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公開年月日:2016年09月07日

メールアドレスと電話番号だけで買い物できるPaidy(ペイディー)に安全上の問題はないのか?

キーボードとスマートフォン

定番のキャッシュレス決済と言えば、なんといってもクレジットカードですよね。

しかしPaidyという新サービスなら、事前登録なしでメールアドレスと電話番号があれば決済できます。安全上の問題はないのでしょうかね?

事前登録不要でケータイの電話番号とメールアドレスだけで数秒で審査が完了し、オンライン決済で支払いができる新しいタイプのクレジットサービス「Paidy」を提供するエクスチェンジコーポレーションは7月27日、シリーズBとして1500万ドル(約15.8億円)の資金を調達したことを発表した。

引用元:ケータイ利用で数秒審査、新型クレジット決済「Paidy」がSBIなどから約16億円を調達 | TechCrunch Japan

Paidy(ペイディー)とは

Paidyはクレジットカードや電子マネーとは違う、新しい方式の決済サービスです。対応しているショッピングサイトで支払いにPaidyを選び、メールアドレスと携帯電話番号を入力し、SMSで送信された認証コードを入力すれば決済完了。

驚くのは事前登録なしでショッピングできてしまうところ。登録がないので利用者の住所がわかりません。となると気になるのが支払い方法ですが、Paidyは一ヶ月分の支払いを後日まとめて利用者に請求します。あとはコンビニや銀行振込で支払って完了です。

確かにこの方法ならクレジットカード番号は不要ですし、Paidyがお店への支払いを建て替えて、利用者には後から請求が来るため、店側も安心です。

請求書はすべてオンラインで、紙の請求書を発行するというオプションはありません。このあたりは完全に割りきっていますね。

安全上の問題はないのか

決済系の新サービスと聞くと、やはり安全性が気になりますよね。

お店側としてはPaidyが支払いを保証してくれるので問題はなさそうですし、利用者側のデメリットもあまりなさそうです。しかし利用者がきちんと支払いを行わない場合、Paidyはどうするのでしょうか。

金融業界には「督促」という重要な業務があります。お金を払ってくれない人に対して、期日までに支払うよう促す仕事です。柔らかめに書いていますが、実際の現場はもっと殺伐としています(笑)

Paidyではメールアドレスと携帯電話番号という個人情報は持っているものの、住所の情報がありません。最初は電話やメールで督促するとして、応じなかった場合に内容証明郵便を送ることができませんし、そんな場合はどうするのでしょうか。Paidyの運営側でもないのに、そのような心配をするのは事業継続性に対する不安からです。

もちろん様々なリスクを考慮した上でビジネスモデルを構築し、サービスを開始しているとは思いますが、新しいサービスの場合はどうしても不安が拭えないところがあります。今後どのように普及していくのか注目していこうと思います。

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