成田空港でラウンジが無料で使えるカードを徹底比較
更新年月日:2013年12月20日
成田空港のカードラウンジは特定のゴールドクラス以上のカードで無料利用できる。保安検査の前に、会員本人または家族会員と利用するならSuMi TRUST CLUB リワードカード、同伴者と利用するならANAアメックスカード/JALアメックスカードがおすすめだ。保安検査後なら、楽天プレミアムカードをおすすめしたい。本記事で詳細を説明してこう。
成田空港のラウンジを無料で利用できるおすすめカードをピックアップ
ゴールドカードで、成田国際空港のラウンジが無料で利用できる
成田国際空港で利用できるラウンジは多いが、そのうちゴールドクラスのカードで無料利用できるラウンジは、カード会社が運営するカードラウンジが4つ、航空会社が運営するエアラインラウンジが2つある。
カードラウンジの4つのうち2つは「TEI ラウンジ」で、第1ターミナル・第2ターミナルにそれぞれにある。もう2つは「IASS Executive Lounge」で、こちらも同じく第1ターミナルと第2ターミナルの両方にある。4つのカードラウンジは全て一般エリアにあるので、国際線/国際線両方の利用者が、出発前/出発後に利用できる。
エアラインラウンジの2つのうち、1つは大韓航空が運営する「KALラウンジ」で、もう1つがユナイテッド航空が運営する「ユナイテッドクラブ」だ。どちらのラウンジも第1ターミナル制限エリアにあり、プライオリティパスのプレステージ会員であれば無料利用できる。
これらラウンジを利用する場合は、該当するクレジットカードと当日の搭乗券などを忘れずに持っていこう。
成田国際空港のラウンジを無料で利用できるカード選びのすすめ
空港ラウンジを利用できるゴールドクラスのカードが欲しいけど、種類が多すぎてどれを選んだらいいかわからない。そんな人は、次の基準でベストな1枚を選ぶといいだろう。
まず、空港ラウンジを誰が利用するかを考よう。ラウンジを無料利用できるカードには、本人会員のみが無料/本人と家族会員が無料/本人と同伴者が無料になる3種類がある。目的に合ったカードを選ぼう。
その上で年会費の安いカードを選ぶとよい。年会費が安いカードなら、数回ラウンジを利用するだけで元が取れるからだ。
成田空港はラウンジが多く、また保安検査の前後で利用できるラウンジや対象カードが違う。今回はわかりやすいように、保安検査前後のどちらでラウンジが利用できるか、という点も整理した上でおすすめのカードを紹介する。
【保安検査の前】国際線/国内線の利用者が、ラウンジを無料利用できるカード
会員本人、会員本人+家族会員の利用が無料になるSuMi TRUST CLUB リワードカード
成田空港のカードラウンジを無料で利用できるカードを、ニーズごとにピックアップしたので紹介しよう。
カード会員本人のみ、または会員本人と家族(18歳以上)で成田空港を利用する機会が多いなら、「SuMi TRUST CLUB リワードカード」をおすすめしたい。
その理由は、年会費の安さにある。成田空港のラウンジを利用できるゴールドクラスのカードの中で、SuMi TRUST CLUB リワードカードは年会費が3,300円(税込)と圧倒的に安い。しかも、家族会員(18歳以上)の年会費は一切無料で、家族がラウンジを利用する場合も、追加コストがかからない。
このカードがあれば、TEIラウンジ(第1ターミナル中央ビル5F、第2ターミナル本館4F南側)の2カ所を利用できる。
SuMi TRUST CLUB リワードカードは、成田空港以外にも、新千歳・中部・伊丹・福岡・那覇空港を含む国内主要28空港でもラウンジを無料利用できる。成田空港から便が出ている空港(一部空港を除く)も広くカバーしているので、往路・復路の両方でラウンジを利用すれば有意義な時間を過ごせるはずだ。
会員本人+同伴者1名の利用が無料になるANA/JALアメックスカード
同僚や友人、または18歳未満の(家族会員になれない)子供とラウンジを利用するなら、本人会員と同伴者が無料利用できるカードが便利だ。
「JALアメリカン・エキスプレス・カード」(6,600円(税込))と「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」(7,700円(税込))の2枚をおすすめしたい。この種のカードで年会費が1万円を切るカードは珍しく貴重だ。
これらのカードがあれば、IASS Executive Lounge(第1ターミナル中央ビル5F、第2ターミナル本館4F)の2カ所を利用することができる。IASSのラウンジは通常、同伴者1人1,000円〜1,500円の利用料がかかるが、このカードがあれば無料になる。
