一括払いと2回払い
更新年月日:2013年03月26日
クレジットカードの最もお得な支払方法
カードを利用すると手数料がかかるというイメージのあるクレジットカード。しかし、必ずしも手数料がかかるわけではありません。クレジットカードを利用しても現金と同じ金額で済む支払方法、それが「一括払い」と「2回払い」です。それぞれの支払い方法の特徴をみていくことにしましょう。
一括払いはカードの基本
おそらく、一番よく耳にする支払方法ではないでしょうか。一括払いとは1回払いとも呼ばれており、代金の全額を1回で払い終える使い方です。実際、店頭でクレジットカードを利用している人のほとんどが、店員に支払回数を尋ねられると「一括で」と答えています。
利用者が多い理由のひとつは、手数料がかからないという点。分割払いやリボ払いなどでは、支払い方に応じて手数料率が決まっており、代金に上乗せして請求されます。しかし、一括払いは代金のみ。クレジットカード会社の処理が1回で完了するため、文字通り「手数がかからない」というわけです。
もうひとつは、支出管理が簡単だという点。クレジットカードの明細には代金そのものが記載されているので、いつ、どこで何を購入したり、どんなサービスを利用したのかが一目で分かります。より現金に近い感覚で利用できる支払方法だと言えるでしょう。
なによりも、店頭では一括払いを指定するのが通例になっている節が否めません。分割払いは財力がないのを告白しているようで恥ずかしい、という潜在意識が、日本人には多かれ少なかれあるようです。そこの心情までもクレジットカード会社は把握しており、店頭で一括払いを指定しても、後から支払方法を分割やリボに変更できるシステムが充実しています。安心して「一括で」と宣言してください。
意外と知られていない、2回払いの魅力
2回払いとはその名の通り、代金を2回に分けて支払う方法。つまり、半額ずつ2カ月に渡って請求されることになります。実は意外と知られていませんが、ほとんどのクレジットカードが手数料を支払わなくても2回払いができるようになっています。これも一括払いと同様、他の分割払いに比べてカード会社の手間がかからないのが理由です。
とはいえ、2回払いはクレジットカード会社としては積極的におすすめしにくい支払い方法。一括払いよりも請求の手間は多いけれど、手数料は取れないのですから。ということは、利用者にとってはおトクな使い方だということ。普段は一括払いで、少し金額の大きなショッピングは2回払いで…と使い分ける人こそ、まさしくクレジットカードの達人ですね。