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公開年月日:2016年04月19日

クレジットカードの改悪とは?あなたが持ってるお得なカードも、いつかは改悪されるかも…

指を差す悪人面の男

クレジットカードを選ぶ際に、ポイント還元率や年会費を重視して選ぶ人は多いだろう。しかし、クレジットカードのスペックは突然変更されることがある。

その変更内容が、以前よりも良い条件に変われば「改善」と呼ばれて歓迎される。逆に以前よりも悪い条件に変わってしまった場合は「改悪」と呼ばれる。最近は改善よりも改悪が行われるケースが目立ち、カード所有者にとって悩みの種となっている。

この記事では、クレジットカードの改悪について紹介する。まずは実際に筆者の身に起こった改悪例を紹介しよう。

改悪の具体例

筆者は漢方スタイルクラブカードという、ポイント還元率1.75%を誇る高還元カードを愛用していた。年会費は1,650円がかかるが、これだけ還元率が高ければむしろ安いと思える優れたクレジットカードだ。

ある日、カード会社から筆者の元に1通のお知らせが届いた。そこに書かれていたのは、「今後漢方スタイルクラブカードの還元率は1.75%から1.5%に引き下げます。」というものだった。まさに改悪の瞬間に直面してしまったわけだ。

たかだか0.25%の引き下げではあるが、年会費は据え置きでポイント還元率だけが下がるとなれば良い気はしない。また、還元率1.5%ならば、同じ還元率で年会費が安いカードもあるので、そちらのカードへの乗り換えを決めた。

以上が筆者が体験した改悪例だ。ポイント還元率以外にも、クレジットカード業界では様々な改悪が発生する。年会費の値上げ、ポイント交換先の減少、交換レートの変更、保険内容の縮小など…。

こうした改悪に直面した場合、ユーザーが取るべき行動は、残念ながら受け入れるしかない。

改悪が起きたら、受け入れるか解約か

クレジットカード発行会社は、クレジットカードのスペックをいつでも自由に変更できる。筆者が経験した漢方スタイルクラブカードの改悪も、法律にもカード会員規約にも違反しておらず、全く問題のない正当な変更だ。

つまり、ある日突然改悪が宣言されても、ユーザーはそれを受け入れるしかない。もちろん改悪に対して抗議の声を上げることは自由だ。しかし、「ユーザーのみなさまからの抗議の声を受けて、改悪はやっぱりやめます!」なんて宣言をしたクレジットカード会社は聞いたことがない。

もしも受け入れられないという場合は、残された道はカードの解約しかない。

乗り換えた先でもカードの改悪が行われる可能性があるので、どのカードに乗り換えても結局改悪の恐れはある。しかしそこは割り切って、現時点でベストなカードを選ぶと良いだろう。もしくは、年会費無料のカードに入会する手もある。年会費無料のカードなら、例え改悪が行われても使わなければいいので、そもそも解約する必要がない。ただし、年会費そのものが無料から有料になる、という改悪が行われる場合もある。

やはりクレジットカードに申し込む際には、改悪が行われたら仕方がないという気持ちを持つことが精神衛生上良いだろう。

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