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クレジットカードの現金化のカラクリと傾向

更新年月日:2012年07月07日

カードの現金化とは何か

クレジットカードには、ショッピングやサービスの代金として事後に支払いをおこなう「ショッピング枠」と、現金を借り入れる「キャッシング枠」があり、それぞれに限度額が決められています。このうちの「ショッピング枠」を、現金を得る手段として利用することをクレジットカードの現金化と呼びます。

これは、カードの利用規約に反する使い方。判明するとカードの利用停止など厳しい罰則規定があるので、絶対におこなわないのが鉄則です。しかし「国民生活センター」にも相談件数は増加の一途を辿っている様子。

その理由のひとつに、改正貸金業法があります。「キャッシングの額が年収の3分の1以上になると新たな借り入れができなくなる」「専業主婦の場合、配偶者の同意が得られなければキャッシングができなくなる」といった内容の法改正により、クレジットカードの現金化をする人が増えているのが現状です。

事例に見る現金化

クレジットカードの現金化をおこなうには業者が介在します。業者の手口は主に2つ。具体例を示すので、こうした手口にひっかからないように注意しましょう。

買取方式

カード利用者が業者の販売する商品、または業者の指定する店で商品を購入し、その商品を業者が買取る方式。下記が一連の流れの例です。

  • 1. カード所有者は、業者から、または業者が指定する店から50万円分の商品をクレジットカードで購入します。
  • 2. 購入後、業者が商品を回収するのと引換に、カード所有者に40万円を渡します。
  • 3. 後日、カード所有者の元にクレジットカード会社から50万円分の請求が届きます。

キャッシュバック方式

この方式では、業者がカード加盟店になっていることが条件なので、あまり一般的ではないかもしれません。下記が一連の流れの例です。

  • 1. まずはカード所有者が、50万円のショッピング枠を現金化することを業者に申し込み、業者からクレジットカードで商品を購入します。購入する商品には50万円の価値はなく、せいぜい数百円程度です。
  • 2. 業者はクレジットカード会社に50万円の請求をおこないます。業者は、カード会社から支払がおこなわれたことを確認すると、商品を発送すると同時に、そのうちの40万円をキャッシュバックとしてカード所有者の口座に振り込みます。
  • 3. 後日、カード所有者の元にクレジットカード会社から50万円分の請求が届きます。

現金化トラブルは増加の一途!

例を見ると、カード所有者は50万円のショッピング枠を現金化するにあたって、40万円という現金を得る代わりに10万円の損を被っています。すぐに現金を手にしたいと思うあまり、「10万円くらいだったら、引き落とし日までに用意できるだろう」と考える人が多いのですが、それがトラブルの種になります。というのも、現金化業者の中には悪質な詐欺師が潜んでいるから。

上記を例に取ると、詐欺の手口では業者から40万円が支払われることはまずありません。そもそも支払いがおこなわれないか、手数料などといって少額しか支払われることがないのです。しかし、クレジットカード会社からは50万円の請求が届き、カード所有者はカード会社に対して50万円を支払わなければならないのです。

「生活資金を得るために」「借金返済のために仕方なく」といった理由はあれど、あくまで利用規約に反することであり、場合によっては借金苦から自己破産…といった最悪のケースにつながりかねないので、絶対におこなわないようにしてください。

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