公開年月日:2017年05月22日 更新年月日:2017年12月07日
陸マイラーにもおすすめ!JALビジネスクラスで東南アジアに行くなら、往復25,000マイルで交換できるアラスカ航空のマイルがお得
画像引用元:Alaska Airlines | Welcome to our new brand.(2017年5月23日取得)
ANAマイルやJALマイルを貯めている「マイラー」に耳より情報。
2016年、JAL日本航空とアラスカ航空の提携に伴い、アラスカ航空のマイレージプログラム「マイレージプラン」を使ってJALの特典航空券の発券ができるようになった。
※以降、このページではマイレージプランのことを「アラスカ航空マイル」と表記する
関連記事:JAL、アラスカ航空との提携を開始
アラスカ航空はアメリカ第4位の航空会社でそれなりの規模だが、アライアンス未加盟かつ、日本への就航がなく国内での知名度はさほど高いものではなかった。しかし、昨年からマイラー界隈ではちょっとした「アラスカ旋風」が巻き起こってきている。
その理由は、両社の提携により、JALマイルと比べて圧倒的に少ないマイル数でJALの東南アジア特典航空券に交換できるようになったから。
最近までは、予約システムのバグ?でJALの東京-パリ路線のファーストクラス往復特典航空券をたったの30,000マイルで発券できたり、25,000マイルでアジア路線のビジネスクラスに4回乗れたりとヤリタイ放題であった。現在は残念ながらシステムが改修されたため上記のような極端な旅程は減ってしまったが、それでもアラスカ航空マイルがアジア路線の特典航空券をお得な条件でゲットできるという状況に変わりはない。
このページでは、アラスカ航空マイルの魅力やお得な利用方法をまとめているので、初耳のマイラーは参考にしてほしい。
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目次
アラスカ航空マイルの特徴とおすすめポイント
アラスカ航空マイルには、JALマイルやANAマイルにはない魅力がある。おもな特徴は次の通り。。
- JALの特典航空券に交換できる(アジア路線、北米路線のみ)
- JALマイルやANAマイルと比べて、東南アジア路線の必要マイル数が少ない
- 片道分の発券が可能(往復に必要なマイル数の半分)
- 出発地と目的地の中継地点でのストップオーバー(24時間以上の滞在)が可能
- 家族や友人の特典航空券も発券可能
- JALなど提携航空会社のフライトでマイルが貯まる
- アジア往復のマイル数でシドニー・メルボルンの往復やアジア2往復が可能
- マイル購入(BuyMile)が可能
少ないマイル数で東南アジア路線の特典航空券が発券できる
次の3つの組み合わせで、東南アジア路線の特典航空券に交換する場合の必要マイル数を比較してみた。
- アラスカ航空マイル→JALの特典航空券
- JALマイル→JALの特典航空券
- ANAマイル→ANAの特典航空券
最初に、片道特典航空券に必要なマイル数を比較。
エコノミー、ビジネス、ファーストクラス、すべての座席クラスにおいて、必要マイル数が最も少ないのはアラスカ航空マイル。(ANAマイルは片道特典航空券の発券不可)。
日本-アジア路線国際線特典航空券 必要マイル数比較/片道
使用マイル | アラスカ航空マイル |
JALマイル |
ANAマイル |
---|---|---|---|
使用航空会社 | 日本航空 | 日本航空 | 全日空 |
Y:エコノミー | 15,000 | 17,500 | 発券不可 |
C:ビジネス | 25,000 | 40,000 | 発券不可 |
F:ファースト※ | 30,000 | 50,000 | 発券不可 |
※:アジア路線のJALファーストクラスは運休中。
続いて、往復特典航空券における必要マイル数。
アラスカ航空マイルで往復特典航空券を発券する場合、片道の2倍のマイル数が必要だが、JALマイルは「ディスカウントマイル」や「曜日限定特典」といったディスカウント特典を適用した場合、片道分の2倍未満のマイルで往復得点航空券が発券できる。この場合、エコノミークラスに限っては、JALマイルの方が少ないマイル数で発券できる。
日本-アジア路線国際線特典航空券 必要マイル数比較/往復
使用マイル | アラスカ航空マイル |
JALマイル |
ANAマイル |
---|---|---|---|
使用航空会社 | 日本航空 | 日本航空 | 全日空 |
Y:エコノミー | 30,000 | 24,000~35,000 | 30,000~38,000 |
C:ビジネス | 50,000 | 60,000~80,000 | 55,000~63,000 |
F:ファースト※ | 60,000※1 | 100,000※1 | 105,000~114,000※2 |
※1:東南アジア路線のJALファーストクラスは運休中。
※2:全日空は東京-シンガポール路線にファーストクラス設定アリ→2017年11月にファーストクラス運休
片道、往復、ほぼすべての座席クラスでアラスカ航空マイルが最も少ないマイル数で発券できる。
アジア発→日本経由→アジア着は片道分のマイルで発券できる
アラスカ航空マイルで発券した特典航空券は、1回までのストップオーバー(中継地で24時間以上の滞在)が可能なので、海外から出発して日本でストップオーバーをすれば、アジア発→日本経由→アジア着の「実質往復」のルートでも片道分のマイル数で発券できる。(ただし、到着地・目的地が同じ国の場合は往復の扱い)
たとえば、バンコク発→東京経由→シンガポール行きが片道扱い。エコノミー15,000マイル、ビジネス25,000マイルで発券できる。ビジネスクラスの往復がたったの25,000マイル!
