公開年月日:2016年07月07日
セブン銀行ATMでスマートフォンから出金可能に!便利な反面、スマホ依存が高まりすぎて怖い
セブン銀行がスマートフォンを使って、キャッシュカード無しでATMから預金を引き出せるようにするそうです。
便利さの一方でスマホの重要性は上がり続けており、取り扱いにはこれまで以上に注意が必要になります。
セブン銀行は来春からスマートフォン(スマホ)だけでATMから預金を引き出せるようにする。全国規模では初めて。キャッシュカードは必要ない。まずはインターネット専業のじぶん銀行の預金者向けに始め、他行との連携も検討する。セブン銀は全国のセブンイレブンなどに置く2万2000台のATMで同サービスを利用できるようにシステム対応する。
デジタルネイティヴからスマホネイティヴの時代へ
子どもの頃から高性能なパソコンなどに慣れ親しんで育ち、当たり前のようにそれらのデジタル機器を使いこなす世代が、数年前までは「デジタルネイティヴ」と呼ばれていました。
私はいま40代前半ですが、大学を卒業したばかりの頃のWindowsOSのバージョンは3.1で、ちょうどビジネスの現場にパソコンがどんどん入っていく時代でした。今から20年以上前の話です。
その後は各家庭にパソコンやインターネットが普及し、そのような環境で育った人達は大学に入った頃にはパソコンの基本操作が身に付いていました。
ところが最近の学生たちはパソコンが使えないというのです。大学で講師を務める友人の話では、確かに数年前までの学生は当たり前のようにパソコンを使えていたが、最近はスマホの性能が上がり、パソコンが必要なくなったために使い方がわからないというのです。
もはやデジタルネイティヴの時代は終わり、「スマホネイティブ」の時代になっているのです。流れが速すぎますね…
私の仕事にはパソコンが欠かせませんが、それはパソコンを使って情報を発信する側にいるからです。情報を閲覧するだけなら、スマホやタブレット端末があれば十分。コミュニケーションはSNSアプリでできてしまいますし。
あまりの便利さに、車や自転車、徒歩での移動中にまでもスマホを見てしまうことが社会問題にもなっています。
便利さの一方でスマホの重要度が高まりすぎて怖い
ここまでくると、あらゆるサービスにおいてスマホ対応は待ったなしです。セブン銀行のサービスは、このような時代の流れに対応したものです。
偽造クレジットカードを使って18億円もの大金がコンビニATMなどを中心に不正に引き出される事件がありましたが、スマホを使うようになれば安全性も向上しそうです。まあこのあたりはイタチごっこではありますが。
スマホでなんでもできるようになるのは便利ではありますが、これだけ様々な機能が集約されてくると、その重要度も増し、取り扱いには細心の注意が必要になります。
日本では街中でスマホを扱う光景が日常になっていますが、諸外国でこの感覚のまま行動していると、あっというまにスマホを盗まれたり、強奪されたりしてしまう可能性があります。他の国は日本ほど治安がよくありませんからね。
スマホの取り扱いには十分注意しましょう。