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公開年月日:2015年08月23日
キャッシングに強いクレジットカードとキャッシングに関する基礎知識まとめ
クレジットカードはショッピングに使うだけでなく、お金も借りられる(=キャッシング)。
キャッシングは正しい知識を持って利用すれば便利で負担も少ない。
クレジットカードによるキャッシングの基礎知識や、おすすめクレジットカードを紹介するので覚えておこう。
クレジットカードでキャッシングする前に覚えておくべき基礎知識
クレジットカードでキャッシングするメリット
クレジットカードでキャッシングするメリットは4つある。
- 申込手続きが簡単:担保や保証人の用意、書類も要らないケースがある
- 好きなタイミングで借入できる:ATM、ウェブサイト、電話を使えばいつでも簡単に借入れできる
- 海外で現地通貨を引き出せる:現地での両替や日本からの現金持ち込みが不要
- 法外な金利や無理な取り立てがない:クレジットカード会社のサービスなので、違法なサービスは提供されない
特に「3.海外で現地通貨を引き出せる」点は、海外旅行に頻繁に行くなら覚えておこう。
キャッシングなら機械の操作だけで好きなタイミングで引き出せるし、偽札を掴まされる不安もなく、言葉もキャッシングに関する単語のみ覚えておけば良い。
ショッピング枠とキャッシング枠の違い
クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠がある。
- ショッピング枠:買い物や各種支払いで利用できる限度額
- キャッシング枠:借り入れで利用できる限度額
ショッピング枠が80万円、キャッシング枠が50万円だとして、30万円キャッシングすると、ショッピング枠は残り80万円のままだが、キャッシング枠は30万円減って残り20万円となる。
また、一部の会社では総利用枠といって、ショッピングとキャッシングを合算した利用限度額が定められている。
- 総利用枠:ショッピングとキャッシング、カード全体で利用できる限度額
キャッシングしか利用していない場合でも、総利用枠の影響で、ショッピング枠いっぱいまでカードを使えない場合がある。
総利用枠が設定されている場合は、ショッピングとキャッシングのバランスを考えながら利用しよう。
豆知識:キャッシング枠は更に細分化されている場合もある
一部のカード会社では、1回払いで借り入れできる枠と、リボ払いで借入れできる枠が別々に設定されている。
また、三井住友カードのように、海外キャッシングと国内キャッシングの限度枠が異なる場合もある。
キャッシングを行う際、自身の借入れ方法がどの枠に当てはまるのか、カード会社に聞いて確認しておこう。
キャッシング枠の決まり方・増やし方
キャッシング枠(=限度額)はカード申込時に希望額をリクエストできるが、審査結果によっては希望に沿えないこともある。
ただ、最初に決められたキャッシング枠は後から変更できる。
ネットや電話から増枠を申請すると、その都度審査によって増枠を認めるかどうかを判断してくれる。
キャッシングしたときの金利(=利息)
クレジットカードのキャッシングの場合、金利は年18.0%がほとんどで、大手消費者金融や銀行とほぼ同じレートだ。
借入日の翌日から利息が発生し、借入金額と返済期間によって値が変化する。
1日あたりの利息
- 10万円借りた場合:10万円×18%÷365日=約49円
- 100万円借りた場合:100万円×18%÷365日=約493円
1ヶ月(31日)後の利息
- 10万円借りた場合:49円×31日=1,519円
- 100万円借りた場合:493円×31日=15,283円
必要以上に借りすぎたり、返済期間が長引いてしまうと負担も大きくなるので、借りる前に返済計画を立てておこう。
また、返済日までに支払いができないと遅延損害金が発生する。遅延損害金の利率は20%が一般的で、以下のように金額が決定される。
- 借入残高×20%÷365日×遅延日
借入残高10万円の場合、支払日から5日間遅れると約547円の遅延損害金が発生する。
ちなみにこれは利息の支払いとは別に発生する。つまり上記の場合だと、5日分の遅延損害金に加えて5日分の通常利息も支払わなければいけない。
キャッシング枠をつけてもカード審査に影響なし
インターネット上では、カード申込時にキャッシング枠を高めにリクエストすると、クレジットカードの審査に通りにくくなるという意見が書かれている。
カード会社に真相を問い合わせてみたところ、「キャッシング枠のリクエストはカードの発行審査に影響しない」との回答を頂いた。
確かにキャッシングの希望額を理由に審査に落としてしまうと、ショッピングでたくさんカードを使ってもらえるはずだった人にカードが発行されず、優良顧客を逃しかねない。