また、インド路線も東南アジアと同じマイル数で発券できるのでお得。ニューデリー→東京→ジャカルタも片道扱い、移動距離はおよそ6,200マイル(東京→シカゴの片道相当)。
対象はJALが運行しているアジア路線(東アジア、東南アジア、インド)すべて。(ただし、他社運航コードシェア便は対象外)
ソウル、プサン、北京、上海、大連、広州、天津、香港、台北、高雄、マニラ、ハノイ、ホーチミン、バンコク、クアラルンプール、シンガポール、ジャカルタ、デリー
このパターンでの必要マイル数を比較すると一目瞭然。アラスカ航空マイルがずば抜けてお得なのだ。海外在住者やアジアに頻繁に渡航する人は、この方法で特典航空券を発券すべき。
バンコク発-日本経由-シンガポール行き国際線特典航空券 必要マイル数比較
使用マイル | アラスカ航空マイル |
JALマイル |
ANAマイル |
---|---|---|---|
使用航空会社 | 日本航空 | 日本航空 | 全日空 |
Y:エコノミー | 15,000 | 24,000~35,000 | 30,000~38,000 |
C:ビジネス | 25,000 | 60,000~80,000 | 55,000~63,000 |
F:ファースト※ | 30,000※1 | 100,000※1 | 105,000~114,000※2 |
※1:東南アジア路線のJALファーストクラスは運休中。
※2:全日空は東京-シンガポール路線にファーストクラス設定アリ→2017年11月にファーストクラス運休
予約した特典航空券は変更も可能→特典航空券の変更・キャンセルの手順(ページ内の後半へ移動)
アラスカ航空マイルの貯め方
空マイラーはともかく、陸マイラーであればどれだけ魅力的なマイルでも日常生活で貯められなければ意味がない。
いったいどのように貯めるのか?
ここから、おもな3つのマイルの貯め方を紹介しよう。
ポイントサイト経由で貯める方法はないが、お金さえあれば誰でもマイルを手に入れられる。
1 JALなど、提携航空会社のフライト
アラスカ航空はJALの他にも多くの航空会社とマイレージ相互提携をしている。そのため、提携会社の飛行機に乗るとマイルが貯まる。
マイルが加算できる&特典航空券を発券できるエアラインは次の通り。比較的ワンワールドメンバーとの提携が多いが、アイスランド航空やペンエアーなど、あまり耳にしないエアラインとも提携していて、独自色が強い。
- ワンワールド
- Japan Airlines
- Cathay Pacific
- American Airlines
- British Airways
- Qantas
- finnair
- スターアライアンス
- Singapore Airlines
- スカイチーム
- Air France
- KLM
- Korean Air
- その他
- Emirates
- Fiji Airways
- Hainan Airlines
- Icelandair
- PenAir
- Ravn Alaska
- Virgin America
※赤字は日本に就航している航空会社
これらの航空会社でフライトする際、アラスカ航空マイルに加算するように航空会社のスタッフに伝えると、アラスカ航空マイルが貯める。
加算マイルの計算方法は、「フライトした区間のマイル数」x「搭乗したクラスの積算率」となる。積算率は購入したチケットのグレードや種類により異なる。全体的にフライトマイルの積算率は高い。基本区間マイルの350%が貯まるケースもあるほどだ。
日本在住なら、JALのフライトでマイルを貯めるのが手っ取り早い。
たとえばファーストクラスでフライトした場合、区間マイルの350%のマイルが貯まる。羽田-ニューヨーク路線なら区間マイル6,723マイルの350%分、23,530マイルが貯まる。
画像引用元:Japan Airlines – Airline partners – Mileage Plan | Alaska Airlines(2017年5月23日取得)
それぞれの航空会社のフライトでのマイル積算率は以下のリンク先で確認できる。
2 マイルの購入
JALマイルとANAマイルは航空会社からマイルを購入することはできないが、海外では「Buy Mile」が可能な航空会社は多く、アラスカ航空も会員に対してマイルを販売している。
マイレージ会員登録後、以下のリンク先から(公式サイト)マイルが買える。
