続ボーナス以外にも、入会後6ヶ月以内にデルタ航空に搭乗すれば、エコノミークラスで10,000マイル、ビジネスクラスで25,000マイルが貯まる。カード利用100円で1マイル貯まるので、小額の買い物でも無駄なく効率的にマイルが貯まる。