従って、キャッシング枠の希望額がカード審査そのものに影響することはないと推測される。
キャッシング機能のないカードもある
クレジットカードの中には、キャッシング機能が始めからついていない場合もある。代表的なものを紹介しよう。
- 株式会社ビューカードが発行しているカード
- アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッドが発行しているカード
- トヨタファイナンス株式会社が発行している一部のカード
- JALカード OPクレジット
キャッシングを目的にクレジットカードを作るなら、これらのカードは避けるべきだ。
国内での借入方法
国内キャッシングを行うには「ATM・CD(キャッシュディスペンサー)」「ネット」「電話」の3つ方法が一般的だ。
ATM・CDなら機械を操作してその場で借入れできる。ネットなら24時間受け付ているので外出の必要なし、電話なら相談しながら決められる。それぞれのメリットに適した手段で借りよう。
ネットと電話の場合は、カード利用料金の引き落とし口座にお金が入る。振込手数料は無料だ。
ATMならクレジットカードを銀行やコンビニの機械に入れるだけで借りれるので、口座からお金を引き出す感覚で気軽に利用できる。ATM利用手数料は110~220円(税込)程度かかる。
クレジットカード毎に対応しているATM・CDは異なるが、ゆうちょ銀行や大手コンビニに設置されているATMならたいていのカードに対応している。
海外での借入方法
海外でキャッシングする時は、街なかにあるATMを使う方法が一般的だ。
利用できるATMはクレジットカードの国際ブランドに応じて決められている。
例えばVISAブランドのカードなら、VISAかPLUSのどちらかのロゴが記載されているATMで利用できる。
各ブランド毎に対応しているロゴをまとめると以下の通りだ。
▼VISAブランドのカード(VISA+PLUS)
▼マスターブランドのカード(Master+Cirrus)
▼JCBブランドのカード(JCB+Cirrus)
▼アメリカン・エキスプレスブランドのカード(AMEX)
▼ダイナース・クラブブランドのカード(Diners+Pulse)
またATM以外に、提携している銀行でもキャッシングできる。しかしATMとは異なり有人窓口になるので言語スキルが必要だ。
返済方法と返済方式
借りたお金を返済するには、ATM振込みと口座引落のどちらかとなる。
通常はショッピング利用額の引き落としと同日・同口座にて、キャッシング利用額も引き落とされる。
返済方式は主に一括払いかリボルビング払いとなる。
期日よりも早く返済したい場合は、カード会社に問い合わせれば振込先を案内してくれる。金利の負担を減らすためにも問い合わせてみよう。
キャッシングに強いおすすめカード4枚
審査結果が最短当日わかる&必ずキャッシングできる ACマスターカード
ACマスターカードは、最短で即日に発行でき、しかもカードを発行すると必ずキャッシング枠がついてくる。
カードブランドはマスターカードなので、海外ではシーラスのロゴがついたATMでキャッシングできる。
「海外旅行が近いのに、手持ちのカードではキャッシング枠が少なくて心配」という場合でも、ACマスターカードならすぐに海外でキャッシングできるカードが手に入る。
年会費は無料なので、使わなくてもコストはかからない。クレジットカードでキャッシングするならおすすめの1枚だ。
初回のみ30日間金利無料!エポスカード
エポスカードは、初めてキャッシングを行う場合のみ、30日間の金利が無料になる。
つまり、30日以内に返済すれば元本を返すだけで済むので、金利の負担がない。
しかも期間内なら何度借入れても良い。例えば最初に10万円を借りて、20日後に5万円を借りても、どちらも金利無料の対象となる。
国内キャッシングだけでなく海外キャッシングでも無金利が適応されるので、海外旅行用にカードを作成してもOKだ。
カードの年会費は無料なので、いざというときに使うカードとして保有しておいても良いだろう。
海外ATM手数料無料!三菱UFJカード VIASOカード
三菱UFJニコスが発行する年会費無料の三菱UFJカード VIASOカード。
最大の特徴は、海外ATM手数料が無料になる点だ。
通常であればATMを利用する度に2ドル程度の手数料がかかるが、三菱UFJカード VIASOカードならその分を節約できる。
少しでもコストをカットしたいならこのカードに申し込もう。
ショッピングもキャッシングも万能!ライフカード
ライフカードはキャッシングにもショッピングにも適したカードだ。
年会費は無料で発行期間は最短4日、ブランドはVISAとマスタカードから選択できる。
このカードは毎年、誕生月になるとショッピング利用時のポイントが3倍になる。
誕生月はショッピング利用でポイントを貯めて、それ以外の時はキャッシング用カードとして使い分けるのがおすすめだ。