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公開年月日:2016年08月24日

黒船到来?クレジットカード業界でも存在感を強めるApple

iPhoneを人差し指で触る

毎年恒例となっているAppleの開発者向けイベントWWDCですが、今年は新製品発表がなく、がっかりしたAppleファンも多いみたいですね。

しかしMacの新OSには、Appleが提供している決済サービスApple Payを使い、iPhoneを使ってネットショップなどで決済可能な機能が搭載されます。

様々な業界の常識を破壊してきたAppleの影響がクレジットカード業界にも及ぶのでしょうか。

アップルは6月13日に年次開発者会議「WWDC」を開催し、今年秋以降に公開するOSの新バージョンを中心とした、これからの戦略を発表した。ハードウェアの発表がなかったため、日本国内では「今ひとつ面白みに欠けた」との評価が支配的であるようだ。しかし、Mac用の新OS「macOS Sierra」の一機能として紹介されたある機能からは、我々の生活に大きな影響を与える現象の影が見えてくる。もうすぐ我々は、「クレジットカードを使ってサインする」という行為をしなくなる可能性が高いのである。

引用元:アップルが考える「iPhone+クレジットカードでサインがいらない世界」 仕事に役立つITニュース:PRESIDENT Online – プレジデント

ハードウェアだけではないAppleの強さ

Appleといえば、デザイン性の高い製品が魅力の1つです。私もそこに魅了されており、自宅ではiMac、外出先ではMacBook Air(ノートパソコン)、タブレットはiPad mini、携帯電話はiPhoneと、もうすっかりApple漬け。

世界中に熱狂的なファンを持つことでも有名なAppleですが、強みはデザイン性の高さだけではありません。

まだCDが主流だった時代に自社独自の音楽配信サービスiTunes Storeを開始し、その後は映画やゲーム、電子書籍などの配信を行う巨大なプラットフォームへと育て上げました。

このようにハードウェアだけでなく、ソフトウェアに関しても先見の明を持って魅力的なサービスを提供してきたAppleが狙う次の市場がクレジットカード業界です。

Apple Payはクレジットカード業界でも影響力を強められるか

日本にはガラケーの時代から、専用端末にタッチするだけで決済できるサービスが提供されており、Apple Payにはいまさらと感じる人も多いかもしれませんが、実際は似て非なるものです。

これまでガラケーやスマホに搭載されていた決済機能は、端末側に一定の金額をチャージする電子マネーのようなものでした。決済できる金額は少額に限ります。

これに対してApple Payは従来のクレジットカードやデビットカードと紐付けを行い、通常のカードと同様に高額な決済にも対応できます。Apple PayではiPhoneは認証端末として利用されます。

このような仕組みはApple独自のものではなく、クレジットカード会社側が開発しているものであり、Android PayやMicrosoft Walletなど、他社のスマホにも同様の仕組みが提供されます。

独自の技術ではないものの、世界中で売れているiPhoneを持つAppleには大きな強みとなります。また最初の段階では認証端末という位置付けのiPhoneですが、利用者が増えてきたら独自のクレジットカードを提供する可能性もあります。

そうなるとクレジットカード業界の勢力図に影響が出てきそうです。

iPhoneが発表されたときは本当に衝撃的でしたが、まさかこれが起点となって携帯電話業界、ゲーム業界、自動車業界など、様々な業界に無視できないほどの影響力を持つようになるとは想像できませんでした。本当に圧巻ですね。

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