特典航空券だけじゃない マイルの使い方
更新年月日:2013年03月29日
マイルを貯めるのは何のため?
多くのマイラーが「貯まったマイルで旅行したい」という願望を持っているでしょう。もちろん、それも良いのですが、例えば海外旅行券や家族全員分の旅行券と交換するだけのマイルを貯めようと思ったら、なかなか大変です。
マイルを貯めるためのそもそものカード利用額のこと、また日系航空会社のマイレージプログラムで設定されている有効期限のことも考えると、交換に際しての最低マイル数が少なく、いつでも交換できる以下のような使い道も頭に入れてみてはいかでしょうか?
アップグレード特典
エコノミークラスからビジネスクラスへ、ビジネスクラスからファーストクラスへ。搭乗する飛行機の座席のグレードを上げられるのがアップグレード特典です。お金で支払うと高く感じますが、マイルを使えばおトクに、そして気軽にアップグレードできます。
以下、JAL・ANAにおける、アップグレードに必要なマイル数の早見表です。快適な空の旅を実現するために、ぜひ参考にしてください。
行き先 | JAL | ANA |
---|---|---|
韓国 | 9,000マイル | 12,000マイル |
北アジア | 9,000マイル | 12,000マイル |
南アジア | 15,000マイル | 18,000マイル |
アメリカ | 20,000マイル | 25,000マイル |
ヨーロッパ | 20,000マイル | 28,000マイル |
商品券やクーポン券と交換
貯まったマイル数に応じて商品券やクーポン券への交換が可能です。どのマイレージプログラムでも交換に必要な最低マイル数が必要で、JAL・ANAともに1万マイルが最低ライン。自社が発行する商品券やクーポン券に交換する場合は、交換率が高くなるのがポイントです。
JALでは、1万マイル=1万5,000円相当(他社の商品券では1万円相当)、2万マイル=3万円相当のJALクーポン券に交換できます。※2012年10月1日以降は1万マイル=1万2,000円相当になります。
ANAでは、利用できる店舗や施設ごとに交換率が異なりますが、1万マイル=1万〜1万2,000円相当のクーポン券と、2万マイルでは「シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ」や「マリオット・インターナショナル」など高級ホテルの宿泊券と交換することが可能です。
電子マネーと交換
日系航空会社のマイルは、電子マネーに交換できるのが大きな特長。JALマイルはWAONに、ANAは楽天Edyに、それぞれ交換することができます。
JALマイルは、提携会社のイオンが発行する電子マネー・WAONを搭載した「JMB WAONカード」を発行。1万マイル=1万WAONポイントに交換できます。ANAマイルは、利用可能店数ナンバー1とも言われる楽天Edyと1万マイル=1万円で交換できます。
また、JAL・ANAともに、Suica機能付きマイレージプログラムに入会していれば、Suicaへのチャージが可能です。その場合も、1万マイル=1万円の交換率になります。
ポイントと交換
各社のマイレージプログラムは、クレジットカードのポイントサービスと提携していることがほとんど。提携パートナーの数がマイル利用の幅広さでもあるため、交換できるポイントの種類の多さを基準に入会するマイレージプログラムを選ぶ人もいるほどです。
以下、JAL・ANAにおける、交換できるポイントを一覧にしました。幅広さではANAに軍配が上がりますが、よく利用するポイントなどを吟味して選ぶと良いですね。