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注意!延滞すると遅延損害金が発生

更新年月日:2013年04月02日

遅延損害金とは?

クレジットカードの契約項目には必ず、返済期日に関する記載があります。理由はどうあれ、この約束を破ると債務不履行ということになり、遅延損害金という賠償金を支払わなくてはなりません。

その額は一定ではなく、利用額に応じて決められる額に、支払いが遅れた分の日数をかけて計算されます。そうして計算された遅延損害金を、本来支払うべき額にプラスして支払うことになります。

この遅延損害金は、ショッピングとキャッシングで決め方が違います。ショッピングの支払いにおける遅延損害金は年率14.6%まで(消費者契約法)、キャッシングの支払いにおける遅延損害金は利息制限法が定める金利の1.46倍までと決められています。

ショッピングの遅延損害金の計算方法

ショッピング利用の支払いが遅れた時の、遅延損害金の計算方法は以下の通りです。

請求金元金×遅延損害金年率÷365(日)×支払い期日後経過日数=遅延損害金

例えば50万円分のショッピングをして、支払い期日を10日過ぎていたとしたら、遅延損害金は以下の金額になります(遅延損害金年率は最大の14.6%で計算しています。カード会社によって年率は異なるので、利用規約をしっかり確認しておきましょう)。

500,000(円)×0.146÷365(日)×10(日)=2,000円

キャッシングの遅延損害金の計算方法

キャッシング利用の支払いが遅れた時の、遅延損害金の計算方法は以下の通りです。

借入残高×遅延損害金実質年率÷365(日)×支払い期日後経過日数=遅延損害金

例えば借入残高が50万円あり、支払い期日を10日過ぎていたとしたら、遅延損害金は最大で以下の金額になります(遅延損害金実質年率は、利息制限法が定める金利の上限18%の1.46倍にあたる26.28%で計算しています。カード会社によって年率は異なるので、利用規約をしっかり確認しておきましょう)。

500,000(円)×0.2628÷365(日)×10(日)=3,600円

遅延でカードが利用できなくなる!?

1日でも支払いが遅れると、その時点でクレジットカードは利用停止となります。即ブラックリスト入りにはなりませんが、そのカード会社の記録にはしっかり、遅延の事実が残ります。後々、ショッピング枠やキャッシング枠の増額を希望したとしても、その記録がネックになって、審査に通らないことも考えられます。また、ずっと支払わずにブラックリストに載ってしまえば、他のカードを作ろうとしても審査に通りません。

遅延損害金だけでなく、支払いの遅れに良いことはひとつもありません。期日までにきちんと支払えるよう、計画的な利用や支払日の確認を怠らないようにしましょう。

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