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スキミング・フィッシングの被害に遭わないための対処法

更新年月日:2012年07月07日

増えるネット犯罪

東京、大阪、名古屋…。人が多く集まる場所には、よからぬ輩も集まってくるのは自明の理。当然、インターネットの普及に伴って、ネット犯罪も増加の一途を辿っています。

下記は、警察庁が発表したサイバー犯罪の推移グラフ。インターネットを利用した犯罪の検挙数が増えていますが、一方で、インターネットを利用したオークション詐欺などの事件の検挙数は減っています。これは、詐欺防止対策が進んでいることの証であり、インターネットユーザーにとってはありがたい話ですね。

とはいえ油断は禁物。インターネット上では今も、フィッシングなど犯罪は後を絶ちません。また、現実世界でもスキミングなどの犯罪が横行しています。それぞれがどのようなものなのか、説明と対策をご紹介するので、犯罪に遭わないように十分注意してください。

フィッシングとは?

「おめでとうございます!プレゼントが当選しました!」
「至急、ご連絡ください!」
こういった内容のメールが来たら要注意です。

フィッシングとは、詐欺師が金融機関などを装って、ユーザーからクレジットカード番号や暗証番号を詐取する詐欺のことです。

メールに貼り付けられた金融機関などのリンクをクリックすると、その金融機関のwebサイト(本物)と同時に、暗証番号などを入力するポップアップウィンドウ(偽物)が開かれます。このとき、本物のメインウィンドウを信用して、偽物のポップアップウィンドウにクレジットカード番号や暗証番号を入力して送信してしまうと、詐欺師に個人情報が渡ってしまうのです。

フィッシングに遭わないための対策は?

まず覚えておいていただきたいのは、金融機関やクレジットカード会社の方から、クレジットカード番号や暗証番号を聞いてくることはない、ということ。そうした情報は金融機関やカード会社の方でも持っているわけですから、当然ですよね。

以下、フィッシングにかからないための対策を記しました。インターネットをする時は大抵が一人でしょう。自分の身を自分で守るために、徹底して対策しましょう。

  • 1. パソコンにフィッシング対策ソフトやウイルス対策ソフトを入れる
  • 2. 覚えのないメールは開かない
  • 3. そうしたメールを開いても、リンクを開かない
  • 4. 銀行口座を定期的に確認する
  • 5. 暗証番号やパスワードを厳重に管理する

スキミングとは何か?

スキマーとよばれる機械を使ってクレジットカードの情報を読み取り、その情報を元にクレジットカードを偽造する犯罪をスキミングと呼びます。犯罪者は、偽造したクレジットカードを使って商品の購入を行い、その商品を売った代金を得ます。

当然、明細書はもともとのクレジットカードの所有者に送られます。カード所有者はその時になって初めて、自分のクレジットカードが不正に使われたのを知ることとなります。

スキミングに遭わないための対策は?

スキマーにはおおよそ、2種類あります。ひとつ目は、店舗のカード読み取り機が細工されているもの。もうひとつは、ハンディタイプで磁気情報を読み取るもの。いずれの場合でもカード自体は手元にあるため、スキミングされたことに気づきにくいのが功名な手口と言えます。

  • 1. 明細書をしっかり確認し、不正な利用があればすぐにカード会社に連絡する(盗難保険が適用されます)
  • 2. カードの暗証番号をこまめに変える
  • 3. 怪しい店舗ではカードを利用しない

以上のスキミング対策を徹底して、無用なトラブルに遭わないように細心の注意を払いましょう。

最近では、スキミング防止のためにICチップを入れたクレジットカードもあります。もし手元のクレジットカードにICが付いていない場合は、カード会社に連絡して変更してもらうよう手続きをしてください。

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