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サインのイロハを解説

更新年月日:2012年07月01日

カード利用にはサインが必要

クレジットカードの裏面には署名欄があります。新しいカードが届いたら、まずここに必ずサインをしておきましょう。

筆記用具は、油性ペンでも水性のボールペンでも構いません。ただし、ゲルタイプの水性ペンはインクが定着しにくいので避けてください。なかなか乾かずに、ただの汚れと化してしまう恐れがあります。もちろん、鉛筆や消せるボールペンで書くのもやめましょう。

ショップのポイントカードなら、署名欄を空白のまま使うのはよくあることです。しかし、クレジットカードの場合は「たかがサイン」とあなどってはいけません。サインがないクレッジットカードは、加盟店で利用できません。たとえICチップ搭載のカードだとしても、スーパーなどサインレスの加盟店だとしても、サインのないカードは原則受け付けてもらえないのです。

また、サインのないカードを紛失したり、盗難された場合、不正利用されても補償してもらえません。それほどまでに、クレジットカードのサインは本人確認のための重要なデータなのです。

サインは日本語と英語、どちらがいい?

いざカードにサインをしようとして、一番迷うのが「日本語がいいのか、英語がいいのか」という点です。確かに、カードの表面にはローマ字で名前が刻印されているので、英字が正しいような気になりますよね。

実際は、日本語でも英語でもどちらでも構いません。正確に言えば、言語や文字、書体は自由です。日本で一般的に使われているのは漢字やローマ字ですが、ひらがなでもカタカナでも、はたまた絵文字でも象形文字でもOKなのです。

真似されにくいという観点では、日本人であれば日本語のサインがおすすめです。海外でカードを利用する時も、大抵は日本語のサインで通用します。ローマ字にするなら、崩した書体の方が真似されにくく、何よりもスマートに見えます。しかし、無理してサインの練習をするぐらいなら、普段書きなれている書体で毎回再現できる方が賢明でしょう。

OKなサイン、NGなサイン

サインのスタイルは、意外にも自由だということがお分かりいただけたと思います。それでは、通用するサインのボーダーラインはどこにあるのか、ご説明しましょう。

OKなサイン

  • ニックネーム
  • 名字だけ
  • 名前だけ
  • イニシャル(英字)
  • 絵文字、顔文字、象形文字など

どの場合も、自分でカードに署名し、利用時も自分で伝票にサインするのが前提です。なお、絵文字などは内容に制約があるわけではありませんが、名前を連想させる範囲にとどめておいたほうが、社会通念上無難だと思われます。

NGなサイン

  • カードの署名と違う内容のサイン
  • 代筆

例えばカードには漢字で署名しているのに、伝票のサインはローマ字、というのは通用しません。確かにサインの書体は自由ですが、カードの署名と利用時のサインは同一である必要があります。

また、代筆も禁止されています。たとえ夫婦であっても、本人以外のカードは利用できません。案外、ここを勘違いしてしまう方が多いようです。家族で1つのカード契約を共有したい場合は、銀行口座と同じように「家族カード」を発行すれば便利ですよ。

サインは自分を証明する大切なものですが、堅苦しく「フルネームを漢字で書かなければいけない」というような決まりはありません。オリジナリティがあって、サッと書けるサインを色々と考えてみるのも、新しいカードが届いた時の楽しみのひとつですね。

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