公開年月日:2015年11月18日
達人も即登録!クレジットカードを登録するだけで、カード利用ポイントに加えて独自ポイントも貯まるアプリ「CRECO」を紹介!
CRECO(クレコ)というスマートフォン用の無料アプリをご存知だろうか?11月頭に登場したばかりのアプリで、画期的なサービスが話題を呼んでいる。
このアプリに「クレジットカードの利用明細を閲覧するのに必要な認証情報(ログインID、パスワード)」を登録すると、月間の全てのカード利用額の1%分のCRECOポイントが貯まる(※月に1万ポイントまで)。
例えば楽天カードで1万円の買い物をすると、通常は100楽天スーパーポイントだけが貯まる。この時CRECOに楽天カードを登録しておくと、楽天スーパーポイントに加えて100CRECOポイントも貯まるわけだ。
CRECOポイントは1ポイントで約1円分の価値があり、5万ポイントで5万円分の一休.com宿泊割引クーポンや、10万ポイントでTDL年間パスポートとの交換などに使える。
アプリのダウンロード料金は無料で、アプリ内課金もない。ユーザーはコストを負う必要がなく、ポイントが貯まるメリットだけを受け取れる。画期的なこのアプリについて詳しく紹介していこう。
CRECOのビジネスモデルは広告収入
CRECOは完全無料で利用できるサービスだ。では逆に、運営会社はどのように利益を得ているのだろうか?
最初に紹介した通り、CRECOに登録するには「クレジットカードの利用明細を閲覧するのに必要な認証情報」を提供する必要がある。つまり、「ユーザーがクレジットカードを利用して何を買ったか」がCRECOに提供される。
CRECOはその明細情報を元に、ユーザーが興味を持ちそうな商品・サービスを扱っているお店の割引クーポンをアプリ内で配信する。これにより、クーポン配信元のお店から広告収入を得る仕組みだ。
このようなビジネスモデルはCLO(Card Linked Offer)と呼ばれ、アメリカでは数年前から既に成功実績を挙げている。
セキュリティは万全のようだが…
画像引用元:CRECO(2015年11月17日取得)
気になるのはセキュリティの問題だ。クレジットカードの利用明細へのアクセス情報がCRECOに渡るので、流出のリスクが伴ってしまう。
これに対してCRECOは、「登録したカード情報を暗号化しつつ、スマートフォン内にのみデータを保存するので情報漏えいの心配はない」と断言している。
これを鵜呑みにするかどうかは各々の判断に委ねられるだろう。
その他のメリットも考慮し、使ってみることにした
話をこのアプリのメリットに戻そう。冒頭で紹介した通り、カード利用額に応じてCRECOポイントが貯まるのが最大のメリットだ。そしてそれに加えて、カードの利用明細が管理しやすくなるメリットもある。
つまり複数のカードの利用明細を登録しておけば、このアプリを開くだけで「いつ」「どこで」「どのカードで」「いくら使ったか」がすぐにわかる。複数のカードを使い分けるユーザーにとっては大きなメリットだろう。
また、自分の利用状況に沿った割引クーポンを受け取れるので、日々の買い物に有効活用できる可能性が高いはずだ。
なお、登録できるクレジットカードはイオンカード、JCBカード、楽天カードの3種類だけだったが、その後アメリカン・エキスプレス・カード、セゾンカードにも対応し5種類となった。対応カード数は順次増やしていくそうだ。
アプリのダウンロードはiOS向けのみAppStoreから行う。Android向けは開発中とのことだ。
まだまだ発展途上のサービスではあるが、筆者も興味を持ったのでiPhoneにインストールしてみた。何か大きな動きがあった際には改めて報告していくつもりだ。