どちらのカードもマイレージと提携していて、カードショッピングやANA便・JAL便の利用でマイルが貯まる。
ただし、成田空港の国内線で、新千歳・中部・伊丹・福岡・那覇線はANA/JAL両方が運行しているが、仙台・新潟・小松・広島線などはANAのみが運行している。
そのため、JALアメックス・ANAアメックスの選択する際は、利用する路線やマイレージとの相性を考えて決めるといいだろう。
【保安検査の後】国際線利用者が、ラウンジを無料利用できるカード
海外の主要都市へ渡航する機会が多いなら楽天プレミアムカード
「楽天プレミアムカード」にはプライオリティパスに無料登録できる特典がついている。
プライオリティパスとは、世界600カ所以上のラウンジを利用できるカードで、成田空港ではKALラウンジとユナイテッドクラブ、その他日本国内では福岡・関西・中部空港の一部ラウンジが利用の対象になっている。
プライオリティパス単体の年会費は、通常4万円程(ラウンジ利用無料のプレステージ会員の場合)かかるが、楽天プレミアムカード会員になれば登録は無料だ。
楽天プレミアムカードは、プライオリティ提携のカードとしては最安の年会費だ。保安検査後に、豪華なラウンジで搭乗時間ぎりぎりまでくつろぎたい、そんな人には是非おすすめしたいカードだ。
同伴者が利用する場合は有料(3,000円)なので覚えておこう。
ニーズ別 | 年会費が 最も安い |
会員以外の同伴者OK | 世界1,000箇所 ラウンジ利用可 |
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カード | リワードカード |
JAL AMEX |
ANA AMEX |
楽天プレミアム |
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国際ブランド | |||||
年会費 | 本人会員 | 3,000円 | 6,000円 | 7,000円 | 10,000円 |
家族会員 | 無料 | 2,500円 | 2,500円 | 500円 | |
TEIラウンジ 第1ターミナル 第2ターミナル (国際/国内共有) |
本人会員 | 無料 | ×(有料) | ×(有料) | 無料 |
家族会員 | 無料 | ×(有料) | ×(有料) | ×(有料) | |
同伴者 | ×(有料) | ×(有料) | ×(有料) | ×(有料) | |
IASSラウンジ 第1ターミナル 第2ターミナル (国際/国内共有) |
本人会員 | × | 無料 | 無料 | 無料 |
家族会員 | × | 無料 | 無料 | ×(有料) | |
同伴者 | × | 1名無料 | 1名無料 | ×(有料) | |
KALラウンジ ユナイテッドクラブ (国際線専用) |
本人会員 | × | × | × | 無料 |
家族会員 | × | × | × | ×(有料) | |
同伴者 | × | × | × | ×(有料) | |
利用可能空港 | 国内 | 28空港 | 28空港 | 28空港 | 28空港 |
海外 | × | ホノルル | ホノルル・仁川 | 世界1,000箇所 |
おすすめSuMi TRUST CLUB リワードカード
二つのTEIラウンジを無料で利用できるゴールドカードの中では、年会費がダントツ安い!家族会員も年会費が無料で、ラウンジ利用も無料になるおすすめカードだ。対象が国内28空港なので、成田空港以外に、新千歳・中部・伊丹・福岡・那覇空港でも無料利用可。
ANAアメリカン・エキスプレスカード
会員本人と同伴者1名まで、第1・第2ターミナルにある2つのIASSラウンジを無料利用できる。カード利用ごとにマイルが貯まるほか、フライトでANA便搭乗で区間マイレージに10%のマイルが加算。成田空港を含む国内28空港や、仁川でもラウンジ利用可。
JAL アメリカン・エキスプレス・カード 普通カード
第1・第2ターミナルにある2つのIASSラウンジを会員本人と同伴者1名まで無料利用できるカードで、年会費最安!国内28空港でラウンジが利用できる。カード利用でマイルが貯まるほか、JAL便搭乗で区間マイレージに10%のボーナスマイルが加算される。
楽天プレミアムカード
登録無料のプライオリティパス会員になれば、国際/国内共有のTEIラウンジ、IASSラウンジだけでなく、国際線の制限エリアにあるKALラウンジ・ユナイテッドクラブをも無料利用できる。自宅-空港間の手荷物配送は年2回まで無料で利用できる。