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公開年月日:2016年04月11日

POSシステムを狙ったウイルスが原因でクレジットカード情報が漏洩

クレジットカード決済端末機

NHKの新しい朝ドラ「とと姉ちゃん」が始まりました。主演の高畑充希ちゃんは愛嬌があって親しみがわきます。宇多田ヒカルの新曲もよいですね~

さて、その朝ドラ後のニュース番組「あさイチ」が、気になるニュースを伝えていました。

2016年1月、国内の大手ホテルチェーンでPOSレジに送り込まれたウイルスが原因で、クレジットカード情報が盗まれる被害が出ていたというのです。

「クレジットカードの情報が店のPOSレジに送り込まれたウイルスによって盗まれる被害が、1月に国内で初めて明らかになりました。原因のひとつとして、クレジットカードやPOSレジのIC化が進んでいないことが考えられています。」

引用元:レジからのカード情報漏えい

コンビニやスーパーのようなチェーン店などでは、商品の販売情報を収集・記録して、在庫管理やマーケティングに利用する「POSシステム」が導入されています。

コンビニは晴れの日と雨の日では弁当の数量や種類を変更したり、店舗によって設置する商品を変えたりしています。POSシステムがこのような細やかな調整を可能にしているのです。

このPOSシステムにおいて重要な役割を果たしているのが「POSレジ」です。POSレジから入力された情報は、ホストコンピュータに送信されます。

POSシステムのネットワークに入り込んだウイルスがPOSレジに感染し、そこで読み取ったカード情報が悪意のある第三者に盗まれてしまったわけです。あさイチではこのような情報漏洩対策として「ICクレジットカード」の利用をすすめていました。

情報漏洩対策その1.ICチップに対応したクレジットカードを使う

ICクレジットカードは、従来の磁気テープを利用したクレジットカードより、安全性が高いといわれています。埋め込まれたICチップには様々な情報が記録されていますが、第三者が解析することは極めて困難とされています。

最近では店舗でクレジットカードを利用すると、カードを差し込んだキーパッドを差し出されて、暗証番号の入力を促されることがあります。

これはICクレジットカードに対応した安全性の高い仕組みで、あさイチでもこれならば情報漏洩の可能性は低いと伝えていました。暗証番号を入力する機器はICクレジットカードでしか利用できません。

しかし「ICクレジットカードの利用率は日本では17%(あさイチの情報)」とのことで、まだまだ普及していないようです。自分のカードが、ICクレジットカードかどうかを確認した方がよさそうですね。

情報漏洩対策その2.利用明細をまめに確認し、怪しいものはカード会社に相談する

その他にあさイチが伝えていた対策は「利用明細書をこまめに確認すること」です。「万が一カードを不正利用されてしまっても、60日まではカード会社が補償してくれる(あさイチの情報)」とのことですが、そもそも被害に気が付かなければ、費用請求できません。

私はカードの利用明細は毎月すべて確認しています。あるとき利用明細を見ていて、毎月300円ほどの支払いが発生していることが気になりました。とあるウェブサービスの利用を継続するために必要だと思い込んで支払いを続けていましたが、よくよく調べてみると、実は不要であることがわかって解約しました。

たかが毎月300円程度でしたが5年ほど支払っており、総額は18,000円!塵も積もれば山となるですね(涙)。不正利用対策だけでなく、このような無駄な支出に気付くきっかけにもなるので、クレジットカードの利用明細は面倒でも毎月確認することをおすすめします。

あとは、カードを多く作りすぎないようにするというのが私からのおすすめです。多く作りすぎると管理が大変です。毎月の利用明細確認も、カードが増えればそれだけ手間がかかりますからね。

クレジットカードは利用できる場面が多く、現金不要でとても便利ですが、このような情報漏洩事故は後を絶ちません。普段から気を付けておくことが必要ですね。

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