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公開年月日:2016年07月29日

緻密な戦略が求められるポイントカード会員の獲得競争

重なりあう様々なカード

ファミマTカードの会員数が2016年6月末に1,000万人を超えたそうです。

様々な企業がポイントカード会員を獲得するべく、しのぎを削っていますが、売上につなげるためには先々のことを考慮し、様々な情勢を見据えた戦略が必要になりそうです。

 

共通ポイントカードの一つ「ファミマTカード」の会員数が6月末に1千万人を突破したことが7日、分かった。ポイント加算時にその会員に適したクーポン券を瞬時に判断、レシートに印字するサービスが好評だ。流通各社にとりポイントカードは顧客つなぎ留めの生命線とされライバルの先を行くアイデア比べが激しくなっている。

 

引用元:ファミマTカード、1千万人突破 ポイントで顧客つなぎ留め – 共同通信 47NEWS  

国内の12.6人に1人がファミマTカード会員

ファミリーマートの店舗数は国内11,761店(2016年5月末)、またTSUTAYAの店舗数は国内1,461店(2013年12月末)です。

ファミリーマートとTSUTAYAの店舗数を合計すると約13,222店となり、1,000万人の会員を獲得するためには、1店舗あたり約756人の会員を集めればよいという計算になります。日本の人口は2016年6月1日現在で約1.2億人なので、12人に1人がファミマTカード会員ということになります。

アクティブユーザーの人数がいかほどかはわかりませんが、かなりのシェアであることはわかります。ただこれだけの会員数を持っていても先行き不透明感が拭えません。

ポイントカード会員獲得のために求められる戦略

TSUTAYAといえば、CD・DVD・ゲームなどの販売やレンタルが主力。しかしこれらの分野ではオンラインサービスが勢いを増しています。

特に最近では低価格で映画は見放題、音楽は聴き放題というサービスも多くあり、わざわざ店舗に行く必要はありません。

見放題・聴き放題のサービスでは配信されていない映画や音楽もありますが、CDやDVDはネット通販で簡単に購入できます。

物事は合理性だけではない部分もあります。私は普段ネットをかなり活用していますが、商品がずらりと並んだ店舗で品定めをするのは、ネットとは違う楽しさがあり、好きです。

ただ全体的な傾向で見ると、店舗販売の衰退は避けられません。趣味趣向だけではなく、人口減少の問題があるからです。

次の50年で日本の人口は約5,000万人も減少するという推計です。業界を問わず、現在と同じ規模の店舗は必要でなくなるのです。

目の前のことを考えて会員獲得に邁進しつつ、様々な社会的要因なども考慮に入れて数年先も見据えた戦略をとらなくてはいけません。

本当にこれから先のことを考えてビジネスをしていくのは大変ですね。

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