公開年月日:2015年10月12日
豚の貯金箱がデジタル化!仮想通貨で貯金するスマート貯金箱が登場
画像引用元:ERNIT – The Piggy Bank Reinvented(2015年10月09日取得)
クラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて、仮想通貨を貯金できる豚の貯金箱が登場し、出資を募っている。
スマートフォン用アプリを使い、銀行口座やクレジットカード、Bitcoin(ビットコイン)から貯金できるスマート貯金箱だ。
仮想通貨なので入金しても代わり映えしないが、光るメーターにより貯金額がわかる仕組みだ。
デジタル貯金箱なら離れていても入金可!簡単に取り出せないメリットも
画像引用元:ERNIT – The Piggy Bank Reinvented(2015年10月09日取得)
このデバイスは子供たちに貯金や節約について教えるために作られたもので、最初にほしいおもちゃなどをアプリで選択し、目標金額を設定する。
貯金額はいつでも確認できるし、目標に対する進捗状況もわかりやすい。
また、貯金額の表示と共にほしいおもちゃの写真も表示されるので、貯金する意義を見失うことなく続けられる。「このペースで貯めていけばいつ手に入るのか」というのもわかりやすく勉強になる。
貯金に関して言うと、家の手伝いをする代わりにお小遣いを貯金してあげるのが適した使い方だろう。スマートフォンさえあれば離れて暮らす祖父母でも送金できるので、お小遣いをあげる代わりにビデオ通話の時間を設けるのも良いだろう。
画像引用元:ERNIT – The Piggy Bank Reinvented(2015年10月09日取得)
また、貯金箱を破壊しても貯金が取り出せないのも強みだ。
誰もが経験していると思うが、現金で貯金した場合、目標金額まで貯まっていないのにも関わらず貯金箱を開けてしまうことがある。
筆者もその1人で、貯金箱を逆さにして現金投入口に定規を入れ、小銭を取り出す悪事を働いた覚えがある。
デジタル貯金箱なら一度貯めたお金を子供が取り出すことは困難だ。目標を諦めることなく、目標を達成する喜びや貯金のありがたみを学べるだろう。
子供の内から仮想通貨について学べるチャンス
画像引用元:ERNIT – The Piggy Bank Reinvented(2015年10月09日取得)
貯めたお金はどのように管理されるのか?スマートフォンを紛失した場合はどうなるのか?などの疑問も多数湧いてくるが、「仮想通貨を貯金できる」という近未来的な製品の登場にはワクワクさせられる。
近年、おサイフケータイや交通系icカードの普及で現金を持ち歩くことも少なくなった。また、楽天Edyでお賽銭を払えるお寺が登場したりと、まさにあらゆるシーンで現金の代わりとなり始めている。
身近にこの製品のようなデバイスがあれば、子供の頃から目に見えない通貨について勉強できるだろう。
日本でも利用できるかどうかや、日本語への対応は現時点では不明だが、目標金額が集まれば2016年5月に世界中の出資者に向けてリリースされる予定とのことだ。