公開年月日:2016年09月29日
GMO後払いならクレジットカードがなくてもネット通販で後払いできる
GMOペイメントサービスが提供している「GMO後払い」とは一体どんなサービスなんでしょうか。調べてみたところ、ECの事業者と利用者双方にとってメリットのあるサービスだとわかりました。特に事業者側にとっては業務の負担軽減や機会損失解消が期待できそうです。
決済・金融関連サービスのGMOペイメントゲートウェイ(GMO―PG)の子会社で、後払い決済を手掛けるGMOペイメントサービス(本社東京都、向井克成社長、(電)03―3464―2392)が提供する「GMO後払い」は、大手アパレルECサイトを中心に導入社数が増えている。
引用元:《後払い》GMOペイメントサービス「GMO後払い」/若年層のニーズ対応/大手アパレルECの導入進む |特集記事 |日本ネット経済新聞 |日流ウェブ
GMO後払いとは?
ネットショッピングといえばクレジットカードの利用が一般的だと考えていましたが、引用元の記事によるとアパレルECの利用が増えている若年層はクレジットカードを持っていない人も多いのだとか。
若年層が何歳ぐらいまでを指しているのかわかりませんが、クレジットカードを持っていないとなると、学生が多いのではないかと思われます。私もクレジットカードを作ったのは社会人になってからでした。
クレジットカードがなければ、決済は代引きか銀行振込になりますが、代引きは、あらかじめお金を用意して自宅待機していなければいけないので煩わしいという印象があります。
同様に銀行振込も窓口に行ったり、ネットでチマチマと手続きをしたりする必要があり面倒です。他にはコンビニ支払いという方法もありますが、やはりクレジットカードほどの簡便さはありません。
GMO後払いは商品到着後にコンビニや銀行で支払いができるというもの。一般的なコンビニ決済では事前支払いが必要ですが、GMO後払いでは商品到着後に支払えばよいのが特徴です。
事業者にとってのメリットも大きいGMO後払い
GMO後払いのウェブサイトによると、このサービスには次のようなメリットがあります。
- 商品代金は、GMOペイメントサービスが事業者に支払う
- クレジットカードを持っていない人、使いたくない人でも利用可能
- 代引きのような煩わしさがない
- コンビニ決済で起こりうる期日までに支払いがないことによるキャンセルが防げる
サービスの利用料がどの程度かはわかりませんが、EC事業者にとっては非常にメリットが大きいですね。ネットで数字上の売上があっても、代金を回収できなければ利益にはなりません。また代金回収のためにかかる労力は、そのままコストとして跳ね返ってきます。
その手間がかかる部分をGMOペイメントサービスに任せられる利点は大きそうです。逆にGMOペイメントサービスとしては、負担が大きい気もしますが、そこにかかる費用とEC事業者から得られる利益を相殺した場合に利益が出せるということなんでしょうね。
一定の割合で支払いが遅れる人はいると思われますが、それほど多くは無いのかもしれません。このように事業者が敬遠しがちな業務を肩代わりするというサービスは、他の分野でも応用が効きそうですね。