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提携カードの特徴・機能をわかりやすく解説

更新年月日:2012年08月27日

提携カードの基礎知識

提携カードとは、クレジットカード会社が一般企業や団体などと提携して発行するクレジットカード。現在、発行されているクレジットカードの実に7割以上が提携カードだと言われています。

クレジットカードの歴史を見ると、提携カードの成り立ちは代行カードに遡ります。代行カードとは、企業がクレジットカード発行会社に審査から与信、発行、管理に至る、すべてのカード業務を委託して発行するカードのこと。しかし発行当時は、代行を委託した企業のグループ店舗でしか利用できないという声が多くありました。そうしった「もっと幅広く利用したい」という消費者のニーズに応える形で、様々な店舗で利用できる提携カードへと姿を変えたのです。

よく勘違いされがちなのがカードの管理に関すること。例えば「ENEOSでカードを作ったんだから、ENEOSから利用明細が届くんでしょ?」というのは間違いです。ガソリン給油時などにおトクなサービスを受けられるENEOSカード-Sは、ガソリンスタンド事業大手のJX日鉱日石エネルギー(株)が、カード発行会社のトヨタファイナンス(株)と提携しているクレジットカードです。この場合、カードの発行元はJXではなくトヨタファイナンスなので、明細はトヨタファイナンスから届くことになります。

クレジットカード会社が提携する企業は、百貨店やガソリンスタンド、航空会社、鉄道会社…と実に様々。クレジットカード会社のサービスはもちろん、提携企業独自のポイントシステムやサービスの恩恵も受けられる、いわば「二重にオイシイ」カードと言えます。

提携カードのメリットを詳しく紹介

全クレジットカードの7割以上を占めているというからには、それだけメリットを感じている利用者が多いということ。特に、クレジットカードを作る際にはプロパーカードやハウスカードと比較検討する人も多いので、特にそれらのカードとの比較という面から、提携カードのメリットについて説明していきましょう。

特定の店舗・施設でのサービスが手厚い

提携元が運営するグループの店舗・施設では、カード会員ならではの特典がついたり、割引サービス、ポイントが優遇されるなど、プロパーカードにはないメリットがあります。

提携元には航空会社や鉄道会社、ガソリンスタンド、百貨店などがあります。例えば飛行機をよく利用する人なら航空系クレジットカードを作れば、飛行機に乗るたびにポイントが付きます。また、よく車に乗る人なら、毎回の給油時に割引サービスがあるガソリンスタンド系クレジットカードを持っておくなど、自分のライフスタイルに合ったカードを作ることで、大きなおトク感が得られるのです。

その多くが年会費無料&ポイントの二重取りも

多くのカードでは、年会費を提携元が負担してくれるため、無料となっています。このあたりは、大きなサービスと引換に年会費が必要になるハウスカードとの違い。お金をかけず、サービスやポイントが受けられるなんて願ったり叶ったり!

また、提携カードでは2つ以上の会社が関わっているため、1回のカード利用で、クレジットカード会社からのポイントと提携元のポイントが貯まるなど、それぞれの会社が設定するサービスやポイントを別々に受けることができます。これはプロパーカードにもハウスカードにもない、大きなメリットと言えるでしょう。

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