ポイントを上手に貯めるための基礎の基礎
更新年月日:2012年08月07日
ポイントが貯まるまで
各クレジットカードのポイントは、「利用額に応じて付与される」と説明されています。とはいえ、これはショッピングしたその日から利用分のポイントを使えるという意味ではありません。確かに、利用した金額毎にポイントは付与されますが、ポイントとして機能するのはもっと後のこと。そのタイミングはカード会社によって異なり、大抵は毎月の請求額が確定した時点か、振替日に引き落とされた後になります。
そうして使えるようになったポイントは、1ポイントから利用できるカードもあれば、数100ポイント単位で利用申請するタイプまで実に様々。例えば、交換したい商品やサービスがあるなら、目標とするポイント数に向けて計画的に貯めることができます。1ポイントから使えるケースでは、ついつい少額ずつキャッシュバックなどにしてしまいがちですが、貯金のつもりで半年間は使わない、などと決めるのも、有効に貯める一つの手段ですね。
ポイントの特性に応じて自分なりの方針を決めておくことが、ポイントを無駄遣いせずに貯められるコツです。
お得なボーナスポイントを見逃すな
ポイントを貯める楽しみのひとつに、ボーナスポイントがあります。これは、請求額ベースで付与されるポイントとは別に、条件を満たすともらえたり、付与率がアップするポイントのこと。
よくあるパターンが、前年度の利用額が50万円以上で発生するケース。例えばポイントが貯まることで有名なクレ達もおすすめするライフカードは1年間の利用金額が50万円に達するとポイント1.5倍になる上に、300ポイント(1,500円相当)のボーナスポイントがもらえます。
他にも、クレジットカード毎に多種多様なボーナスポイントが用意されていますが、中には事前に登録したり、エントリーしないともらえない場合があるので、必ず付与条件をチェックして、もらえるものはしっかりもらっておきましょう!
ポイントの有効期限に注意
こうしたポイント制度を日本で最初に考案したのは、ヨドバシカメラでした。購入額の10%をポイント還元しているヨドバシカメラは、「もし、すべてのポイントが使われたら当社は倒産する」と公言しています。
もちろんそうならないために、クレジットカード会社を含め各企業は対策を講じています。それが、ポイントの有効期限。つまり、ポイントプログラムとは失効することを前提にしたシステム、と言っても過言ではありません。逆に言えば、それだけポイントを無駄にしている利用者が多いという証でもあるのです。
ポイントの有効期限は1年~最長5年の間に設けられており、最も多いのが2年、もしくは最長2年。ポイントの有効期限などの情報は、毎月送られてくる利用明細書に掲載されている他、オンライン会員サービスに登録していれば常時チェックできます。失効しそうなポイントがある場合、メールなどで知らせてくれるカード会社もあります。
有効期限のないポイントもある
もっとも有名なのが、セゾンカードの永久不滅ポイント。その名の通り、ポイントに期限はなく、失効することはありません。これはセゾンのブランドが付帯されている提携カードにも適用されます。そしてもうひとつ、意外と知られていないのが三井住友トラストクラブのポイント。ダイナースクラブカードやSuMi TRUST CLUBカードなど、付帯ブランドやランクを問わずポイントは無期限です。
見逃せないのは、有効期限が設定されていても簡単な利用条件だけで無期限になるケース。例えば、AMEXのゴールドカードは有効期限3年ですが、1度でもポイントを交換すれば無期限に変更されます。これらは「実質無期限ポイント」とも呼ばれており、有効期限を気にせず貯められるというメリットがあります。
いうなれば、ポイントは立派な“お金”。ポイントを失効させてしまうことは、みすみすお金を捨てるのと変わりません。有効に活用して、クレジットカードならではの恩恵をあますところなく享受しましょう!