TAM航空でマイレージが貯まるおすすめカードを徹底調査＆解説 ～ クレジットカードの達人

TAMブラジル航空は、サンパウロをハブ空港、地方空港を焦点空港として、ブラジル国内を飛び回っている。その一方、北中米、ヨーロッパにも長距離路線を持つ。

チリのフラッグキャリア、ラン航空に買収されたため、2014年3月31日以降はワンワールドに加盟している。

日本の裏側まで渡って、やっと獲得したフライトマイルを無駄にしないために、どうすればよいだろう。まずは、エアラインの利用頻度に応じた適切なマイレージを選ぶことが重要だ。はじめに、ざっくり言ってしまうと

• これからもTAM航空を利用する頻度が高いなら、Fidelidadeがお得
• TAM航空を利用する機会がそれほどないなら、ANAマイレージがお得

Fidelidadeとは、TAM航空が運営する独自のマイレージプログラムのことだ。上記の理由を、それぞれのマイレージの特徴を確認しながら見ていこう。

TAM航空は、「Fidelidade」を運営している。エコノミークラスの積算率は100%以上、ビジネスクラスは150%～200%、ファーストクラスは250%と比較的積算率も高く設定されている。

また、会員ステータスとして、White、Blue、Red、RedPlus、Blackの5段階が用意されており、RedPlusやBlackで上記の積算率に追加で100%ボーナスマイルが積算される。TAM会員を頻繁に利用するならば、会員ステータスをあげることでマイルを量産できる。

ただし残念ながら、日本国内での買い物でもマイルが貯まるカードは発行されておらず、日常でマイルを貯めやすいとは言えない。またフライト以外でのマイル交換先も乏しく、とにかくTAM航空を頻繁に利用するという人以外は、フライトでもショッピングでもマイルが貯まるANAマイレージがおすすめだ。

TAM航空は、2008年に世界最大の航空連合、スターアライアンス加盟が決定し、2010年に正式に加盟した。これに伴って、同じくスターアライアンスに加盟するANAのANAマイレージクラブとの互換性が生まれ、相互に利用できるようになった。TMA航空のフライトマイルはANAマイレージに貯めることが可能だ。

TAM航空のようなスターアライアンス加盟のフライトマイルを貯められる点に加えて、ANAマイレージであれば、日常生活でマイルが非常に貯めやすいメリットがある。ANAカードを利用すれば、飛行機に乗らなくてもカード決済でそのままマイルが貯まる。

それだけでなく、交換先の特典がとにかく多彩で、貯めたマイルを利用しやすい。マイルをクーポンとして利用したり、ショッピングサイトでマイルを通貨のように利用したりもできる。

連携しているポイントプログラムも多く、Tポイントやスターバックスカード、nanacoポイント、Suicaポイント、メトロポイントに交換したりもできる。もちろん特典航空券にも交換できる。「ANA（全日空）でマイルがお得に貯まるカード」で詳細を紹介している。

そんなANAマイレージでお得にマイルが貯まる、クレ達一押しカードを紹介しよう。

ANAマイルを貯めてTAM航空の特典航空券と交換するなら、ANA VISA Suicaカードを使うのがおすすめだ。

このカードはSuicaへのチャージでANAマイルが貯まる唯一のANAカードだ。普段の通勤・通学等でSuicaを使うだけでマイルを貯められるので、自然とマイルが貯まっていくだろう。

また、「マイ・ペイすリボ」に登録し、年に1回以上利用すると、翌年度の年会費が826円（税込）になる特典がある。例えSuicaを利用していなくても、コストの安さでこのカードを選ぶ価値はあるだろう。

※2021年2月以降の年会費から、「年1回以上のカード利用」→「年1回以上のリボ払い手数料支払い」に条件が変更。

• ANA VISA Suicaカード公式サイト

前述ANA VISA Suicaカードと同様に、入会・継続で1,000マイル、ANA搭乗時に基本マイレージにプラス10%のボーナスマイルが付与されるのに、在学中の年会費が無料のANAカード、それがANAカード（学生用）VISA/Masterだ。

このカード独自の特典としては、スカイメイトの割引運賃でも積算率が100%で、卒業後、一般カードへの切り替えで2,000マイルのプレゼントが挙げられる。

学生なら最も適しているANAカードだ。

• ANAカード（学生用）VISA/Master公式サイト