リボルビング払い
更新年月日:2013年03月27日
リボルビング払いとは?
「リボ」という略称がだいぶ定着してきた感のあるリボルビング払い。これは、前月末のクレジットカードの支払い残高によって、毎月あらかじめ決められた額を支払う方法です。アメリカでは主流の支払い方法で、日本でも各カード会社が積極的にPRした結果、かなり浸透しました。
リボ払いだと、利用額に関わらず請求額にビックリする心配はありません。ある意味、毎月の固定費のような感覚で家計管理がしやすいのも人気の理由です。
リボ払いの支払い方法
リボ払いには、次の4種類の使い方があります。
店頭リボ払い
ショッピングの際にリボ払いを指定する方法。クレジットカード利用時に支払い方法を聞かれたら「リボ払いで」と伝えればOK。ただし、リボ払いを取り扱っていない加盟店では利用できません。
利用後変更型リボ払い
「あとからリボ」などと称されるのがこれ。ショッピングをした後でカード会社に連絡し、リボ払いに変更できる方法です。また、上記のようにリボ払いが店頭で利用できなかった場合には、とりあえず一括払いを指定し、この方法を用いることもできます。
事前登録型リボ払い
あらかじめ、すべてのクレジットカード利用をリボ払いにするよう設定しておく方法。自分で設定した毎月の支払い額を超えた場合は、翌月以降に回されます。また、追加での返済や全額返済も可能なので、懐具合に応じて増額できます。
リボ専用クレジットカード
通常のクレジットカードに付随して発行する、リボ払い限定のカード。このカードの利用分はすべて自動的にリボ払いになります。
支払い金額の設定
リボ払いでは、利用残高に応じて月々の最小支払い元金(ミニマムペイメント)が決められています。クレジットカード会社によってミニマムペイメントの額も、利用残高の区切りも様々。ゴールドカードなどのステータスカードは、利用残高に関わらずミニマムペイメントが1万円以上に設定されている場合もあります。また、このミニマムペイメントに追加して、毎月の支払い額を指定できるカード会社もあります。
分割払いとの違い
簡単に言えば、分割払いは支払う回数を決める方法で、リボルビング払いは支払う金額を決める方法。どちらも手数料が発生し、利用金額を分けることに変わりはありませんが、利用方法も手数料もまったく異なります。
一般的には、リボ払いの方が分割払いよりも手数料の年率は高めに設定されています。例えば、A社は24回払いの実質年率が14.75%なのに対し、リボ払いは15.0%。B社は12回払いの実質年率が13.03%なのに対し、リボ払いは13.08%。
また、分割払いでは支払いを終える時期が分かりますが、リボ払いではそれがはっきりしません。毎月のクレジットカード利用額が支払い額を超えることも多く、支払い期間が長引くことも。毎月の利用明細で支払いの進捗をきちんと確認するのが賢明です。分割払いとの違いを理解して、上手に使い分けてください。