空港で手荷物無料宅配サービスを利用できるクレジットカードを徹底調査＆比較 ～ クレジットカードの達人

海外旅行する場合に重たい荷物を持って、自宅と空港間を往復するのはとても骨の折れる作業だ。まして、混雑した電車やバスを利用するならなおさらだ。疲れた身体でお土産でいっぱになった荷物を苦労して持って帰った、そんな人も少なくないはずだ。

そんなときに、空港の手荷物配送サービスを利用すると便利だ。同サービスを利用すれば、出発時はサービス業者が自宅まで荷物を集荷しきて空港まで配送してくれる。また、帰国時は空港から自宅まで荷物を配達してくれるので、行きも帰りも移動が楽々だ。

ただし、荷物の配送料金も決して安い訳ではない。年に1回の一人旅ならそれほどの負担にはならないが、例えば年に5〜6回以上、あるいは家族と複数人で利用となるとその負担額は重い。

そんなときにおすすめしたいのが、クレジットカードに付帯してる手荷物配送サービス特典だ。

一部のゴールドクラス以上のクレジットカードには、自宅～空港間の手荷物配送サービスを優待価格で利用できる特典が付帯している。

対象空港は、成田・中部・関西・羽田の4つだ。国際線の利用者が本特典を使用できる。優待価格はカードによって様々だが、配達料金が無料／格安料金になるので、1年に何回も海外へ渡航する人や、家族大勢で旅行に出かける人であれば、その節約できる金額も大きい。

では、その中でも最もお得に手荷物配送サービスを利用できるカードはどれだろうか。カードの選び方も踏まえて、次項で説明していこう。

手荷物配送の特典といっても、その内容はカードによって様々だ。カードを比較検討する場合に参考にしたい項目は、対象区間【往路＆復路／復路のみ】、利用料【無料／優待価格】、制限荷物数【1個／複数】の3つだ。

お得に配送サービスを利用したいなら、もちろん【往路＆復路】の区間で、【複数】の荷物を【無料】で配送してくれるカードを選ぶのがよい。

その上で年会費の安いカードを選ぼう。ただし荷物の配送数が少ない場合は、年会費を先に考えたほうがトータルのコストが安くなる場合もある。

手荷物を複数個・複数回に渡って、自宅-空港間を郵送させるなら、「SuMi TRUST CLUBリワードワールドカード」できまりだ。

このカードは、【往路＆復路】の区間で荷物【3つまで】を【無料】で配送してくれる。ワールドクラスのカードとしては年会費も13,200円（税込）と安く、これだけのコストパフォーマンスを発揮できるカードは、SuMi TRUST CLUBリワードワールドを置いて他にはない。

しかも家族会員（18歳以上）の年会費は無料で、本会員と同等にこの優待サービスを利用できる。例えば、会員本人と家族会員の2人で利用する場合は6個の荷物を無料配送できるから驚きだ。

集荷先＆配送先も2カ所まで指定できるので、友達と旅行する場合でも活躍すること間違いなしのおすすめカードだ。

• SuMi TRUST CLUB リワード ワールドカード公式サイト

手荷物1個の配送なら、「セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード 」がおすすめだ。年会費は3,300円（税込）でこの特典が利用できるカードの中で圧倒的に安い。【復路】の区間で荷物【1つまで】を【無料】で配送してくれる。

1つの荷物を復路だけ配送するなら、何度利用してもトータルコストは最安だ。2回利用するだけで元が取れる。往復で利用する場合は、年間5往復までなら一番安い。

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは、発行期間が最短3日と非常にスピーディーだ。搭乗日まで時間がない、そんな人にもおすすめできる。

• セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード公式サイト

往路で利用する場合：事前にカード会社の指定する専用ダイヤルに電話して、荷物の集荷を依頼しておこう。

復路で利用する場合：空港内の所定の宅配カウンターに荷物を持ち込めば良い。カードによっては、海外でのカード利用明細が必要な場合があるので注意しよう。

カードによって若干の差はあるが、手荷物1個に換算される目安は、縦×横×高さ3辺の合計が120cm〜160cm程度、かつ重量が20kg〜30kg程度のものだ。スーツケースやゴルフバッグ、スキーセット(30kg以内）も含まれる。本記事で記述されている「手荷物」もこの内容を想定した上で読んでほしい。

いる。