公開年月日:2016年07月25日
CCCがポイントカードやクレジットカードをまとめたアプリをリリース。キャッシュレス戦国時代は激化
TSUTAYA事業の運営会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が、ポイントカードやクレジットカードなどまとめられるアプリを公開するそうです。
様々な会社がキャッシュレスのサービスを投入し、利用者の囲い込みに躍起になっていますね。物理カードのようにかさばらないのは良いものの、キャッシュレスゆえのデメリットもあります。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)の子会社であるCCCマーケティング株式会社は、ポイントカードやスタンプカード、クレジットカード、電子マネー、キャッシュカードなどを集約できる共通プラットフォーム「スマホサイフ」アプリを7月20日に提供開始すると発表した。
引用元:CCC、ポイントカードやスタンプカードを集約できるアプリ「スマホサイフ」を提供開始 – MdN Design Interactive – デザインとグラフィックの総合情報サイト
Apple Pay、LINE Pay、Suicaにnanacoにデビットカード
キャッシュレスという大きな枠で捉えると、大手企業がこぞって様々なサービスを提供していることがわかります。
IT系ならApple PayやLINE Pay、交通系ならSuica、流通系ならnanacoやWAON、クレジットカード系ならデビットカードなど枚挙にいとまがありません。
より多くの利用者を囲い込み、自社サービスを通して支払いを行ってもらうようにすれば、継続的に手数料収益などを得られるようになるわけで、覇権争いに力が入るのもうなずけます。
ただあらゆるサービスに対応しなくてはいけない店舗側は大変です。いまでもコンビニや飲食店のレジには、複数のクレジットカードや電子マネーなどのロゴがずらりと並んでいます。対応するための物理端末が必要な場合もありますし、頭が痛いのではないでしょうか。
キャッシュレスゆえのメリットとデメリット
キャッシュレスのメリットは、現金が不要なこと。ポイントカードなどもアプリに集約されていけば、物理カードで財布がパンパンに膨らむこともなくなるし、ポイントカードを家に置いてきた、または紛失したなどという理由でポイントがもらえなかったり、使えなかったりという心配もありません。
先日初めてヨドバシカメラで買い物をした際、アプリの利用をすすめられてその場で登録しました。アプリそのものも使いやすく便利でした。
もしやと思い確認したところ、他の家電量販店もアプリを提供していました。競争が激しい業界は対応が早いですね。
私自身がキャッシュレス派ということもあり、メリットは大きいと感じていますが、スマホが使えない世代にとっては従来のような物理カードが必要です。
データ化された個人情報はインターネットを通じてやりとりされますが、企業の情報流出は毎年発生しており、自分自身がきちんと情報を管理していても、サービス提供会社から漏れてしまう危険性が高まります。
またあらゆるものが集約されていくスマホの重要度が増し過ぎており、紛失したときの被害が大きいというデメリットもあります。難しいですね。