クレジットカード番号を徹底解剖
更新年月日:2012年07月01日
カード番号の重要性
クレジットカードの中央に刻印されているカード番号は、世界にひとつだけの固有の番号です。このカード番号と有効期限と名前さえあれば簡単に不正利用されてしまう、非常に大切なデータです。たとえ知り合いでも、教えるのは避けましょう。
また、ネットショッピングをする時、簡単にコピー&ペーストできるように、PCのファイルにメモしておくのも危険です。いつ、どのような経路で流出するか分かりません。確かにカード番号をいちいち入力するのは面倒ですが、カード本体で毎回確認するのがベストです。
数年前、大手ECサイトから顧客のクレジットカード番号が流出する事故・事件が相次ぎました。その後、各社がセキュリティをより強化したのは間違いありません。今後もその危険性は決してゼロではありませんが、確実に信頼できるECサイトであれば、クレジットカード情報を登録しておくのも一つの手です。
カード番号の桁数
さて、このカード番号は大抵16桁に設定されていますが、国際ブランドによって桁数が異なります。また、16桁の場合は4桁毎にスペースで区切られていますが、それ以外の桁数は表記も様々です。
ブランド | 桁数 | 内訳 |
---|---|---|
VISA、JCB、Master等 | 16桁 | 4桁 –4桁 –4桁 –4桁 |
アメックス | 15桁 | 4桁 –6桁 –5桁 |
ダイナースクラブ | 14桁 | 4桁 –6桁 –4桁 |
圧倒的に利用者数が多いのは16桁のカードなので、ネットショッピングのカード番号の入力欄はあらかじめ16桁用に設定されていることが多いようです。その場合、AMEXやダイナースのカード番号の入力方法は、ショップによってバラバラです。頭に0を付けたり、左詰めでそのまま入力したり、はたまた16桁以外のカードは使えなかったりします。どのように対処すれば良いのか、逐一確認してください。
こうした手間を考えると、ネットショッピングには16桁のカードを使ったほうが良さそうですね。
カード番号の意味を知ろう
このカード番号は、ただ数字を被らないように、無作為に羅列しているのではありません。それぞれの数字に意味があり、情報が詰まっています。ここでは、最も多く利用されている16桁のカード番号を例にとってご説明します。
(左から数えて)最初の1桁目
国際ブランドの識別番号です。
- JCB、AMEX、ダイナース(※Citi Cards Japanのみ) → 「3」
- VISA → 「4」
- MasterCard → 「5」
2桁目~6桁目
クレジットカード発行会社の識別番号です。同じカード会社でも、合併や会社分割によって番号が異なる場合があります。
7桁目~15桁目
カード固有の識別番号です。規則性は不明です。
最後の16桁目
15桁目までのカード番号が正しいかどうかを確認する番号です。これも規則性は非公開です。
ただの数字にしか見えないカード番号が、世界中の膨大なカード決済を支えているかと思うと、ちょっと興味が沸きますよね。自分だけの番号として、大切に管理してください。