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公開年月日:2016年08月30日

中国のクレジットカードブランドが売上高世界一!Union Pay躍進の背景

人民元

クレジットカードのグローバルブランドといえばVISAとMastercardですが、なんと中国のUnion PayがVISAを抜いて売上高世界一の決済ブランドになったそうです。驚きの反面、納得できる部分も多くあります。中国は経済政策に関して批判されることもありますが、学ぶべきところも少なくありません。

中国の電子決済ブランドUnion Pay(中国銀聯)の売上高が史上初めてVisaを上回り、「世界一のクレジットカード・ブランド」の座が入れ替わることになった。Union Payが世界総売上高の37%(5ポイント増)という記録を叩きだしたのに対し、Visaは32%(2ポイント減)、マスターカードは20%(1ポイント減)と、いずれも後退気味。

引用元:中国Union PayがVisa抜いて売上高世界一の決済ブランドに | ZUU online

人口が多ければ経済力も増す

Union Payが首位になったというニュースを聞いて改めて感じるのは「人口=経済力」ということです。単純な話で、毎月100万円を稼ぐ人が1人いるよりも、20万円を稼ぐ人が10人いた方が総額では上回ります。

つい20年ほど前までは低コストで大量生産ができるということで、世界中の企業がこぞって中国に工場を作りました。コストの安さには圧倒的なものがあります。12年程前に中国の企業に印刷物の見積もりをお願いしたところ、金額は日本の印刷会社の1/5でした。

時間はかかりますが船便で納品してもらえば、印刷にかかるコストを圧倒的に下げられましたし、急ぎで航空便を使っても、なお中国に印刷をお願いした方が安いというほどの差がありました。ここまでコストが安いと、もはや自国で同じものを作っていたのでは価格競争に勝てません。世界中の企業が生産拠点を中国に置いたのも無理はないという状況でした。

日本の家電メーカーは20年前の時点では中国は作るだけで技術力は自分たちのものという自負があったのかもしれませんが、中国は着々と技術力を高め、国際的な競争で優位になりました。ものづくりは特許技術やデザイン力といった付加価値も重要ですが、生産力も重要です。

圧倒的な規模で世界中から生産を請け負ってきた中国は、それにより技術力や経済力を蓄えていきました。莫大な人口を抱える中国ならではのやり方といえるでしょう。

中国の経済政策には学ぶべきところもあるかも

中国では国家規模の通信制限により、GoogleやTwitter、Facebookなどが使えません。世界中で利用できるはずのインターネットにこのような制限をしてしまうことを批判する声も多くあります。確かに負の側面もありますが、経済について考えれば悪いことばかりではありません。

中国には中国版のGoogle、Twitter、Facebookにあたるサービスがあります。世界の市場は、検索サイトはGoogle、ショートメッセージによるコミュニケーションはTwitter(最近はInstagramの方が上ですが、まあそれは置いといて)、クローズドなSNSはFacebookが、それぞれ支配的になっています。

もしも中国でこれらのサービスが自由に使えたとしたら、その市場は全て外資企業に奪われていた可能性が高いです。強引ではありますが参入障壁を作って自国の利益を守っているとも考えられます。ここから学ぶべきこともあるんではないでしょうかね。

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