マイナーな発行形態を一挙解説
更新年月日:2012年08月27日
マイナーなカード発行形態
大きくプロパーカード、提携カードと2種類に分けられるクレジットカードですが、この2種類はさらに分類することができます。
まず、プロパーカードの中に含まれるのがハウスカード。そして提携カードは、クレジットカード会社が営利目的の企業と提携して発行するコ・ブランドカード、非営利団体などと提携して発行するアフィニティカードとに分けられます。また、その発行形態によってもスイッチカード、代行カード、ツインカードに分類されます。
スイッチカードとは?
業態の異なる2つのクレジットカード会社が提携して発行するクレジットカードを、スイッチカードと呼びます。クレジットカード会社が2社関わっているため、必然的に両社の審査を受けることになります。利用限度額も2社別々、利用代金の請求も2社別々に来ることになり、手続きや管理面で煩雑であることは否めません。
しかし、2社それぞれのサービスを受けられるというメリットは非常に大きく、このタイプの提携カードも決して珍しくはありません。多少の煩わしさがあったとしても、クレジットカードを持つことでより多くの、そしてより手厚いサービスを望む人には、適していると言えるでしょう。
代行カードとは?
一般企業が、審査や与信、発行、管理といったクレジットカードに関する一切の業務を大手クレジットカード会社や信販会社などに委託する形で発行するのが代行カード。このカードには、企業が抱えるグループでしかカード利用することができないという特徴があり、利用者の不満の種となっていました。そこで、様々な店舗や施設で利用できる提携カードが主流となり、現在ではあまり見ることができなくなっています。
ツインカードとは?
クレジットカード会社が代行カードを発行する際に、同時に自社のプロパーカードを発行する、その状態のことを指すので、ツインカードというカードがあるわけではありません。
代行カードの衰退とともにツインカードという形態も少なくなりました。しかし、ETCや電子マネーといった機能を持たせたカードを別に(もしくは追加で)発行してもらうと、結果的にツインカード状態になっているというのは、よくあることです。