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電子マネー「一体型」「分離型」「携帯型」の違いと特長

更新年月日:2012年10月10日

電子マネー3つのタイプ

電子マネーといっても、まったく実態のないものではなく、現実世界に存在する“モノ”の中にデータとして蓄積されているのです。では、その“モノ”とは何なのか?それが、クレジットカード、電子マネーカード、携帯電話の3つです。

クレジットカードの中に電子マネーがデータとして蓄積された形態を、クレジットカード機能と電子マネー機能が一体になっていることから「一体型」と呼びます。

逆に、クレジットカード機能はクレジットカードに、電子マネー機能は電子マネーカードにと、2枚のカードそれぞれに機能を持たせている形態を「分離型」と呼びます。

そして、携帯電話のアプリを使い、携帯電話に電子マネー機能を持たせている形態を「携帯型」と呼び、それぞのメリット・デメリットを踏まえた上で利用者が選べるようになっています。

それぞれのタイプを比較してみよう

「一体型」「分離型」「携帯型」。3種類の電子マネー保持形態にはそれぞれ特長があります。

クレジットカードとの「一体型」

特徴的なのが、持つカードが1枚で済むという点です。一目瞭然ですね。財布の中身がパンパンにならずに済むという物理的なメリットもありますが、何より大きなメリットが、ポイントシステムの多大な恩恵を受けられる点です。

電子マネーの利用時はもちろん、クレジットカードからのチャージでポイントが発生し、そのポイントを提携会社のポイントプログラムに移行することもできるのです。例えば、ビックカメラSuicaカードでは、店舗でのショッピング1,000円につきビックポイント100ポイント(100円相当)、JR東日本での定期券購入やチャージ1,000円につきビューサンクスポイントが6ポイント(15円相当)付与されます。これらが相互に交換できるので、例えばビックカメラで貯めたポイントで、JR東日本の乗車券を買うことだって可能なのです。

カードとは別にもう一枚「分離型」

分離型のメリットは、とにもかくにも“分かれている”ということ。電子マネーであるETCカードとクレジットカードを別々に持っていることで例えてみましょう。

高速道路を使って旅行などに行く時、大抵の人は財布にクレジットカード、車載器にETCカードを入れるでしょう。そんな時、車上荒らしに遭い、ETCカードが盗まれたと仮定します。すると、確かにETCカードが盗難にあったのは痛手ですが、クレジットカードが無事だったのはせめてもの救い。これが一体型だった場合、クレジットカードもETCカードも失うことになるので被害は甚大です。つまり、リスク回避という面で分離型に分があると言えるのです。

また、ETCカードならいちいち車に挿入したり取り出したりするのも面倒でしょう。用途に応じて分離型の方が便利なケースというのはたくさんあります。

携帯電話と一体の「携帯型」

現代においては、携帯電話を持たずに外出するシーンというのは限られてくるのではないでしょうか。そういう意味で、「携帯型」のメリットは何と言ってもその携帯性にあると言えます。たとえ財布を持っていなかったとしても、携帯電話一つ持っていれば、少額のショッピングに対応可能です。

また、財布の中を整理できるというのも大きなメリットです。例えば2種類の電子マネーを使っているとしても、「携帯型」なら複数枚のカードを持つ必要がないのです。

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