購入単位は1,000マイル、価格は1,000マイルにつき27.5ドル。1マイルあたりの単価は0.0275ドルとなり1ドル=110円換算で3円ちょっと。自分的にバイマイルは1マイル2~2.5円がお値打ちと考えているので、これは少し割高。
しかし、年に数回、マイルを通常の40~50%OFFで購入できるセールを開催しているので、そのチャンスに買うのがおすすめ。
現在(2017/5/23)開催中のセールでは、東南アジアビジネスクラス相当の26,000マイルが550ドル(1ドル=110円換算60,500円)。6万円でビジネスクラスで東南アジアを往復できる計算になる。
旅行の予定に合わせて計画的に購入するのが賢い方法だ。
会員登録、マイル購入、特典航空券の予約・発券の手順
アラスカ航空マイルを使って特典航空券を発券するには、最初にアラスカ航空公式サイトからアラスカ航空マイルの会員登録を行わなければいけない。
会員登録
公式サイトにアクセスして画面上部のMileage Plan→Joinを選択。
申込画面に移動したらJoin Mileage Plan and create a My accountを選択。個人情報を登録して画面下のJOIN NOWを押す。
これで登録は完了。登録完了画面にマイレージ番号が表示されるので控えておこう。
マイル購入
会員登録をした後、公式サイトにアクセスして画面上部のMileage Plan→Buy and share milesを選択。
購入画面を選択した後、会員氏名、会員番号、登録したメールアドレスを入力。
購入したいマイル数をプルダウンから選択。
金額を確認後画面右下のPAY NOWを押す。
特典航空券の予約・発券
公式サイトにアクセスしてフライト検索画面のAll search optionを選択。この画面からも検索できるが、より詳しい条件で検索できる方法を紹介。
1:特典航空券を発券する際は必ずUse Mileにチェックを。Adult・Childrenで大人・子供(2~17歳)それぞれの人数を選択。
2:往復特典航空券はRound-trip、片道はOne-Way、中継地でストップオーバーするなら往復・片道に関わらずMulti-cityを選択。(最大のメリットとして紹介した東南アジアビジネスクラス往復特典航空券を25,000マイルで発券するならMulti-cityを選択。)
3:出発地をTo、目的地をFrom、フライトの出発希望日をDateに入力。下の画像は東京でのストップオーバーできるバンコク発シンガポール着の片道特典航空券を検索する場合(バンコク→東京:7月25日発、東京→シンガポール:9月25日発)。
1:表示された検索結果の中からフライトを選択。
2:気に入ったフライトがなければChange searchを選択して再検索を行う。
Flight Summaryで1:選択したフライトスケジュールと2:必要マイル数と手数料を確認、3:NEXTを選択。
その後の画面で搭乗者情報と支払クレジットカードの情報を入力して発券完了。クレジットカードはVISA、マスターカード、JCB、アメックス、ダイナースの5大ブランドが利用できる。
特典航空券の変更・キャンセル
発券した特典航空券を変更・キャンセルしたい場合は、公式サイトのコチラにログインして、My tripsのPurchasedを選択。
次の画面でPurchased Reservationsから変更・キャンセルしたいフライトを選択。
変更の場合はChange reservationをキャンセルの場合はCancel reservationを選択。
出発前の場合出発60日よりも前ならば変更・キャンセル手数料は無料、60日以内なら125ドルの変更・キャンセル手数料がかかる。また、すでに第一区間を出発した後に次の区間の出発日を変更したい場合はインターネットでの変更手続きができない場合があり、アメリカのコールセンターに電話しなければならない(もちろん英語)。
マイルは改悪がつきもの。早めに発券しよう
アラスカ航空は予告なくエミレーツ航空の特典航空券の交換レートを改悪した悪しき前例がある。
「いつか発券できたらいいなぁ」と思っていたらいつの間にか改悪されてしまうなんてこともあり得る。
発券後の日程変更はできるので、思い立ったが吉日。発券はお早めに。
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