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公開年月日:2016年08月26日

カード番号盗用で22.6億円の被害!被害回避のため明細確認はしっかりと

画面上の南京錠

日本クレジット協会の調査結果によると、2016年第1四半期のクレジットカード不正使用被害額は37億円。うち22.6億円がカード番号盗用による被害だそうです。便利さとは裏腹に盗用される怖さが付きまとうクレジットカードですが、利用明細の確認をまめに行うことで、被害に遭う可能性は大幅に下がります。

 

日本クレジット協会は6月30日、2016年第1四半期(1月~3月分)におけるクレジットカード不正使用被害実態調査の結果を発表した。同調査は、クレジットカード不正使用の実態を明らかにするために、クレジットカード発行会社を対象に継続的に実施しているもの。2016年第1四半期の不正使用被害額は前期比6.6%増の37億円と、4期連続で増加した。内訳は、偽造カード被害額が同9.8%増の9億円、番号盗用被害額が同10.2%増の22億6,000万円、その他不正使用被害額が同10.0%減の5億4,000万円となった。

 

引用元:クレカ不正使用、3カ月で37億円分 | マイナビニュース  

クレジットカード番号盗用により3ヶ月で22.6億円の被害

銀行や証券会社、クレジットカード会社など、金融系は業務がお金と直結しており、他の業種に比べて利益率が高い印象があります。しかし不正による被害額も非常に大きいということですね。

クレジットカード番号盗用による被害は前期比で10.2%増とのこと。引用元の記事では盗用の原因にまでは触れられていませんが、ネットの影響が大きいのではないでしょうか。

ネットショッピングが普及する前は、クレジットカードを使う場といえば実店舗。実店舗での不正利用の手段としては、二重決済、カード番号のコピーなどがすぐに頭に浮かびます。その場合は店舗や従業員がお客を相手にセコセコと不正を働く必要があります。

稼ごうと思って、全ての客に不正を働いていたらすぐにばれるでしょうし、そんな犯罪を働く店舗が何万件もあるわけはありません。となるとやはり、クレジットカード犯罪増加の主要因はネットの普及です。日本クレジット協会の調査結果によると、ネットショッピングでのカード利用額は年々増加しています。

実店舗での不正利用とは違い、ネットでは何万人という人達に対して一斉に不正を働くことができてしまいます。皮肉ではありますが、ネットによってカード利用額が増える一方でサイバー犯罪による不正利用も増えているのです。

不正利用の被害を受けないためには利用明細の確認が重要

何度もお伝えしていますが、クレジットカードで不正利用の被害を受けないためにもっとも簡単で有効な手段が利用明細の確認です。

ほとんどのクレジットカード会社では、被害発生から60日間であれば全額を補償してくれます。利用者は不正利用されたことに気付きさえすれば、被害を免れる可能性が高いのです。

悪質なのがいきなり大きな金額を引き出さず、非常に多くの人から数百円ずつという少額の決済を行う手口です。身に覚えがない数万円の決済が利用明細に記載されていれば、すぐにおかしいと気が付きますが、数百円程度であれば、気が付かない可能性が高くなります。

毎月きちんと利用明細に目を通す習慣がついていれば、わずかな変化でも見逃さないようになります。

お店にすすめられるままに作り、そのまま使っていないクレジットカードが複数あるなどという人は一度棚卸しをおすすめします。不正利用ではなくとも、使ってもいないサービスの基本料金を引き落とされ続けているなんてこともありますからね。

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