公開年月日:2016年07月08日
ローンを組む際は金利と心の負担を考慮して、本当に必要なのかを見極めるべき
2016年3月期決算において、イオン銀行やセブン銀行などの流通系が、カードローンやATM手数料での利益によって増益となったそうです。
ローンによって大きな買い物ができるようになりますが、月々の支払額が小さいほど返済期間は長くなり、金利の分だけ支払総額が大きくなります。よく考えて賢く利用したいものですね。
イオン銀行など異業種参入組8行の2016年3月期決算が出そろった。流通系では個人向け無担保ローンが好調なイオン銀とATMの利用手数料が増えたセブン銀行が前の期比で増益を確保。楽天銀行とジャパンネット銀行は2ケタ増益と底堅さをみせた。
カタカナの意味を正しく理解することが重要
「loan(ローン)」の意味を辞書で引くと「貸し付ける」などと書かれています。カタカナにするとわかりにくい言葉って、結構多くあります。
例えば美容に効果があるといわれている「プラセンタ」は、「胎盤」のことです。「美容効果の高い胎盤サプリ」では、ちょっと抵抗がありますが、プラセンタと言うなんだかよくわからない名前になるとハードルが下がります。
他にも「コラーゲン」の事例があります。豚足などから取れる脂です。「豚足」「豚の脂」ではパッとしないし、国によっては気持ち悪いと言われてしまいますが、コラーゲンというと受け入れられたりします。
コラーゲンはオカジマさんという日本人が広めたそうですが、名称一つで商品のイメージを180度変えてしまう好例と言えますね。
お伝えしたいのは「言葉の綾」によって煙に巻かれてしまうのではなく、きちんと本質を理解しないといけないということです。
ローンを検討する際は、お金を貸し付けられることだということを踏まえておかねばいけません。
基本的には現金払いが一番賢い
若い頃にローンを組んで新車を購入しました。160万円ぐらいのそれほど高額ではない車でしたが、初めての新車は嬉しいものでしたね。
ボーナス払い込みで3年程度のローンでした。うろ覚えですが、月々3万円ぐらいの支払いだったかな?完済するまではこれが嫌でしょうがなかったです。
経済的には余裕がありましたが、毎月必ずお金を返さなければいけないという負担は気持ちの上でも大きかったです。以来、私は全ての買い物を一括払いにしました。
一括払いなら負担はその場限りなので、気持ちの上では非常に楽です。
しかし住宅のような大きな買い物はさすがに一括払いはできませんよね。マンションや家は購入するのが得か、借りるのが得かという議論がありますが、私は断然、賃貸派です。
家を購入するとなると通常は30年ローンなど長期間になります。その間に修繕費なども必要ですし、災害、失業など、返済中の30年間に何が起こるかわかりません。
住居を購入したらその場所に物理的に縛られてしまいます。外的要因でその場所に住むのが難しくなってしまったときや、年老いて現在の住居や場所が不便に感じられるようになったときにも動けるようにしておきたいというのが私の考えです。
特に長期間のローンを組むときは慎重に考えましょうね。